アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

組曲「廟堂頌」より Ⅰ「大屋根」...の楽譜来る

2008年12月26日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
久しぶりに楽譜の入手が困難な曲と出合った。
それが,タイトルにある,組曲「廟堂頌」より Ⅰ「大屋根」だ。

その昔(一般には大昔)高校の音楽部で,同曲の混声版を歌った。
仏教系宗教曲?のジャンルに入ると思うのだが,なかなかに秀作であった。

これだけ難しい曲を,当時はWカルテット状態の部で歌ったので,仕上がりも「それなり」だった(と思う)

飽き足らない私は,いろいろ調べるうちに,当方が勝手にライバルと思い込んでいる「山形E高校」が,さらに昔の昭和37か38年に全国制覇した時の曲であることを知る。
そして,たまたま当時「最良音質」と言われたNHK-FMで聴く機会を得た。
透き通るベルカント系の四部合唱は,今でも耳に残る。

さらにたまたま,新入社員で赴任した山形市で,職場の先輩(女性)の夫が「当時のメンバーで,記念のレコードも家にある」との話をもらい,聴かせてもらった。
同じ演奏だった(驚愕)

さて,今回は来年の遊佐混で「実力を上げるためにも男声合唱を歌いたい」と,権限もないのに探していたのだ。

自宅には無いし,母校には混声のだけだったし..ネットで確認しても「絶版」なのだった。
で,当の山形E高校にも聞いたが「探すのムリ」といわれるし(当たり前だ!)

で,この曲は,以前「カワイ楽譜」の社長もしていた清水脩の作曲であるため,著作権を引き継いだと言われる音楽之友社にも電話したが「曲自体の著作権のみ保有」とのことで,楽譜は無いらしい。

「さあ困った」てことで,作曲を委嘱したと言われる大谷大学の本家と思しき真宗大谷派本山の合唱連盟に聞くと「本来は会員向けのみの対応だが特別に」ということで,作っていただいた。

(注)すんません!我が家は曹洞宗ですぅ。

「最低限,男声版の『大屋根』だけでも」とお願いしたら「組曲の他の曲は?混声版もありますよ」との話に「全部よろしく」と調子こいたのが悪かったか,送付されてきたのは「男声版の『大屋根』単曲」と「混声版の組曲全曲」だった。

まあ「最低限」はゲットできたのだが...どうしようか?(もう年末だし)

平成21年度合唱組曲作品公募-第20回朝日作曲賞-

2008年12月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
今年度も(社)全日本合唱連盟と朝日新聞社の共催による「朝日作曲賞」(合唱組曲の公募)が実施される。

そして,募集要項・募集案内・応募用紙もWebで公表された。

ポイントおよび連盟への電話確認内容は以下のとおり(詳細は前記リンク先を参照)
・募集期間は平成21年3月1日(日)~3月10日(火)
・演奏時間が15分程度で4分以内の曲を1曲以上含む作品
 →「コンクールの制限時間に見合う,課題曲となりうる曲を含めよ」の意。
・合唱組曲形式の作品(混声,女声,男声のいずれか)
 →確認したところ,連盟としては「合唱組曲」と「合唱曲集」の区別はしておらず,当人が「組曲」として応募してくれば,そのとおりに取り扱う,とのこと。
・未発表未出版のオリジナル作品
 →平成22年度の課題曲集である「合唱名曲シリーズNo.39」が発行された以降は,演奏してもかまわない(遊佐混みたいに12月定演なら可能だ)
 →課題曲として採用された曲は「名曲シリーズ」を購入して演奏,他の曲は作曲者がコピーし演奏してよいが,他の曲とともにJASRACへの申請は行うこと。
・歌詩は自由とする。ただし,著作権のある詩に作曲する場合は,著作権者の了解を得たうえで応募。
 →「作曲賞への応募を前提に著作物を利用する」ことに理解を得ておくこと。
 →最終的には,連盟が出版・著作権の申請等を行う時点で連盟の方で承諾を得ることとしている。
・受賞者には賞金,賞状,記念品を贈る。
 朝日作曲賞  1点  100万円
 佳作     1点   10万円

 →一般的な楽譜の出版とは異なり,事後の「印税」的なものの支払いは行わない。

なお,近年の実態としては,朝日作曲賞(入選)作品は課題曲にされるが,佳作については掲載されていないようだ。

てことなのだが,たっぷり時間もあるし,やる気もあるので,挑戦してみようか...どうしよう?

イヴの夜はキリスト教会のクリスマス・イヴに参加

2008年12月25日 | 日常生活
いたって宗教心のない私だが,タイトルのとおり参加してきた。

目的の賛美歌は四部合唱だと思いこんでいたのだが,気合いを入れ「もーろーびとー!」とベースで歌ったところ,何と皆さんユニゾン...
判断ミスでした。ここら辺も日本的なのですね。

あとは,牧師のお話,お楽しみ行事とかもあったけど,途中で疲れてリタイアして帰ってしまった。

また,オチのない日記になってしまった。

イヴイヴの午後にクリスマスコンサートを聴く

2008年12月24日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
遊佐混でアルトのAさんからお誘いがあり,市内中心部にある,というか酒田で唯一のデパート「清水屋」(の5F催事場)で合唱を聴いてきた。

曲目は「きよしこの夜」や「もろびとこぞりて」等ではじまり,今年の曲から「ポニョ」,アンジェラ・アキの「手紙」(Nコン課題曲),締めはカッチーニの「Ave Maria」(遊佐混とは別編曲)だった。

演奏が終了し,指揮者のSJさんが何か言いたげだったので「アンコール!」した。
さっそくアンコール曲の説明があり,もう1曲,これで終了した。

15:00スタートで約1時間のミニ・コンサートだったが,13:30に1回目をやり,聴かせてもらったのは2回目だった。

客の方も知った曲が多いので,一緒に歌っていたため,私も「発散」させてもらった。

団の紹介の中でSJさんが「酒田の(混声)合唱団の中で男声が一番多い」と胸を張っておられた(気がする)が,ソプラノとアルトの人数に対しテナーとベースは2倍くらいいた感じ。

特に混声三部の「手紙」では,男声が必要人員の4倍はいるイメージ。
いくら抑えても出る時には出すぎてしまい,女声のメロディが聞こえなかったりした。

こういう場合はテナーの1/2は通奏でメロディを,ベースの1/2はアルトを歌わせる等,工夫があっても良かったかもしれない。

あと,15歳だった自分からの手紙に,現在30歳の自分から折り返す,って曲なので,平均60歳?のビブラートな合唱団向けではないような気もした。

別に審査する必要も,ケチをつける場でもないので「感想」ってことにしておきます。

佐藤眞作曲の混声合唱組曲は「改訂版」だらけ(マニアックか?)

2008年12月23日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
最近になって自分の団の演奏や,自身の作曲の勉強のため,という理由で色々な曲を調べている。
そんな中で佐藤眞作曲の混声合唱組曲の代表作が「改訂版」だらけなのに気づく。

以下,カワイ出版の当該ページにリンク。
混声合唱のためのカンタータ「土の歌」[2000年改訂版]
混声合唱のための組曲「旅」〔改訂版〕
混声合唱のための組曲「蔵王」[改訂新版]

これらは,たぶん全て私が合唱から離れている間の出来事だろう(たぶん)
そして,すぐに選曲する気のない「蔵王」は除き,速攻で改訂内容を知りたくなったのでWebで発注した。

にしても,特に「旅」の第4曲(なぎさ歩めば)と第7曲(行こうふたたび)は,前奏をつけた,ということだが,高校時代から歌っている私としては,両曲の前奏ナシで歌いだすカッコ良さというか「雑味のなさ」が好きだったし,それを前提に多数の合唱団がコンクールの自由曲として歌ってきたのではないか。

「なぎさ歩めば」には苦い過去がある。
高3の初夏,庄内地区の高等学校合唱祭で指揮をしたとき,私のアインザッツが曖昧だったため,曲の頭を振り直してしまった。
なかなか止めるのは勇気がいるものだが,この時はとっさに判断したのだ。
前奏があれば楽だしスムーズだが,一発で曲に入る緊張感と結果の達成感は格別だ。

今の私には「たったそれだけ」のことで,歌詞にある「思い出」が「大過去」になってしまう気がする。
まあ,賞味してみないとわからないが...

(追記)この件の続編と「作曲者の意図」(一般論)については,それぞれ別に書きたいと思う。

編曲と言えば山形県民の歌「最上川」も...

2008年12月22日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
先日,ヒミツのケンミン何とか,いう番組で,山形県スペシャルをやっていた。
「生垣を食う」(旧・米沢藩),「枝豆を味噌汁にそのまま入れる」(鶴岡市周辺?)等々...毎週,大阪府民を笑っていたら,山形県が一番笑える,ってことらしかった。
家庭内では「ま,全国区になるのは良いかも」と肯定的だったが...

で,やっと本題。
この県民になかなか歌われていないのが山形県民の歌「最上川」だ(楽譜も公開されており要チェック)

また,さるオヤジ作のMIDI(要はカラオケ)はコチラ!
(以前,県の「最上川ホームページ」に採用されていたもの)

詩は昭和天皇の御製の短歌であり,曲は東京音楽学校(現在の東京芸術大学)教授であった島崎赤太郎の手になる。

個人的には「君が代」とともに音楽的に秀逸であると思う。
「君が代」など,昔は「まったり」していて好きとは言えなかったが...
(思想信条的なやり取りをする気は全くなし)

さらに優れているのは,ピアノ伴奏譜が,ほとんど混声四部(部分五部)合唱にそのまま使える,ということ。

それを理解していない県関係者および音楽家が多いため「余計な編曲」などしてしまい,本来の良さを失うケースも多いのだ。

てことで,混声アカペラ版として分解したうえで,編曲と言っても約2%くらいをいじれば済むことだ。

あと,いくら芸大教授とは言え,時代が古すぎる(昭和初期に没した)人であり「フレージング」がおかしい(細かすぎる)ので直してしまえ!
(追記)「<>の指示が細かい」との意。

で終わりです。

Beethovenによるリート「Marmotte」を編曲?

2008年12月21日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
今は亡きバリトン歌手ヘルマン・プライの歌った「Marmotte」が心に残っている。

時々思い出しては,また聴く。
詩がゲーテ,曲はベートーヴェンという「最強コンビ」だ。

淡々としてうら悲しい曲にプライの飾りのない美声が乗っている。
緻密に歌うタイプではないのだが,ちょうど味が出ている演奏だ。

"Avec que ~"と何度も歌っているが,"que"の母音の発音がほぼ全て違う。
たぶん計算していないと思が,日本人の私にはニュアンスがさっぱりだ。
それでもこの演奏が良い。

(追記)
"Avec ~"も含め,原詩は部分的に"Marmotte"なども仏語なのだが,日本には蘭語の訛りで「"Marmotte"=モルモット」として定着したらしい。
現在のモルモットはネズミ,本来のマーモット(orマルモット)はリス系でウサギ大の動物。
冬眠するのだが,小さいうちに芸を仕込むとよく覚え,昔は旅する大道芸人の少年たちが多く飼っていたこともあり,ゲーテの書いたものは動物が主体でなく「マーモット使いの少年」のことだったものだそうな。
そういうことから,一部に「旅人の歌」などの訳がされているそうだ。

それはそれとして,この名曲,近々合唱に編曲してみたい気もするが,どうしようか...

宝くじ..一等か?

2008年12月21日 | 日常生活
嫁がキッチン方面にいて,ソプラノでキャーキャー言っている(年の割りに..しかも私にとって家庭内のソプラノは単なるノイズなのに)
聞くと「買った宝くじが1等の組違い」とのことで「5万円しかもらえない」と騒いでいるのだ。

私も一瞬「惜しいな」と思ったのだが,よく考えるに,宝くじを買っていること自体を知らなかった。
何が「今月は厳しい!」だってーの。

理系頭の私が結婚以来「期待値が低すぎて宝くじは買うだけ損」と教えてきたにもかかわらず「聞いてねーよ」状態のため,とりあえず約1万円程度は楽譜代にまわさせることとした。

釈然とはしないものの「それで手を打った」ということである。

(追記)今さらだが,ウチの嫁に限って「期待値」なんてことを理解できるはずがないな,などと思ったが後の祭り..説明してもムリ。

遊佐混声合唱団 定演は終了

2008年12月19日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
心配していた遊佐混声の定演も無事終了。
中央公民館のホールには500名強の定員に対し400名以上が入り,今までで最高だったとのこと。
といっても,第3部の「ミュージカル・コレクション」のステージで活躍していただいた子ども合唱団「スマイルキッズ」のご家族とか踊っていただいた高橋ダンスクラブの関係者が多かったのもあるだろう。
私の知り合いも何名か聴いてくれ,励ましの言葉もいただいた。

個人としては,たった1ヶ月の練習で,難曲もまあまあ歌えたが,1部の組曲で高音部がガナリ気味,それを反省した3部は高音部と暗譜できない部分で「クチパク」が多かった。

自分のパート(ベース)は,1ヶ月前の入団時に,全てちゃんと音取りのできている人はいなかったが,私も常に注意させてもらったが,本番には何とか修正でき,まとまりができてきたとは思う。

全体でも,練習時にピッチの下がる場面も多かったが,やっぱり途中で口出しさせてもらったりして,当日は大きな問題は露見しなかったように思う。

ただ,やはり当日近くまで「出方」「きり方」「ピッチ」とか言っているようでは,本来の音楽作りには届かない場合が多く,次回にどう生かすか考えないといけない。
遊佐混は,良くも悪しくも名ソプラノである指揮者が美しい声と美しい心で引っ張っている団体だ。
そのため,私のような理屈っぽい指揮者然とした外来者?が突然に「ピッチ」「アインザッツ」「音楽表現の裏側の作曲者の意図」云々と言いはじめた時,色々と問題を投げかけてしまうことになりかねない。

もちろん,指揮者は地元では(私たちの仲人もしてくれた)田中ご夫妻を含めた数少ない「尊敬される音楽家」の一人だ。
だから,彼女と,遊佐に集う優秀な歌い手たちをさらに生かすよう,自分の力も出さなれば,と思っている。

ともかく燃え尽きで病んできた私が,また少し燃え尽き気味のため,これからのことを色々と考えている。
団の活動は2月まで冬休みとのことであり,やはり作曲・編曲とか,選曲(これは役割外の趣味というか生き甲斐)などになっていくのだろう。

メガネ屋チェーン店のCMに知人を発見

2008年12月17日 | 日常生活
TV番組を見終え,惰性でそのままメガネ屋チェーン店のCMを見ていたら,なぜか知った顔のテナー歌手が液晶の大画面で歌っている。

実は彼,芸大卒のテナー歌手だ。
詳細は↓顔写真をポチッとクリックしてください。
(仙台オペラ協会のページに飛びます..本人はずっと下のほうですが)

時代が昭和から平成に変わるころ,転勤で仙台にいた折り,私は会社の男声合唱団に所属し,副指揮者をしていたのだが,そのときに彼にはヴォイトレ兼トップテナー(というか完全リード・ヴォーカル)でお世話になっていました。
東北+新潟の県庁所在地7個所での地元女声合唱団とのジョイント・コンサート,合唱コンクール東北大会や岡山での全国大会,東京での産業人合唱フェスティバル等々,数えればキリがないくらいですね。

あ,高田三郎さんの本人指揮による演奏会とかもご一緒したかも。

あと,団の指揮をしてもらっていて,グリーン・ウッド・ハーモニーの指揮者でもある今井邦男先生の同僚というか部下でもあったはず。

てことで「がんばってるなぁ!」レベルの,特にオチのない話でした。

遊佐混声合唱団 第33回定期演奏会

2008年12月14日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
こんなタイミングでは,告知にも何にもならないが,明日は遊佐混声合唱団の定期演奏会がある(と書いているうちに「今日」になってしまった)

私が出演することについては,医者とも相談したが「良いのではないか」とのことでもあり,15年来のステージに立つこととした。
もちろん,リハビリの一環でもあるので,誤解されないために上司にも報告してはいるが「人前で歌えるのに会社に行けない」ってことを理解できる人間は少ないであろう。
自由意志のない環境から社会人を始めて,五十にもなって先の人生を厭い,仕事も余暇も,訳がわからなくなる人間もいるのだ。

さて,演奏会の話。
よくある3部構成だが,詳細は画像をポチッとクリックしてほしい(手ヌキ)

普通ならメインとなりそうな,まど・みちお・木下牧子の「うたよ!」を第1部で歌う。
まど氏は齢百にもなるらしく(私の2倍だ!)まだまだお元気らしい。
団の皆さん(特に女性)は,とてもわかりやすい詩を褒める。
が,超・理系の私には,やや分かりやすすぎて..チョト表現しにくい。
易いのが安くも感じられたりするのだ。

木下牧子は芸大作曲科首席卒業との情報どおり,非常に計算高い,しかも大編成を意識しているらしい曲作りで「技術」やら「流行」とかを求める技巧派の団体には好かれるのだろうか。

楽譜の色々な音符の使い方や指示やらに「こう歌いなさい」という所が満載で,もっと演奏側の自由裁量に委ねても良いのでは?という感じだ。
そういう部分では木下の芸大の大先輩である高田三郎とスタイルが似ていなくもないが,日本語のイントネーションにメロディが乗っている,という単純な点で,私は高田の方が好きだ(というか大好きかも)

ただ,個人的には「群を抜いて好き」な部類の「方舟」(曲集名も同じ)は,5拍子であって5拍子らしからぬ仕上がりが胸を打つ。

他の曲は...
というより,この演奏会で最も気に入っている曲は,Javier BustoのSalve Reginaだ。
「当代随一」と冠をつけて良いくらいの作曲家だが,自作自演のCDでの透明感は素晴らしかった。

あ,失礼...
この曲は女声用で,SSAAAの最大で五部合唱。もちろんOyaji。の私は歌わない。
常に隣のパートと「長2度」とかで歌うこととなるため「他人に釣られる」レベルの合唱では太刀打ちできない。

そんな曲に我が方の女声が果敢に?挑戦しているが,ちょっとビブラートとかポルタメントとか,アタック,アルト系の地声などが入ったりしただけでブチ壊しなので,かなり苦労されている。
(フツーの,お色気のある年代の,濃厚なオネエさま方には難曲だと思う)

そんなことよりも,自分としては,演奏会のスケジュールを乗り切ることのほうが問題だ。
なにせ約1年間,寝たり起きたりを繰り返してブヨブヨになった体で,今日のリハーサルに始まり,明日の午前からゲネプロ,昼をはさんで午後には本番,さらには打ち上げまであるのだから(早く寝ろ!)

今から全日程を考えると「うつ病」が悪化するので,とりあえず「歌い切る」ってことを目標にしたい。

珍しくたっぷりとNHK学校音楽コンクールを鑑賞(Nコン・小学校の部)

2008年12月12日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
今年は,暇にまかせて,珍しく「Nコン」の全国大会をたっぷり観賞した。
で,今日もHDDレコーダからハイビジョンで再生している(素晴らしい時代だ)

まず気になったのは,銅賞の2団体とも「兄弟」という曲だったこと。

漢字は昔,中国で生まれ,遠い日本に伝来したこと(歴史)
山,馬,風などの漢字は,その形に意味があること(象形文字)
さらには中国で生まれた四字熟語のこと等々。

確かに,詩の言っていることは事実なのだろうと思うし,漢字というものを根本から理解してもらいたい意図はわかる。

が,私のような凝り固まった思想の者が聴くと「中華思想万歳」「中国文化は偉大」としか感じられない。

ナショナリズムを語ることが,教育現場で未だにNGなのかは知らないが,この曲を全国レベルの指揮者(というより教員)が選曲してくる,というセンスがどうにも理解できない。

[閑話休題]

さて,さらに上位の銀賞は,弘前の小学校で,地元の津軽民謡を題材とした「あいや節幻想曲」という,大変ノリの良い自由曲。
欧米人の多数が日常的に歌うミサなどと同様,作為なく生活の中にある音や方言を歌う(歌える)ということに,素晴らしさを感じる,心を打つ演奏だ。
児童たちも「ネイティブ津軽人」にて目が活き活き,作詞・作曲が同一人なのもすごい!

自分も,このことには,かなり触発され,自称「アマチュア作曲家」としては,いずれ庄内地方(というか酒田・飽海地方?)の音と方言による曲を書きたいと,強く思った..と言いつつ,存命中に書けるかは不明。

最後に金賞は東京の私立の学校だった。
発声は紹介のあったとおり,かなり練れて質も良いのだが...
課題曲の詩の語尾が「~になる」とせっかく韻をふんでいるのに,全て「~になう」と聞こえてしまう。

てことで,私はなかなかプラスに取れないため,こういうのは「ノイズ」に感じるほうだ。
そんな意味では弘前のプラス要素がずっと好きである。

余談だが,レコーディング技術もテープから光メディアの時代になり,音のみから映像つきとなった。
それゆえ,私のような者にとっては,指揮者目線で,その団体が練習から本番までに「捨ててきたもの」「拾ってきたもの」がダイレクトに伝わってくる。

こちらのセンスが大いに問われることでもあるのだが,大変ありがたいことだ。

学区内にあるスーパー「ト一屋」(といちや)にて

2008年12月12日 | ウォーキング&サイクリング系
私のリハビリにもいろいろあって,今は既に合唱活動がメインになっているが,写真の10月当時は作曲・編曲とサイクリング&ウォーキングだった。

たまたま嫁のニーズに合わせて自転車(二人ともスポーツサイクルです)で買い物に出てみた。

嫁はもちろん,買い物自体に気合いが入っている。
で,最後にレジへ..私は待っていた..ところ...

スーパーの近所にある酒田●中の1年3組とかの皆さんがゾロゾロ..並んでいる。
さらに引率の教員がCDを鳴らす。
と思ったら,始めたのは合唱。
校内学校コンクールの直前に恒例の「場慣れ」の授業らしい。

ネームとかの色を見ると黄色,ウチの息子らが3歳ずつ違っていて全て学年色が黄色だったのだが,三男からさらに6年下の子たちのようだ。
たまたま引率の教員に覚えもあった。

うーん,思わず全部聴いてしまい,拍手してしまった。
(なかなかいいぞ!)

ちなみに,件の三男の3年時の曲は,鈴木憲夫?の「人間」だった。
「おっ,いいぞ!」と思ったら,大賞をもらっていた(親バカ)