goo blog サービス終了のお知らせ 

よろずの記 and 爺へ               

人生、残り少なめの日々の出来事や思いの綴りです。
やはり、ツーカーと話せるのは爺でした。  

バス旅行一日目

2008年04月07日 00時01分33秒 | 旅行記

高齢者ばかりの旅行、今回は一泊で熊本県の人吉、天草方面に貸切バスで行きました。

一日目は市房ダムの桜見物へ。まあなんと、ダムの水と周りの木々に満開の桜が映えて美しかったこと。ダムの中には噴水があり最高80メートルもの高さに水が吹き上がります。ところがこれは有料で500円。集合写真を撮る前に注文して、みんな揃ったらスイッチを入れますよ~ですって。

中略して、初日の最後は石水寺(せきすいじ)に行きました。階段を上がって、石をくりぬいた、指輪のような形の門をくぐって庭に入ります。庭には樹齢300年の海棠(かいどう)があり、ちょうどピンクのきれいな花が咲いていました。Kaidou017

数は少ないけど桜、緋木蓮、菜の花と色とりどりの花が周囲にあるお寺で、他に見学者もなく、案内者もなく、静かで、心に残りました。

                 海棠の花 →

後で思いましたが、お参りすることはすっかり忘れていました(*^。^*)。

悪いことには、近写モードにしたままで写真をとっていて、この日の写真は沢山撮ったのに、花のUP1枚をのぞいて後は全部ピンボケ。もう、残念も残念。

              Sekisuimon039_2

石水寺の石の門

      

                      


温泉宿にて

2006年05月01日 00時10分28秒 | 旅行記

先日、団体旅行に行って来ました。2泊目の温泉宿では1室に6名の組み合わせでした。
友達と3名で温泉に入って部屋に戻ると、まだ9時半だというのに、他の人はもうふとんをかぶって寝ていました。おしゃべりするわけにもいかないので私達も寝ましたが、雨音が激しくてなかなか寝つけませんでした。
雨音というよりも、この2階のすぐ窓の外に露天風呂のトタン屋根があり、それに落ちてくる水が 『ボタボタ、ボタッ!』 と不規則な大きな音をたてて止まないのです。雨どいが詰まっていて、はみ出した雨水だろうと思います。
窓が開いているのかもしれないと、そーっと起きて確認したくらい大きな音が夜中の2時まで続きました。5人はよく眠っているようでした。
雨がやんで、これで眠れると思いつつ、眠ったかどうかわからないうちにまたひどい音。それからふとんの中でじっとがまんでした。
朝方に雨がやんでちょっと寝ていたらしく、甲高い声で目が覚めました。
その声の主は「今何時じゃろ?5時40分か~」と言いながら電気をパチッ!
そして、こう続きました「私はいつも5時に起きて何やらしよるとよ。温泉は6時からなら、もういいかも」とごそごそと準備の音。
やめてよ~、まばゆい!言いたいのを我慢していたら、他の人もみんな目が覚めていました。もう貴女といっしょはごめんです!でも先輩なので誰も不服を言いませんでした。この次には言うぞ~!
宿を発つ時、フロントには雨どいをチェックするようにしっかり言っておきました。遠いところなので二度と行くことはないだろうけど・・・。


金子みすず

2005年11月14日 17時16分37秒 | 旅行記

NEC_0046

 「金子みすず」については、詩人としての名前を聞いたことがあるだけで、ほとんど詳しいことは知らないまま、今回のバス旅行の訪問先のひとつ「金子みすず記念館」に行った。

山口県長門市の仙崎かまぼこで有名な町の一角の、そう目立たない建物に、みすずの作品集や、詩の直筆、ビデオの放映などがあった。奥の部屋に貼り廻らせられた生い立ちの年表の終りの方には、ちょっとおおげさだが衝撃を受けた。

みすずの生まれは明治36年、学生時代は優等生で過ごし、その頃から詩作を続けた。意にそわぬ結婚のあと、離婚したが、当時は親権は男性側にあったそうで、ひとり娘を夫に渡さねばならなくなった。

みすずは写真館で自分の写真を撮り、一人娘の養育を実母に託す遺書を書いた翌日、自ら命を絶っていた。26才だった。

みすずには夫を否定するよほどの理由があり、娘のためによい教育はできないと、自分の命を懸けて娘を守ったのだと私は察した。同時に、私が3才の頃に未亡人となった私の母が、あの時代に再婚をしないで育ててくれたことと重なりあって、明治の女性の強さを感じた。

後日、みすずに関するサイトをみたら、彼女の夫は放蕩の限りを尽くし、遊郭に遊び、淋病をみすずに移していたばかりでなく、みすずの詩作も禁じていたということだった。

今回のバス旅行はその他に、門司レトロ地区、つの島自然館、九州国立博物館を見学したが、私にとっては「みすず記念館」がハイライトだった。友達への土産はみすずの一筆箋にした。

   (写真はみすずの使っていた部屋。)


みやまきりしまツツジ

2005年05月26日 19時52分15秒 | 旅行記

霧雨の降る日曜日、平地では見られない「みやまきりしまツツジ」をみに行きました。

満開の時期は短いので、いつもは沢山の見学者で賑わうものですが、雨のおかげで静かに花見ができました。

場所は、天孫降臨で有名な高千穂の峰(鹿児島県)の登山口である高千穂河原です。

「みやまきりしまツツジ」は高山に自生する常緑低木で、厳しい寒さに耐えたあとに小さいかわいい花をつけます。

高千穂河原は標高970m。

同じ日に行ったえびの高原は標高1200mですが、まだまだ咲いていませんでした。

では、かわいい「みやまきりしまツツジ」をとくとご覧下さい。

o522_027o522_028

o522_025

o522_037

o522_041

         

o522_043

o522_039


和歌山旅行 その2(温泉)

2005年04月13日 17時05分45秒 | 旅行記

 旅といえば、宿泊先の温泉に期待がふくらむものです。

第一日目は有名な白浜温泉のホテルでした。

大浴場は「大」とつけるほど大きくはなく、お湯はあっさりとして特別香りはなかったようですが、やはり旅の疲れをとるには一番いいものでした。

umetaru1

露天風呂は、大浴場横の木製の狭い階段を登ってベランダのように突き出したところで梅を漬ける大きな樽(直径1.5mくらい)がお湯を湛えて2個置いてありました。

梅を漬けていた樽の再利用だとか。

umetaru3

その向こうにはさらに3個の梅樽の湯。

八代将軍徳川吉宗公もお入りになった湯とかで、形のいい松の枝が目の前にあり、眼下はすぐ海です。

静かに目をつむって潮騒をききながら、至福の時を過ごしました。

umetaru2

後でこの温泉地のリーフレットをみると

梅樽の浴槽のあるホテルが多いようです。

二日目は、紀伊半島の先端に近い山の中の川湯温泉のホテルでした。

大塔川の川原を30センチ掘るだけでお湯が出てくるので有名な温泉地で

大浴場から直接、川岸に出たところに露天風呂があります。

kawaroten 露天の名のとおり、屋根も壁もなく、浅く掘り下げた浴槽だけがふたつありました。

混浴ということで女性は検診着に似た生地厚のものを着衣します。

身体はほかほか、顔はひんやりと露天風呂のよさを満喫しました。

kawaroten2

対岸はうっそうとした木立があり、夜はホテルの窓灯りだけで入浴していると、そばを流れる川面を何かがスーッと動いてきたので「ドキッ!」

それは、あひるかとおしどりか、と思えるような2羽の鳥でした。

写真を撮れなかったのが残念です。


和歌山旅行 (花)

2005年04月11日 00時48分06秒 | 旅行記

 2泊3日で和歌山を旅行して、和歌山城、那智の滝、高野山などをみてきました。

これらの観光地の説明は、観光誌が沢山出ているので、私の稚拙な説明は省いて

花、温泉、その他について少し記すことにしました。

 今回は実に幸運なことに、ちょうど桜の開花時期にあたり、どこに行っても満開の桜を見ることができました。

おまけに、高野山から空港への帰路では思いがけなくも、桃の花、梨の花、木蓮など満開の様子をバスの中からながら「きれい、きれい!」を連発するほど堪能しました。

wakayamajyo

和歌山城の桜

dojyoji

安珍と清姫のお話で有名な

道成寺の桜

kumano

熊野本宮のしだれ桜

simokuren

バス休憩地所の しもくれん

momo

車中から撮った桃の花

桃畑の、桜より濃いピンク色の花は

どこも満開で、初めて見る桃の花畑に

「きれーい!」

nashi

梨の花も満開

少しでしたが梨の畑も見られました。

初めててみる緑がかった白い花は清らかでした。


名所、鵜戸(うど)神宮

2005年01月19日 00時29分33秒 | 旅行記
子供の頃に「海幸彦、山幸彦」という神話を聞いていました。
海幸彦の釣具を借りて釣りに行った山幸彦が、釣り針をなくして
竜宮まで探しにいき、そこで豊玉姫と恋におちる話です。
その二人の間にできた子供が鵜戸神宮にお祀りされていて
「うがやふきあえずの尊(みこと)」とよばれました。
そのまた子供は、宮崎神宮にお祀りされている神武天皇です。

鵜戸神宮は宮崎県日南市の日南海岸の断崖絶壁の洞窟の
中にあります。
rock
洞窟の奥には、竜宮から来てお産をした豊玉姫が母性愛から、
自分のお乳を岩にくっつけて帰っていったという、お乳岩があります。
お乳の出ない人は、ここにお参りするとご利益があるそうです。
titi-1
洞窟の外の下方の岩の一つに窪みがあり、しめ縄が張ってありますが
,運玉(5個100円)を投げて、うまく窪みに入れば願いが叶えられる
そうです。
それからこの岩は、豊玉姫(とよたまひめ)が竜宮から乗ってきた亀
ということです。
circle
その向こうは太平洋です。
先日行った時はよいお天気で、沢山の方がお参りしていました。
ocean
余談ですが、NHKの朝のドラマ「わかば」で、「準一」が「わかば」に
プロポーズした場所は、この鵜戸神宮の参道でした。