腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

「情け無用のジャンゴ」シュール・レアリズム・ウエスタン

2006-05-24 13:13:30 | 映画とTVを見ました、小説読みました
まだまだ、続くマカロニウエスタンねたです。

「情け無用のジャンゴ」は、個性派俳優トーマス・ミリアン主演の超カルト!!マカロニウエスタンです。
「マカロニウエスタン=残酷」の例として必ず上げられるのが、この映画の中のシーン、悪党が、体に撃ち込まれた黄金の銃弾を奪い合った人達に、体を素手でエグラレて、殺されていくシーンです。
とても正視出来ない。。。。

メキシコ人とアメリカ人の混血の主人公(邦題ではジャンゴになっているが、映画の中では、名前は出てこない)は、仲間のメキシコ人達と共に、アメリカ人強盗団と組んで輸送中の砂金を奪うが、裏切られ仲間は皆殺しにされてしまう。
主人公は、二人のインデオに助けられて生き返り、裏切り者の強盗団を追う。

裏切った強盗団は、その後不気味な町へ立ち寄ってしまう。
そこはインデオ達に「不幸の町」と呼ばれる町で、児童虐待、「スザンナ」を歌う不気味な子供、黒服のホモ軍団、幽閉された美女、父親の愛人のドレスを引き裂く美少年、、、などがいる悪夢のような町で、、、、

裏切り者の強盗団は、町の住人達に襲われて一人づつなぶり殺しにされて、吊るされてしまう。
最後に残った強盗団の頭領も、主人公が撃ち込んだ黄金の銃弾で、瀕死の状態に、、、
ここで、例の体をエグラレるシーンが。。。

その後も、奪われた砂金を、町の二人の有力者と黒服ホモ軍団のボスが奪い合い、地獄絵図が繰り広げられます。
ホモ軍団に犯されて自殺する美少年、頭の皮を剥がれるインデオ、十字架に裸で縛り付けられて吸血コウモリに襲われる主人公、ダイナマイトでばらばらに吹っ飛ぶホモ軍団、鏡に映るボスの射殺シーン、屋敷に火を放つ狂人の女性、火事で溶けた砂金を頭からかぶり死んで行く町の有力者、、、

それで、唐突に映画が終わります。。。。

子供の頃、このマカロニをTVで見た時は、???でした。
残虐シーンはほとんどカットされていたはずなので、余計訳分からなかったよーで、、、
覚えていたのは、狂った美女が不気味だったのと、頭から溶けた砂金をかぶるシーンだけでした。
銃撃シーンもほとんど無いし、マカロニ独特の粋な格好良さも無いし、、、
ストーリーも???です。
さすが「シュール・レアリズム・ウエスタン」と呼ばれたマカロニです。

主演のトーマス・ミリアンは、他にもミョウなマカロニに出ています。

ホラーの帝王ルチオ・フルチが監督した、ロードムービー風マカロニ「荒野の処刑」(←これもかなり???なマカロニ)では、残酷な狩人の役でした。

「続荒野の用心棒」「殺しが静かにやって来る」のセルジオ・コルブッチ監督の「荒野の珍道中 ザ・サムライ」(←ジュリアーノ・ジェンマが主演してたんですよねえ、、、)ではミョウな日本語?を喋って、ひたすらペコペコ頭を下げる変な足軽?の役で出ています。

同じくコルブッチ監督の「ガンマン大連合」では、ひょんな事から革命の英雄になってしまう、おバカな靴磨き(←だったかな?)役。

マカロニ俳優の中では2枚目の方なのに、変な役ばっかりやっている曲者俳優です。
最近は、どーしているんだろう???





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