裁判員制度に思う・・・

今年５月から始まった「裁判員制度」‥北海道では２回目の事件が
進行中である。　無作為に抽選によって選ばれているのだが・・
判断に自信が無い‥　審査に関わりたくない‥仕事に支障がある‥
など「人を裁く」の不安が根強く残っているようだ。
北海道の事件は２件とも「性犯罪」だ。北海道新聞の「読者の声」で
女性から性犯罪は裁判員裁判から除外してほしい‥との意見があった。
性犯罪に遭った女性は２度死ぬ‥と云うのだ。１度目は被害に遭った時
　２度目は裁判の時だと云う‥　被害者の女性は被害の苦しみと
裁判での屈辱とを再度あじわなければならないのだと云う。
だから女性の心情を考えて一般市民が参画する裁判員裁判から性犯罪を
「除外」してほしい‥と訴えている。良く分かる気がする・・・
裁判員に選ばれなかった安心感と　性犯罪の審理には充分の配慮が
求められているのだ‥と云う事を肝にめいじてほしいものだ。