里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

クリスマスの思い出

2007年12月24日 23時56分45秒 | オフシーズン2007-08

いつも元気付けてくれる友人に、毛糸のバッグを編みました。
毛糸2玉で編めたので、実質半日くらいで出来たのですが、
ちょっと重いものを入れたら、あっと云う間に伸びちゃうだろうなぁ。

ところで、大切なクリスマスの思い出を1つ披露します。
今から半世紀近く前、幼稚園に行く前の、本当に昔のことになってしまったお話。

私は大阪の北東に位置する守口市と寝屋川市の市境界近くに住んでいました。
大阪を流れる淀川にも目と鼻の先の所でした。
(もちろんその頃の私には、1日懸かりの遠出でしたが)
半世紀も前のことですから、そのあたりは大阪の中でもまだ田舎で、
私の家は庭が広くて、茅葺きの屋根、玄関から台所までは土間になっていました。
天井が吹き抜けになっていて、子供心に薄暗い天井を見上げるのが怖かったものでした。
部屋は4部屋だったと思います。

あれは4つくらいのクリスマス・イヴの日。
玄関を入ってすぐ左の部屋で、父方の親戚が集まって大人たちの忘年会を兼ねて
クリスマス・パーティ(と云う程でもないのは当時は当然。)をしていました。
ケーキを食べてジュースを飲んで、とても楽しかったのを、今でも覚えています。

そんな中、かなり遅くなって(子供時間で)、
真っ暗な隣の玄関で、コトリ!と何かが届く音がしたんです。
もうおわかりですよね、クリスマスプレゼントが届いたんです!
でもその頃から怖がりだった私は(と云うかこの事から怖がりになったのかも)、
父や母が「サンタさんが来たんじゃない?」と云って、
真っ暗な隣の玄関への障子戸を開けて、一人で取りに行かせようとする両親を
「なんて怖いことを強いる親なんだ」と本気で思ったのでした!
4つの子供がですョ…。

で結局、「嫌だ!」と云って取りに行かない私に代わって親戚の兄が取りに行き、
2つ(その兄の分も)届いたプレゼントの選択権も兄が取ってしまい、
子供ながらにも感じた自分の不甲斐なさに、すごすごと隣の部屋に用意されていた
布団に入って寝てしまいました。
でも、翌朝起きて自分が抱いて寝ていたプレゼントが本物だと確認してからは、
世の中にサンタクロースが本当にいて、自分の家に届けに来てくれた!と
本当に本当にうれしくて、本当に信じてしまったのでした。

もちろんこれは父と母の策略だったわけで、その時のサンタクロースは
今はもう孫までいる年になってしまった優しい叔父なのでした。

寒い夜、車の中で出番を待ってくれていたのに、演出に応えられなくてごめんね!
Merry Christmas!
今夜、世界中でサンタ役をしてるお父さんやお母さんにも
Merry Merry Christmas!
聖なる夜を!

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