アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

三連符を三連符で歌わせない..あるいは歌わせる

2016年11月07日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
■たとえば三連符を三連符で歌わないこと。

声楽・合唱作曲家は,どうやって詩に音を乗せるか,と考えている。
大抵の指揮者は音取りから始めて,歌詞読みやリズム読みが疎かだ。

高田三郎先生の曲が良い例だが,特に散文詩に作曲する際,詩を歌わせるベストな方法として三連符を活用することが多い。
なかなかノリの良くない三連符になったときには「死ぬほど詩を読む」ことである。

■確実に三連符を三連符で歌わせること。
逆に色々と音楽表現を優先させたいときは,かなりの割合で金管楽器を演奏するくらいの気持ちで,きちんと三連符を歌った方が良い。
ひたすら「腹筋を使って自分を鳴らす」だけだ。

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高田三郎先生の本 (シズコ)
2016-11-09 15:34:22
買いました。「くいなは飛ばずに」と「来し方」の2冊です。「来し方」はとても難しいです。でも、高田先生の本を読めて嬉しいです。
返信する
「くいなは飛ばずに」のステージは出ましたが.. (Oyaji。)
2016-11-10 16:35:02
書籍は読んでいません。
心の四季を大合唱で。
男声は「戦旅」とか。

成果も本人指揮で歌わせていただきました。
難しかった。
返信する
むずかしい (にゃにゃはな)
2016-11-13 00:02:40
ご無沙汰してます。

三連符、リズム音痴の私としては、合唱で歌うときは結構厳密に読むし刻みますが、ソリストとしての時は、歌詞と伴奏を優先かな。

どうしようもない時は、刻みに走ります。

でも、永遠の課題かも…。
返信する
感ずるところあり (Oyaji。)
2016-11-13 21:09:33
こちらこそご無沙汰です。

三連符も二拍三連符に至っては,合唱人は結構まずいですよね。
私は高3の夏合宿のとき,指揮者としてまずい,と思い夏休み中「ゴリゴリ」と覚えました。

経験的に,例として歌詞を反復するフレーズなどもそうですが,三連符もノーマルでない表現方法だと思います。
そこで作曲家の意図を探り,結果,楽譜の言い分と,演奏方法についての「声」が聴こえてくる。
私は高校生以来ずっと指揮者をさせてもらったことで全体がよく聴こえる傾向にあるが,音大を出ても聴こえない人には聴こえないようだ。

>合唱で歌うときは結構厳密に読むし刻みますが

危険な香り?がしないでもないお話。
歌い手としてはフレキシブルというか,どうとでも流せるようにサラリと,柔らかく覚える方が切り替えやすいかも,融通が利く,てっ話です。
返信する
厳密・・・って (にゃにゃはな)
2016-11-16 13:12:50
要は私、リズム音痴なんですよ。
変拍子がからむと死にそう・・・。


だから、人と合わせるときは楽譜通りに読んでから、状況合わせ。音量や音質が足らないパートへの手伝いも、状況合わせ。(マーラーでもアルトテノールでした)

音の捉え方や表現方法は確かに音大出たからって??って方いますね。お仕事で一緒になったりします。
合唱や現代ものの曲なんかは、学校では経験少ないんだなぁって思います。変なリズムとぶつかる音とか苦手な方多いですもん、歌い手は。

幸か不幸か、私は仙台時代にだいぶ慣らされましたので、アレルギーはないですね。


返信する
何となく可愛い感じのお話で.. (Oyaji。)
2016-11-16 18:32:40
ピアニストに音痴は少ないが,歌手には多い。
何故なら,合わせてもらえるから(違うか)

5拍子とか7拍子とか,独立してやらされると厳しいですよね。
私も指揮者なので,色々苦しみましたが..
今は「イチニーイチニーサン」とか真面目にやるとカクカクしちまうので,イチとニーは直線,あと三つは丸を描いて振っていますね。

>マーラーでもアルトテノールでした

ほ,欲しい(笑)
男性が私一人,あと女声でそのポジション現在一名だけなもので..

音大生の件は,プロの合唱人だった男と飲み話でしたが「音大生とプロは全く違う」と。私も同意です。
アレルギー..私は仙台で先生に出会い,それまでの問いに全て解をいただけた(かなり質問もした)ので,全くないです。
返信する
手伝います? (にゃにゃはな)
2016-11-16 19:13:36
境目パート、どのパートでもない私というパートが出来上がるんですよ。しかも、この間はテノール部分が増加。

マーラーの時、並びオーダーの近隣高校生には、
「アルトでもテノールでもないから、私につられないでね」って、説明してました。

Oyaji。さまの団では無理ですよ、年相応のビブラートありですもん(T_T)
ビブラート付けて歌いなさいって言われたのは、中学の文化祭で合唱クラブ(部活ではない授業に組み込まれたクラブ)の発表時のソロ指導を音楽教諭から受けたときかな。きっとまっすぐな声だったんでしょう。


失ったものは戻らない・・・哀しいなぁ。
でも、この年齢でまっすぐすぎる声もキモいかも。
返信する
私も団内では一番の.. (Oyaji。)
2016-11-16 20:32:19
私は団内で唯一のビブラートOyaji。です。
(オヤジも一人ですが)
何でも歌い吹く父親から,GWHでもお世話になった口笛の手ほどきを受けましたが,味気なかったようで,途中からビブラートをつけるよう言われます。
高校生当時は,嫌だと敬遠していたのですが,すぐに父が亡くなり,しばらくして気づいたとき,私の口笛にはビブラートがつき,抜けなくなっていました。
今も,ビブラートを抜いて演奏すると,気の抜けたピッコロみたいな音になります。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。