先日、神代植物公園に行かれた生徒様からの、バラの花情報です。
神代植物公園には、バラ園があり、約400種類・5200株のバラが栽培されています。
さて、みなさんは、「アンネのバラ」というのをご存じでしょうか。
第二次世界大戦時、運命に翻弄されながらも、強く生きたアンネ・フランクに捧げられたバラです。
~「アンネの日記」でおなじみのアンネ・フランクは、ユダヤ人の迫害を逃れるため、家族とともにオランダの隠れ家で生活していました。「アンネのバラ」は、そのときアンネがいつも屋根裏部屋から眺めていた野バラを、ベルギー人の園芸家が品種改良して「アンネ・フランク」と名付け、アンネの父・オットーさんに寄贈したものです。つぼみは赤色で花が開くとオレンジ色になり、徐々に花弁が淡いピンク色に変わっていく、グラデーションのとても美しい品種です。
昭和50(1975)年、高井戸中学校の当時の2年生が、国語の授業で「アンネの日記」を学び、感想文を冊子にまとめて、アンネの父・オットーさんに送ったことから交流が始まりました。翌年の昭和51(1976)年にオットーさんから高井戸中学校にアンネのバラ3株が贈られました。~杉並区広報課 「アンネのバラ」一般公開より
この高井戸中学校(杉並区)のアンネのバラを見に行ったことがあるそうで、とても美しかったとのことです。
なので、アンネのバラが神代植物公園にあるか探してみたところ、ちゃんと咲いていたそうですよ。
神代植物公園では、今週末の5月28日(土)・29日(日)に8時からの早朝開園を行います。
普段では味わうことのできない、バラの香りが最良の「朝の時間」を楽しめるチャンスです。
週末にお出かけされてみてはいかがでしょうか。