生活

とりとめもなく

天国と地獄とバーガーとエルネスト

2017年10月12日 23時53分45秒 | 映画とハンバーガー
今日はお休みなので余すことなくいろいろやらないと…
錦糸町楽天地で午前十時の映画祭を観る。今かかっているのは黒澤明監督の「天国と地獄

ドラマでリメイクしてたこともあったが観たことないし、映画のほうも観るのは初めてなのでとっても楽しみなのである。
どういうお話かというと、説明がめんどくさいからいつもお世話になっているmoviewalkerから引用させていただきます↓

エド・マクベイン原作“キングの身代金”を「椿三十郎」の小国英雄、菊島隆三、久板栄二郎、黒澤明が共同で脚色、黒澤明が監督した刑事もの。撮影は「娘と私」の中井朝一と「ニッポン無責任時代」の斎藤孝雄。
ナショナル・シューズの権藤専務は、大変な事件に巻込まれてしまった。明日まで五千万円を大阪に送らないと、次期総会で立場が危くなるというのに、息子の純と間違えて運転手の息子進一を連れていってしまった誘拐犯人から、三千万円をよこさないと進一を殺すという電話があったからだ。苦境に立った権藤は結局金を出すことになった。権藤邸に張りこんだ戸倉警部達は権藤の立場を知って犯人に憎しみを持った。金を渡す場所。それは、明日の第二こだまに乗れということだった。犯人は戸倉警部達を嘲笑するかのごとく、巧みに金を奪って逃げた。進一は無事にもどった。権藤は会社を追われ、債権者が殺到した。青木は進一の書いた絵から、監禁された場所を江の島附近と知って、進一を車に乗せて江の島へ毎日でかけていった。田口部長と荒井刑事は、犯人が乗り捨てた盗難車から、やはり江の島の魚市場附近という鑑識の報告から江の島にとんだ。そこで青木と合流した二人は、進一の言葉から、ついにその場所を探り出した。その家には男と女が死んでいた。麻薬によるショック死だ。一方、戸倉警部は、ある病院の焼却煙突から牡丹色の煙があがるのをみて現場に急行した。金を入れた鞄には、水に沈めた場合と、燃やした場合の特殊装置がなされていたのだ。燃やすと牡丹色の煙が出る。その鞄を燃やした男はインターンの竹内銀次郎とわかった。また共犯者男女ともかつてこの病院で診察をうけており、そのカルテは竹内が書いていた。今竹内をあげても、共犯者殺人の証拠はむずかしい。戸倉警部は、二人の男女が持っていた二百五十万の札が、藤沢方面に現われたと新聞に発表する一方、竹内には、二人が死んでいた部屋の便箋の一番上の一枚に、ボールペンで書きなぐった後を復元した、「ヤクをくれヤクをくれなければ……」という手紙を巧妙に渡して、腰越の家に罠を張って待った。そして、竹内には十人からの刑事が尾行についた。竹内は横浜で麻薬を買った。肺水腫に犯された二人が麻薬純度九〇%のヘロインをうって死なないはずがない。竹内はそのヘロインを今度は、伊勢崎町の麻薬中毒者にあたえてためそうというのである。果して一グラム包〇・三%を常用している中毒者は忽ちにしてショック死した。彼は薬の効果を確かめてから、二人の男女中毒者をおいておいた腰越の別荘に走った。そこには、すでに戸倉警部の一行が、ずっとアミを張って待っているのだ。

というお話です。
1963年の作品だが4K上映でとってもきれい。143分という長い話なのに最初から最後までちゃんと面白くて、傑作である。
エド・マクベインの小説が原作なのだって。それが面白いのだろうか?理由はどうあれとにかく面白かった。
有名企業の専務の息子をさらうはずが人違いで運転手の息子を誘拐してしまった犯人がそれでも身代金を要求し、それに専務が応じるかどうかという葛藤のシーンが私はいちばんグッときたのだ。たしかに自分の子は無事だったが、他人の子だからといって金を出さないわけにはいかない。でもいま出してしまったら、株の買収のために必要な金が足りなくなってしまう。それは企業内での失脚をあらわす。そんな専務(三船敏郎さんです)と運転手役のやりとりがたまんなくてちょっと泣いてしまいました。
子どもをさらって金を得ようなんざ言語道断!卑劣極まりない犯人である。現実世界にもたまにいるが、そんなやつはお天道様が許してもこの私が許さん!そんなものが成功してしまったらもうこの世の中は破綻しちゃう。たまに海外のテロリスト集団がジャーナリストを人質にして政府に金を要求するが、それも同じようなことだし、普通(というのもアレだが)金持ちの子どもをさらって親に大金を要求するものだが、誰彼かまわず子どもをさらって政府に身代金を要求するみたいなやつも出ないとも限らないのではないか?とか思ってしまった。
今はおじいちゃんおばあちゃんの役者さん(というかほとんど死んでる)がたくさん出ててそういうのも面白い。山崎努がすごーく若くて医者のインターンの役で出てるんだけど高良健吾に似ている。
観て良かったなあ~

さてと映画の後は英会話スクール。
なんかもう上達せずに後退してる気さえする…
もっと自習しないとなあ…
そしてその後はハンバーガー食べに行きました。南新宿の駅の裏にあるICONへ。

ただいま限定バーガーがたくさんありすぎてどれにしようか迷う~
春に食べて美味しかったかぶバーガー、それの秋バージョンが始まってるのでそれにしました。

春のときはカブの直径が大きかったからその輪切りが1枚入ってたが、今回のは半月型のが螺旋状に折り重なっているよ。
付け合わせにはカブのサラダもついてこれは美味しい~
歴代ICONバーガーのなかでも3本の指に入るかふバーガーが復活して嬉しい。野菜たっぷりだし、ただでさえハンバーガーなんてバランス栄養食なのにさらに完璧に近くなっちゃうねー
ハロウィン仕様で上のパンにオバケのユポピとコウモリのピックがささってるが、

バックが黒だとコウモリがとけこんじゃって見えないねー
ホワイトバックで撮れば良かった…
ちなみに春のかぶバーガーはこちら↓

今日のはこちら↓

どちらも美味しいよ。
まだ始まったばかりでかぶが新鮮なのでさらにウマイ。


ホットチョコもやってる。これウマイ。カカオニブがジャリジャリ入ってウマイ。
いまICONは限定バーガーだらけなのでまた行かないと…
ごちそうさまでーす
また長居してしまった…

今日はこのまま帰るか、それとももう1本映画を観るかと思ってたのだが間に合いそうだったからTOHOシネマズ新宿で「エルネスト」観ることにしました。

どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっていますmoviewalkerから引用させていただきます↓

キューバ革命の歴史的英雄、チェ・ゲバラと共にボリビア戦線で戦った日系人青年、フレディ前村ウルタードの半生を描く、人間ドラマ。オダギリジョーがスペイン語を完璧にマスターし、体重を12キロ絞るなどして数奇な運命を辿った主人公を熱演。『人類資金』などオダギリとはこれが3度目のタッグとなる阪本順治が監督を務める。
キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ)は、1967年、ボリビア戦線で落命。同じ頃、ボリビアでゲバラと共に行動し、ゲバラからファーストネームである<エルネスト>を戦士名として授けられた日系人がいた。その名は、フレディ前村(オダギリジョー)。日系二世として生まれたフレディは、医者を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学。その後、キューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔し、ゲバラの部隊に参加する。やがてフレディは、ボリビア軍事政権へ立ち向かっていくが……。

というお話だった。
てっきり、チェ・ゲバラの片腕的な、全てを託された男は日系人だった、みたいな、革命戦線を舞台にした戦争ものだと思ってたのだが(何年か前にやってたチェ28歳の革命みたいな)そうではなく、ボリビア出身の日系人2世の青年がキューバの医学校に留学してるさなかにボリビアの民族解放軍に加わり戦死するという話だった。おもに彼の人間性について描かれていた。
私いまちょうど仮面ライダークウガを観てるんですけどそのオダギリジョーが日系2世として全編スペイン語で芝居してるのがなんか感慨深いのである。
観て良かった。
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