真実は、いつもひとつ！

今日は水曜レディースデーなので映画を観た。
東銀座の銀座シネパトスまで行ってきました。地味ーで暗ーくて重ーい社会派映画「BOX　袴田事件　命とは」というのを観てきた。事件ものの映画ってけっこう好きでよく観るのだけど、いつもだいたいやりきれない気持ちになってしまうが、今回は特にそうだった。
１９６６年の６月３０日（奇しくも、今日です）に静岡県清水市で起こった殺人放火事件の犯人に仕立て上げられてしまった男と、冤罪の印象を強く受けながらも有罪判決を下すことになってしまった裁判官の葛藤を描いた作品となっております（実際の袴田事件はこちら→
袴田事件）
味噌会社の専務家族が殺されて金品を盗られて放火されるのだが、その家に隣接する従業員寮に住んでた袴田巌（新井浩文くんです）がかつてプロボクサーだったということで疑いの目を向けられ、猛暑のなか連日１２時間以上にもおよぶ拷問まがい（というか拷問）の取り調べを受け、やってないもんはやってないし何も知らないのだが「やった」とひと言言えばこれから解放されるのか・・・というところまで追いつめられてとうとうやったことになってしまう。その頃にはもう意識朦朧で白目むいちゃってるんですよ。犯行時に着ていたという血染めの衣類もでっち上げられ、ズボンはサイズが小さくて履けないというのにそれを証拠に死刑になってしまうのよ。
「自白の強要」と言葉にしたらあっさりしたもんだが、取り調べではそれはもう死んだほうがましな目にあわされるし、なんでやってないもんをやったと言ってしまうのかというのも何も知らない者からしてみれば「死刑になっちゃうのになんでやったと言っちゃうのか、アホか」と思ってしまうが、逃げた先が死刑であっても今ここから逃げたいとまで思うほどの酷い拷問にあうと思ってください。
そして、最初の裁判で調書に疑問をもって冤罪であると主張した裁判官がいて、これが熊本典道（萩原聖人くんです）という人なのですが、ほかの二人の裁判官と意見が折り合わずに多数決で決めることになって結局２対１で死刑の判決を下すのです。
そして人が人を裁くことができるのかということ、冤罪という印象を強く受けながらも自分が人を死刑にしてしまったという良心の呵責にさいなまれ、有望だったのに裁判官を辞めてしまうんです。その後はつねにとり憑かれたように袴田のことを考えてるように描かれていた。
なんだかおかしな描き方をしたシーンもあったけど、思うあまりにそれほどまでに袴田と同化しちゃってるみたいな感じにしたかったんだろうな。
これは映画だから本当に本当はどうだったのかというのはわからない。でももし自分の職場で殺人事件が起きて、何も知らない自分が殺人犯に仕立て上げられて死刑宣告を受けたらどう思います？？「だって実際やってないし、まさかねー」なんていうのが一切通用しない絶望といったらどんなものか。ちなみに袴田さんはいまも東京拘置所にいます。事件から４４年です。
やってないのに犯人にされ人生を奪われた人がいるいっぽう、やったのにのうのうと生きてる奴がいるのだよ。
・・・というモヤモヤした気持ちがどうにもならないのでそのモヤモヤをエネルギーに変えて家まで歩いて帰った。

星と影

毎日毎日蒸し暑い。
でも食欲は衰えないんだよな～
冷麺なんかを作ってみたよ。
　こんな感じで合ってる？？
じーちゃんちの屋上でとれたきうりとみっちゃんちの屋上でとれたシソ。年をとると屋上で野菜を育てるようになる。
ところで、
　島田荘司「最後の一球」
これ面白いですよ。
御手洗くんも石岡くんも出てくるのだが、もはや主人公は彼らではない。１６個の小さい章に分けられているのだが御手洗くんが出てくるのは最初のうちだけで、第５章から最後までずっとひとりの元野球選手の独白で終わる。
少年のころから野球ひと筋で、家も貧しいことから将来は必ず野球選手になって母親に楽をさせてあげたいという気持ちで努力してきたひとりの男がいる、しかしギリギリのところでなんとかプロに入ることができたが、血のにじむような努力をしてもどうしても一軍選手にはなれない。そして公式試合では２度投げただけで、プロの世界を去っていく。かたや、高校、大学、ノンプロをつねに注目されながら経て同じチームに一位指名で入団したスター選手がいた。
この対照的なふたりがね、話の肝なんですが、この作品の場合は事件がどうとか謎ときがどうとかそういうのはもうどうでもよくなってきちゃうのよね。試合やかけひきの描写だとか、選手の関係性だとか面白いし、いま実際の世の中を騒がせている野球賭博なんかもからんでかなりドキドキさせられ時間も忘れて読んでしまった。一度でも野球に入れこんで観たことのあるひと、ひいきの選手がいてそのひと振りに一喜一憂したことのあるひとなんかはぜひ読んでいただきたいです。かなりグッとくるんじゃなかろうか。
そうだよなープロの舞台で、あの煌びやかなカクテル光線と大歓声を浴びて注目されながらプレーするスター選手なんてもうほんの一握りどころの話ではないよね、もう小指の爪の先っちょくらいのもんだ。その何倍もの、星の数ほどの選手たちがスターになれずに人知れずプロの世界を去ってゆくんだものねー。
最後の最後でなんとなく昔の短編集（「御手洗潔の挨拶」だと思う）に入ってた「数字錠」を思い出しちゃった。

びーしゃびーしゃで秋葉原

今日ほど蒸し蒸しと不快な日があったろうか？？というくらい蒸し暑い日だった。
ずっとモヤモヤした曇り空でなんだか気分が悪い。というかこの梅雨に入ってからというもの、眠くて眠くてしかたがない。きっと湿気に体力を吸われてるのだろー。
夕方、そろそろ涼しくなってきたかな？と思って散歩に出かけた。雨も警戒して傘を持って出たら、家を出てすぐ降り始めとうとうスコールのような大雨に
こんなに降るとは思わなかったからサンダル履きだし、もうビッチャビチャである。びちゃびちゃ歩いてそうして辿り着いたのは秋葉原。おスーにすすめられた鉄道用のスタンプノートを買いに来たのであった
ノートを買って喫茶店でちょっと本を読んでから帰った。陽も落ちたというにいまだ蒸し暑いが雨はすっかりやんでいた。
　「透明人間の納屋」
島田荘司作品が続きますが、またしても御手洗ものではない。少年の夏休みに起きた大事件。SFみたいなオカルトみたいな童話みたいな感じも盛り込みつつ実は社会派だった、ような気がする。独特の雰囲気があって面白かったです

おもいやりバー

いったい我が家のどこにそんな金があるのか知らないが今日はパパが友達と泊りがけで軽井沢にゴルフに行くってんで、ママが羽をのばす日。というわけで恒例の女子だけでご飯食べに行く日。
私は仕事が終わってから亀戸へ。サンストリートで待ち合わせて、ママとおまめと一緒にシズラーへ行った。前々から、ソフトクリーム盛り放題のビュッフェに行きたいと言っていたのだ。
シズラーといえばサラダバーだ。メインのステーキとか頼んでる人もチラホラいたがサラダバーだけという人も多い。だってサラダだけじゃなくパンとかカレーとかハヤシとかグラタンもあるからね。
ふだんなかなか大量に野菜を食べられないからここぞとばかりに色の濃い野菜をたくさん食べた。しかし、おまめがトルティーヤが好きだと言っていっぱい食べてたので私も興味津々で試してみたのですが、これがなかなかおいしくて、私も３回くらいおかわりして食べちゃった。

トルティーヤの皮でお腹がふくれちゃうから１枚だけにしてその後は中身だけをコーンチップにつけつけ食べてた。このチリビーンズふうのやつが、今は亡きウェンディーズを思い出させる味でおいしく、ナチョチーズもおいしく、じゃんじゃん食べてお腹いっぱい。
でもデザートはまだまだ入るので

チョコレートファウンテンとソフトクリームを利用してバナナパフェみたいのを作ってみました（おかわりしました）
お店は家族連れでけっこう混みあってたけど
「お先にどうぞ」「ありがとう」
「あらすいません」「こちらこそ」
といったふうにみんなゆずり合ってたくさん盛ってはたくさん食べていて、日本は平和だなーと思った。

わっか亭

いましずたろが日本に帰って来てるので今日は久しぶりにキョーコさんも交え三人で会うことになった。
奥沢のおいしい鶏料理のお店わっか亭に連れてってもらった。あのブリンブリンのレバー串が売り切れていたのは残念だったがどれもおいしくて幸せであった。フォアグラとバナナ串は謎めいていたが・・・
夏場に鍋でもいいじゃないか！

UFO大通り

梅雨とは思えない良い天気。
夕方涼しくなってからコーヒー飲みに行ったりして。
最近までこれ読んでた↓
　島田荘司「UFO大通り」
変なタイトルの変な話だった。これは御手洗くんが出てくる作品だ。
私が常日頃、神奈川県（とくに横浜とか江ノ電沿線の鎌倉とかのあたり）にうすらぼんやりとした憧れをいだいているのはきっと御手洗くんシリーズの影響が強いのだと思います。

戦争と平和

今日は雨が激しく降ったが夕方からは不思議と晴れたのでぶらぶら散歩に行った。となり町の森下文化センターてゆーとこに田河水泡のらくろ館があるので入ってみた。
のらくろくんの作者の田河先生が若いころ深川に住んでたからこんなのがあるんだって。でも生まれた所はまさに私の実家と同じ町なので、細かい町名まで一緒なので（明治時代だからまだ墨田区でなく東京市本所区というが）変な親近感がわいたのだった。しかも私の13歳の誕生日が命日という・・・
のらくろくんよく知らないけど戦前から1981年まで続いた漫画なんだよー天涯孤独の野良犬が入営して二等兵・一等兵・上等兵・伍長・軍曹・曹長・少尉・中尉・大尉と出世してゆき最後は喫茶店のマスターになるんだよ
素敵すぎる。戦争漫画なのになんか平和な漫画だ。。

METROPOLITAN ORBIT

最近また島田荘司先生の本読んでんだ、いつか買いだめしたやつにようやく手をつけた。
てっきり御手洗くんシリーズだと思っていた「帝都衛星軌道」、違った。御手洗くん出てこないけど面白かったー
ちょっと童話めいた所がある気がする。といっても、そう感じるのは私だけかもしれない思うが。

プレ父の日

今日はおまめに会いに本八幡まで行くつもりだったが、わけあって逆におまめに錦糸町に来てもらうことになった。もうすぐ父の日だというにプレゼント全然思いつかなかったのだが、二日前に雷に打たれたように思いついたのだ。
しかしまずは腹ごしらえアルカキットにあるパスタ屋がこのたび店内で打った生麺をメニューに全面使用という変革をやりとげたので行ってみたかったのだ。
　たのんでもいないのにスカイツリー正面の席（おまめと荷物のシルエット）
パスタは意外とおいしくなかった。１１８０円もしたのに！！
マルイへ。
団塊世代おっさんに支持されてそうなVANというお店でプレゼントを買った。靴下とゴルフで使うマーカーというやつである。はたして喜んでもらえるのだろうか？？
という買い物はあっさりすませておやつを食べることにした。おやつを求めて亀戸まで行ってしまった。しかし入ったのは
　ガスト
その後サンストリートをうろついておまめを駅までおくる。
　勇気を出して亀戸駅でスタンプ獲得
ひとりで駅ビルとかうろついてから帰った。昼の生パスタが納得いかなかったので帰りにスーパーで
　こんなのを買って、夕飯に作ってみた。
　冷蔵庫にこんな具しかなくて見た目がずいぶんとあんかけ焼きそばめいているが
３８０円なのに昼のやつと大差ない味だった。昼のパスタが惜しまれる。
昨日も今日もたくさん歩いた。

川崎でネオ漫画

おスーから急に誘われて川崎へ行くことに。
仕事の後、横須賀線に乗り込み武蔵小杉駅で待ち合わせ。
最近私は讃岐うどんに傾倒しているので駅ナカにあるJR系列の「さぬきうどん」というお店（直接的な名前だなあ）に入りました（少々強引にうどん好きをアピールしておスーの口から「ここにしますか」と言わせたのはすいません）
　おろし生醤油うどん
麺は店内で打ってるわけではなさそうだがなかなかおいしかった
うどん～うどんが好きだよ～
その後バスで川崎市民ミュージアムというところへ行った。

いまここで【企画展】横山 裕一 ネオ漫画の全記録:「私は時間を描いている」というのをやっている。
横山裕一というひと、私は全然知らなかったけど作品はなんとなく見たことある気がする。
なんだか・・・不思議な漫画だった・・・時間を描いているというのは言い得て妙。じっくり観たら非常に疲れた。
そしてミュージアムを出てバスに乗り、今度は川崎駅方面へ向かった。ラゾーナというショッピングモールがあるから何かとできそうな気がしたから。
ブラブラしたり買い物したりして、喫茶店に入った。私はチーズケーキのセットにした。おスーはおなか減ったと言って

ハイティーセットをたのんだのでちょっとびっくりした。なんだかよく覚えてないが映画の話ばかりしてた気がする。
夜が更けてきたので帰った。
（きょうのスタンプ部→武蔵小杉駅、川崎市民ミュージアム、川崎駅　３ポイント）