肥後の猛婦

　評論家の大宅壮一は、「熊本の猛婦たち」という評論の中で、「明治以後、婦人の地位向上のためにたたかった婦人の多くは熊本出身である」と紹介している。　こうした、女子の地位向上に影響をを与えたのは、明治の思想家である「横井小楠」の実学の考え方で、その精神は、数多くの後継者たちにより受け継がれています。　

  女子教育に貢献した竹崎順子、矢嶋楫子、横井玉子、嘉悦孝子、河口愛子、女性史の研究に身を投じた高群逸枝、社会運動家の緒方貞代、木村駒子等など‥‥数多くの熊本の女性が近代の黎明期を切り拓 いていったのです。　

　　　　*　熊本市総合女性センタにて、取材したものです。

   

くまもと世界の蘭展

　グランメッセ熊本での「くまもと世界の蘭展」。 　

　協賛会社の大掛かりな蘭のディスプレイ、大会審査の発表展示、フラワーデザインの展示、ディーラーによる展示販売などがあった。会場は、東洋蘭の素朴さとさまざまな色の西洋蘭がもつ華麗な雰囲気と、それらの花が放つ独特の香りに包まれていた。

　「誕生月の蘭」のコーナーでは、自分の誕生日の蘭をさがして、すっかり蘭のとりこになっていた。 　　　　

　*　「誕生月の蘭」については、ナビゲーションバーをご覧下さい。

      

新春のいぶき

　新しい2009年(平成21年)が明けました。静かな元旦です。　おとそを注いで、おせちをいただきます。今年は、やや遅れて雲の間から朝日がちょっと顔を出しました。

　庭のロウバイもすっかり葉を落として、黄色の花びらは、甘く強い香りを放っています。　春はまだまだですが、うぐいすが、「チャッチャッ」と地鳴きをはじめました。本格的な、さえずりを聞かせてくれるのも、もうすぐと思われます。