ひょうごの在来種保存会

会員さんも800名を越えました。活動報告を発信します。

220709加古川メロンの小林さん①

2010年09月10日 | 調査活動
加古川メロンについては、県のホームページに

【生産地】加古川市
【来歴】来歴の詳細は不明。加西市の種苗業者が以前より自家消費用として栽培していたものを加古川市の宮脇種苗店が選抜し、加古川メロンと名付けた。
【特性】果色は緑白色、果肉は淡緑色。歯ごたえが良く、成熟するとほのかな香りがあり甘みも高い。

と掲載されています。

 実際、昨年7月に保存会で加古川市の宮脇種苗を訪問し、加古川の福田さんを訪ね、栽培を教えていただきました。(昨年掲載してます)
 その時に宮脇種苗さんが、「店に苗を持ってきてくれるのは加西の小林さんという農家さん」とおっしゃっていたので、その小林さんを訪問しました。

 加西市のご自宅におじゃましました。家の近くに田畑が、そしてハウスもあります。
 かなり本格的な農家さんです。
 小林さんに早速お話を伺います。

「昭和28,29年頃、私が29才の時、うちのおじいさんが『田んぼうり』と称する大きいメロンを栽培してまして・・・」と話が始まりました。

「小野の商店街に持って行きまして、そこの八百屋で販売してもらうと、当時、このような田んぼ瓜は奈良漬け用と思われてしまったようで、全く売れなかった。でも八百屋で引き続き置いてもらって、『お客に試食してもらってくれ』とお願いしておくと、次に言ったときには全部売れてしまっていた。でも残念ながらこの種は捨ててしまいました。」 うぅ~ん・・・残念。
でも当然この話には続きが。



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