腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

𠮷新ブーシェ覚醒中

2023-01-20 17:57:49 | ギター
覚醒中なのです。

到着初日は、音も反応も鈍くて「普通に古い日本のギター」状態でしたが、2日後には覚醒しています。

到着時はヤフオク落札の古いギター状態で、埃まみれの汚いギターだったので気がつきませんでしたが、実は55年前のギターとはとても思えない位に状態の良いギターでした。
ざっと見た感じでは割れや剥がれの修理跡も無く、ブリッジの浮きも無し。
ネックは少し順反りで演奏には問題無し。

よほどしっかりと作られているギターだったのでしょうねえ。
ギターの寿命はせいぜい20年と言われていた時代に作られたのに、55年経っても問題無い位にガッチリと作られています。
𠮷新博氏はやはり忘れられた名工の予感。

糸巻きも何とかギリギリに機能しています。
でもこれは出来るだけ早くに交換したい気分ですが、、、

ナットは駄目です。
1弦が食い込んで異音発生中。



とりあえず紙を挟み込んで対応しています。
これも出来るだけ早く交換したい。


一番の問題は


 
元の塗装の上からウレタンと思われるビッカビカの塗膜が吹き付けられてしまっている事。
オリジナルはたぶんシェラックのはず。
かなり古い段階で一度ウレタン塗装されてしまっている様子です。

一生懸命弾き込んでいるのに、未だに音が「スコーン」って抜ける様には鳴ってくれないのは、この分厚いウレタン塗膜のせいかも?


初日の深い眠りに入った状態から、まだ4日しか経っていないですが、それでもかなり覚醒してきています。
朝と夕方では別の楽器の様に覚醒してきています。
今の状態でも日本の60年代の名工河野、野辺あたりが作ったギターと比べても遜色ありません。
以前持っていた60年代のベラスケスよりも音量があって響きが良くて𠮷新ギターの方が好みだったりします。

「𠮷新博は、やはり60年代日本の忘れ去られた名工だった!!」と思ったりしています。

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