ひょうごの在来種保存会

会員さんも800名を越えました。活動報告を発信します。

220612「京の伝統野菜調査」④鷹峯とうがらしの樋口さん

2010年08月04日 | 保存会の現地研修会

鷹峯とうがらしの他に採種されているのは、鹿ヶ谷かぼちゃ、九条ねぎ、えんどう豆、茎だいこん・・・鷹峯だいこんなんているもの昔はあったそうです。

「最近は温暖化で、10月1日に種播けばよかったものが、10月10日になってきよる。」と、単に続けることだけでも駄目だとおっしゃっています。

研修のときの資料にも
「生産量を増やすために風土に合う合わないにかかわらず品種改良した『伝統野菜』と称するものが出回っている。」
「単価が高いというだけで栽培している人は適期も知らないため、本来の伝統野菜ができない。」
「伝統野菜の品質が落ちればブームも去る。」
「そうならないためにも、先人の思いを理解し、技術を学びたいと言う若手農家を疎抱けること。そして地元の子供たちにその土地で採れたおいしい在来野菜の味を知ってもらうことが、また、若手農家を育てることにつながっている。」

(全くの偶然ですが、世話人の小林さんと一緒に調査している途中、西宮で「樋口さん知ってる。小学校のときに野菜の説明してた。地元の有名人。」と鷹峯小学校出身者とお会いしました。「おばあちゃんの売っている野菜が美味しくて。」と。)

帰りに九条ネギの採種ほ場もみさせていただきました。丁度種採り時期ですね。忙しいときに大勢でおしかけ、すいませんでした。

鷹峯の最後に・・・
鷹峯は住宅地ですが、すぐ裏はこんな美しい風景が広がっています。
(一緒に行った方、見学したハウスの向こう側にこんな世界がありました!)


(次は加茂ナスの大野農園です)

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