OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕 体操しようよ

2020-06-15 20:06:30 | 映画

 

 たまにはこういった“緩い”作品もいいかもと思ったのですが、まあまあですかねぇ。

 やはり草刈正雄さんにはこういった役はどうかな?と思います。先のNHK朝の連続ドラマ小説でも感じたのですが、年相応でも“凄み”を感じる役の方が似合っていますよ、絶対。(ジョン・トラボルタが大化けしたように)

 その他の出演者の方々というと、きたろうさんはいつもながらのいい味を出していましたし、木村文乃さんも自然な演技で物語にマッチしていました。

 

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〔映画〕 キングダム

2020-06-14 21:04:37 | 映画

 

 原作のコミックはとてもヒットしているようなので、さて「実写版は?」と期待して観てみました。

 が、ある意味“期待どおり”で、正直なところ、最高に残念な作品だと思います。
 主人公も「とにかく元気な」だけ、その他の登場人物も、その人としての背景や内面が全く描かれていないので、誰にも魅力を感じないんですね。映像も、不自然な中国風?チャンバラシーンが続くだけです。

 コミックの評判を踏まえると、映画化する際のプロット・シナリオに致命的な問題があるのでしょう。

 

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〔映画〕 光

2020-06-13 21:37:30 | 映画

 

 原作は、三浦しをんさんの作品とのことです。

 映画らしい映画だと思います。音楽もとても効果的でした。
 キャスティングはというと、女優のお二人については正直なところ大いに物足りなさが残りますが、井浦新さんと瑛太さんの演技はそれぞれ素晴らしい味を出していたと思います。

 ただ、物語の流れという点では、背骨になるようなプロットもなくラストも中途半端な印象で、私にはまったく合いませんでした。

 

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〔映画〕 監禁探偵

2020-06-12 19:04:06 | 映画

 

 真面な推理ドラマだと考えるとダメです。犯人捜しという点では、ここまで支離滅裂だとどうにもなりません。

 ともかく、「コミックを映像にしたらこうなりました」といった作品です。なので、そういう観点で観ると全く別の楽しみ方ができるのでしょう。

 ただ、私の場合、この作品を映画館で観たとすると「勘弁してくれ~!」と叫んだはずです。(観に行った自分自身が悪いのですが・・・)

 

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真説金田一耕助 (横溝 正史)

2020-06-11 19:47:15 | 本と雑誌

 新型コロナウィルス禍の影響で長期間にわたっていつも行く図書館が休館になっているので、新しい本を借りることができません。 
 ということで、かなり以前にダウンロードしていた電子書籍の中から気軽に読めそうなものとして選んだのが本書。昭和51年9月から1年間、毎日新聞で連載されたエッセイをまとめたものとのことです。

 ちょうどその頃でしょうか。私も横溝正史さんの作品はかなり読んでいました。特に「金田一耕助」シリーズは、舞台が岡山の作品も多く、映画化やTV化されたものはほとんど観ていました。
 映画化といえば、昭和50年代に「角川作品」として多くの横溝作品が大ヒットしたわけですが、昭和20年から30年代にも映画になっていたんですね。当時の代表的な金田一耕助役は片岡千恵蔵さんだったのですね。

 当時、横溝作品の映画化あたって、江戸川乱歩さんが声をかけてきたそうです。その様子を横溝さんはこう語っています。 

(p119より引用) そのときの乱歩の手紙によると、カツドー屋を相手にする場合、絶対にこちらの希望や主張は通らないものと思え。かれらは勝手に原作をゆがめてしまうものだから、立腹しないようにと、対カツドー屋さん心得書きみたいなことが書き添えてあった。乱歩のように己を持すること高き人物でも、カツドー屋さんにかかると押し切られてしまうのかと、おかしくもあり、空恐ろしくもあり、それ以後私は映画人に対する場合、乱歩の言葉を金科玉条として、絶対に注文をつけたりはしない。唯々諾々、仰せごもっともで通している。その代わり気に入らなきゃ見ないまでと腹をすえている。

 どうやら、当時は、映画になるとかなり原作が様変わりしていたようですね。
 昭和36年の映画「悪魔の手毬唄」では、高倉健さんがスポーツ刈りでスーツ姿の金田一耕助を演じたというぐらいですから・・・。いくら何でもそれはないでしょう。(ただ、“怖いもの見たさ”でちょっと覗いてみたい気はします) 

 

 

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〔映画〕 エンジェルの狂気

2020-06-10 21:15:48 | 映画

 

 こういった作品のジャンルを「心理ホラー」というらしいですね。

 基本的に「ホラー」は大の苦手なので、どうして観てしまったのだろうと我ながら少々選択に失敗してしまいました。

 フォレスト・ウィテカーの怪演は“流石”なのですが、やはり全編を通してのおどろおどろしさと観終わっての後味の悪さは、私にはダメです。

 

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〔映画〕 ロンリーハート

2020-06-09 21:53:20 | 映画

 

 この作品も実話に基づくものとのこと、かなり凄まじい話ですね。しっかり見ごたえのある映画に仕上がっていました。

 恰幅の出たジョン・トラボルタは、こういった役はとてもよく似合います。ただ、その上を行ったのが、犯人の一人を演じたサルマ・ハエック。こちらも“余人をもって代えがたし”の演技でした。

 あと、トラボルタ演じる主人公の刑事の相棒役ジェームズ・ガンドルフィーニ。彼のキャラクターもとてもいい味を出していましたね。

 

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〔映画〕 その土曜日、7時58分

2020-06-08 19:08:59 | 映画

 

 シナリオとしてはかなりよくできた作品ですし、登場人物のエピソードごとに時間軸を前後させながら進めていく構成もなかなか面白いです。

 キャスティングの面でも、フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホークという芸達者な俳優を配したしっかりした作りですね。

 久しぶりに映画らしい映画を観たような気がします。

 

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〔映画〕 世界侵略:ロサンゼルス決戦

2020-06-07 22:17:56 | 映画

 

 この映画も観るのは2度目ですね。


 この手の「異星人地球侵略もの」の中では、比較的リアリティある映像とストーリーの作品です。
 とはいえ、献身的なスーパーヒーローがいて、圧倒的戦力を誇る敵ではあっても「ひとつの弱点」で形勢が逆転してしまうといったプロットは共通です。

 有名なシリーズものでお馴染みの俳優さんも登場していて、役柄の違いにちょっと違和感を感じました。ひとつの作品でのインパクトが大きいというのも “良し悪し” ですね。

 

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〔映画〕 エリジウム

2020-06-06 19:56:00 | 映画

 

 この映画も観るのは2度目です。
 映像配信サービスを利用しているとこういうことがよくありますね。

 作品の感想ですが、映像の精細さはそこそこのレベルだと思います。メッセージ性をもう少しアピールできるプロットでしたが、バイオレンスシーンに過大に重きが置かれたのでしょう、物語としてはとても薄っぺらい作品になってしまいました。

 マット・デイモンは役柄にフィットしていましたが、ジョディ・フォスターの「役」には物足りなさが残りますね。

 

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〔映画〕 イコライザー

2020-06-05 21:12:08 | 映画

 

 この手の映画にしては、主人公に近い人々の犠牲が少なかったので、それだけでもよかったです。

 デンゼル・ワシントンをキャスティングしたのはちょっと違うのではと思いましたが、こういったHappy Endを迎えるストーリーだったら狙いどおりだったのかもしれませんね。

 2018年には続編も制作されたようです。映像配信サービスで公開されたら観てみましょう。

 

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〔映画〕 グッドナイト・ムーン

2020-06-04 20:26:47 | 映画

 

 ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリスとここまで役者を揃えている割には物語の作りとしては今一つといった印象です。もちろん、それぞれの役者さんの演技にはまったく何の不足もないのですが。

 アメリカ映画ではよくあるシチュエーションなだけに残念ですね。
 では、どうすればよかったか・・・。

 ストーリー中のエピソードの扱いがそれぞれ“尻切れトンボ”だったような気がするので、そのうちのどれかを“太い枝”として掘り下げて、それがゆえにこうなったという「因果性」を強める工夫をしてみてはどうでしょう。

 

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〔映画〕 世界の中心で、愛をさけぶ

2020-06-03 20:25:20 | 映画

 

 こういった正統派のラブストーリーには正直もって弱いです。

 「あなたに会えてよかった」というセリフは最強です。
 長澤まさみさんの代表作といわれるのもわかりますね。高校生のヒロインのキャラクターに120%ピッタリです。
 もちろん、山﨑努さんの役回りもしっかりと礎石になっていますし、少ししか登場しない役者の方々もそれぞれ活かされています。

 今ごろ観たのかといわれそうですが、素直に「いい映画」だと思いますよ。

 

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〔映画〕 ヒトラー暗殺十三分の誤算

2020-06-02 17:20:25 | 映画

 

 観るのは2回目でした。

 現在の展開を小出しにしながら、そのシーンに関わる過去の背景やエピソードを描いていくといったストーリーの進め方はなかなか面白いですね。

 実話に基づく作品ということですが、こういったプロットを扱うには「映画」が最適だと思います。
 私としては、結構気に入った作品ですね。

 

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ドリトル先生航海記 (ヒュー・ロフティング・井伏 鱒二 (翻訳))

2020-06-01 18:51:56 | 本と雑誌

 福岡伸一さんのお薦め本だったので、「この歳になって」という気がしますが手に取ってみました。 

 読む前に私が勝手に想像していた“航海記”というイメージとはかなり違っていましたが、確かに良質の物語だと思います。 
 読むとしたら「小学校の中高学年」ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。 

 この歳になって読むと、井伏鱒二さんの訳なのかとか、この言い回しは今はちょっとマズイのではとか、どうでもいいことが気になったりするのですが、それ以上に、読む人によってさまざまな刺激を受けることのできる素晴らしい作品です。 

 特に、最後のドリトル先生がポプシペテルを離れ、故郷の街に戻ることを決断するシーンはとてもいいですね。 

(p372より引用) 
 偉大な決意がなされるのは、いつでも、一瞬間をでないものです。だんだん明るくなる空をあおいで、先生の姿がきゅうに起きなおりました。ゆっくりと先生は、神聖な王冠をぬいで砂の上におきました。 
 「あれたちは、ここで、かんむりをさがしあてるだろう。」と、先生は、涙にむせぶ声でつぶやきました。「わしをさがしにきて、そうして、わしの逃げ去ったのを知ることだろう…。わしの子どもたち、かわいそうな子どもたち!ーなぜ逃げたか、わかってくれるだろうか…。なあ、わかってくれるかしら。ーでは、堪忍しておくれ!」 
 先生は、パンポから古い帽子を受けとりました。それから、ロング・アローのほうにむいて、さし出された手を、無言でにぎりしめました。 

 こういった作品を読むと、幼い時期、“小学校での授業”や“塾での勉強”よりも「いい本との出会い」がとても大切なんだということをシンプルに気づかせてくれます。 

 

 

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