アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

音取り?譜読み?リズム読み??先に言葉とリズムを読む

2014年11月21日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
合唱団において,練習の方法というのはどういうものだろうか?
様々あるのだろうけれど(前にも書いたかな?)筋トレする年代でもないため,私の所はストレッチを入念に行って,スムースに全身が動くようにする。
次はブレスの練習。実践しながら腹横筋や横隔膜などのことを感じてもらえるよう,説明しながらイスを使って前かがみ,空気の入り方と筋肉の動きをイメージさせたりと工夫したりしている(新人さんには難しい所のため)
そして発声..が普通と思うが,いきなり喉への負担をかけぬよう,お腹を目一杯使ってもらって,男性含め裏声で最高音程度に「ヘーイ!」と何度も出している(自称「白鳥」(笑))
意外に,無理なくお腹と声が連動できて,効果的だ。
すると,いわゆる「発声練習」はスムースにできて,音の外れた所,顔のつくりに音色など,修正箇所はしぼられる。上へ下へと,2回でおしまい。
あ,今回は「カデンツァ」やるの忘れた(苦笑)
これやらないとハーモニー感と正しい音感が得にくいのです。

ここから歌の練習だが,一言だけ..
Nコンで例年視聴する宮崎学園高校の有川サチ子さんの教えだが「練習は本番のように,本番は練習のように」という言葉を常にしていて,いわば「(基礎)練習は歌のように,歌は(基礎)練習のように」いとうことを心がけている(姿勢ひとつですが)

さて,今までは,平易な日本語曲や"Ave Maria","Slve Regina"のような定番のカタカナ語(苦笑),否,ラテン語(笑)のものは,初見から少しずつ切り貼りして練習してきた。
読めないものは,メロディラインから各パートごとに覚えて,言葉は後付けにしてきた。
たぶんこの手法は,殆どの団がそうだったように思う。

ただ,私が今の合唱を立ち上げてから,かなり違和感を感じるようになってきており,昨夜の練習ではプーランクの"Slve Regina"を,音なしの譜読み「リズム読み」と称し,全曲を通してみた(部分的には,いつもやっいてる。ポリフォニーなど特に)
"Slve Regina"というテキスト自体はもう何曲も"Ave Maria"以上に歌ってきたので,今更感はあるのだが,同じテキストでも作曲家の意図は様々で,一人ひとりの"Slve Regina"を,無理に音をつけずにしゃべるというか語ってみると,リズムやイントネーションというかアクセントのようなものが先に見えてくる。
そしてあえて,この日は音をつけずに終えた。

理屈で言えば「詩があって曲になる」「詩に曲を乗せる」というニュアンスの高田三郎先生の話に尽きる。
よくやる「まず音を覚え」次に「詩をつける」方式の練習を私も散々やらされたし,やってきた。
すると,合唱団にとって相応の難易度の曲の場合,先に意味なく音だけなぞっているため,言葉をつける時に崩壊してしまい,振り出しに戻っててしまう(スゴロクか?)
崩壊する,ということは手順の違い,ということもあろうが「思想」のことのような気がするので,しばらく色々と試行錯誤してみたいと思う。

クラスの自席の机上で交換日記..本当にあった不思議なお話。

2014年11月20日 | 蓄積された過去群
高2の2月中旬,父とともに私の心は死んでしまった。
けれども,稀には良いこともあった..なお話。

男子が2/3ほどの進学校にいた私,将来への悲観もなく悪いことを伸び伸びと..おいおい!
当時,女子には必須授業での家庭科があるが我々にはなく,保健体育のうち保健の時間が女子に多く我々には少ない,逆に柔道は我々に必須だった頃...
高2のいつ頃かは覚えがないが..我々が体育をしている時,我々の教室は女子の保健の授業に使われていた。
教室に戻ると「人いきれ」というか女子のまとまったにおいというか,すぐ耐え切れずドアや窓を全開にしたりして..

そしてある時,始めたのは相手のほうだと思うが,私の机に一言だけ書いてある。
(たぶん,私のイタズラ書きに呼応したものだと思うが)
私も何気なく「女子の保健の時間だな」と思った時は,ほぼ確実に何かを書き,すると相手は私の書いたものを消しゴムで消して,別なことを回答してくれる。
これは,ある意味,非常にゆったりした「交換日記」なのだった。
そんなことが世にあるとも思わなかったし,とてもとても相手の彼女が謎に思えた。
(だんだん「電車男」っぽくなったけれど,これは事実)

けれど,やがてその行為には終わりが来る。
単に3年に進級,クラス替えした,ということなのだけれど。
その3年の春,私の真後ろの女子から「もしかして,私とやりとり?してたのは●●君!?」と言われてビックリ。
クラスと席の位置もピッタリだった。

普通にクラスメイトとして見る分には「そこそこ見た目も良く頭の良い子」(みな頭は良いが)であって,その女子への特別な好意は持っていなかったが,急に「保健の時間のつまらなさや,ウィットに富んだジョーク」など,内面を知っていたため,少しの好意を持つようになった(少しです)

けれど,私は3年次には既に将来を失っていたため「学校は全部欠席しても部活はほぼ皆勤」みたいな,甚だ荒れた状態だったのだけれど,最後の華だった文化祭の約1時間のステージが終わり,本当に自分が終わったように思ったとき,事情知るその彼女は,アンコールでなく「●●くーん!」と本当に人一倍,大声で叫んでくれた(主観のため,大したことなかったかも知れませんが)

文化部系の自分にとって,バレー部の彼女は,女子ながら少し「カッコイイ」存在だった。
卒業してから(たぶん)会っていないけれど,どうしているだろうか。
胡麻塩ハゲ気味の私と違って,もっとシャキッと綺麗だろうか。

私も,私の中の彼女も,卒業アルバムの中で止まっている。

賛美歌をお借りして...12/7(日)14:00,のハレルヤに...

2014年11月18日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
先月,コンサートでお世話になった酒田キリスト教会さんに訪問した。

目的は「賛美歌」だった。我が"Sakata Coro a Cappella"では,12月2回目(年末最終回のこと)の練習で,クリスマスっ"ぽい"ものを一夜限りで歌っている。
あくまで,楽譜を渡すのも当日で合わせも当日のみ。
そのためだけに「ホワイト・クリスマス」を編曲したことすらある(暇か?)
で,今回は素直に(真面目に)教会に伺い趣旨を申し出たところ,牧師さん(旦那さんの方)がしぶい賛美歌を「どうぞ,しばらくお貸ししますよ」とのこと。
恐縮しつつ借りて帰宅,裏表紙めくりで1981年だったかの発行だったのと,牧師さん本人の記名があったので,さすがに速攻で「超まとめ譜読み」,必要な曲を8曲ほど「ナニ」して返却しに行く。

すると今度は応対された方が,奥さんの方の牧師さん。
「借りてらして,いいんですよ~」と相変わらずお優しい。
が,だんだん話し込むうちに,教会主催の「12/7市民(ハレルヤ)コンサート」の話題に..
「歌いませんか」「できれば来るようにします」「男の人,足りないんですよ」「はあ,でもありまお役には..」「皆さんお上手ですから,誘っていただいて..」「はあ,でも私が声かけるのもせいぜい2,3人..」「そうですか,2,3人お願いします」..以下略。

何か,すごく優しいけど,グリグリ来られてしまい,最悪,家人とでも歌うかな?と思うのだが,賛同者は出るだろうか!?

ただ,初心者(ソプラノ)向けだろうが,調性が"D"でなく1つ低い"C"なので「声のかすれたOyaji。年齢には良いが,音楽的にはピンと来ない。暗いというより音楽が落ちてる」感じなのです。

絶対音感ないはずだけど,体が覚えていて,調性が変わると,結構歌いづらかったです。

何と面白く素敵な男ども!極端な落差で魅了させる安積黎明高校男声合唱部

2014年11月14日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
私の中では,山形西高校の全国連覇があり,それに代わり安積女子高(別名・安女..あんじょ)が全国十数連覇,やがて福島のトップ高校は時代の流れで(合唱人の不満はさておき)共学化され,安女は安積黎明高校となり,少子化で定員減少と...実は名門女子合唱団の維持にも裏側では大変な状態があるのかも知れない。
現指導者(*)の宍戸氏,なかなか頭が痛いのかも...
*平成26年度です。

もちろん,Nコンとか女声合唱は聴いているしYoutubeチェックもしている。
で,今回,初めて視聴したのがこの動画。

安積黎明高校男声合唱部


入場時点で怒号か?と思わせる男どもの激励の声。
私のところと同じ9名のアンサンブル。
本当に安積黎明か?と思ったが,確かにピアノの子の制服はいつものものだ。
演奏は2曲だが,まず始まったのは,似つかわしくない,アノ曲。
速攻で男どもは手拍子を浴びせる。
女どものキャーキャーな声も混じってくる。
男どもは総じて大爆笑だ。

一人,楽譜を不自然に持っている..あれれ,宍戸君?と思ったら本人(笑)
一曲目は,意外なキャラの男が(実は音楽を分かっているヤツだが)意外な場所で意外なことをして,熱気は最高潮だ。

もう一曲,この充満したエナジーの中,何を歌ってくれるのかと思いきや,何とあの男声合唱界の最高峰の作品だ。
歌い手のみならず聴き手のエナジーも,Max.からMin.な一点に集中し,静かに集中度を高めている。
そこは流石に安積黎明高校なのだな,と思わされた。

ということで「芸人のような?『超真面目なお芝居』」をご覧ください。

ちなみに私も高校時代は混声合唱をしながら,7名だかの男声合唱を文化祭で披露した。
瑞々しく思い出されたのだけれど「きちんとしていない一生懸命さ」で,今どきの「女子力」などとは真反対な「男子らしさ」は必要なのだな,と思った。

岸壁にて..アッと驚く..必読です(笑)

2014年11月09日 | 日常生活
ある日,いつもの河口部のかわいい岸壁にて小アジ釣り(地元では,アジ子と言う)をしていた。
いつもと違い,なかなか釣れない,しかも底の方から空気らしき気体がプクプクと球形に湧いてきている。
すると...

水中から存外に大柄な「カモ」が出てきて,平気で遠くに泳いで行った。
一群のカモや,単体の鵜などは彼方にいたのに...


ちなみに,カモは常に遠くから眺めたり,大きくて膨張色の白鳥といたりと,ついつい小さいイメージなのですが,自分の真下からあらわれると仰天な大きさに見えました(笑)

玄関前は紅葉&落葉

2014年11月09日 | 日常生活
10月から紅葉(黄葉)はじめた我が家の木々。
ちょうど写真の11/3頃には,門から玄関までのシャラノキ(ナツツバキ)が黄色や紅色になっていた。
というより,紅葉と落ち葉が半々という感じだった。

で,誰が落ち葉を掃いたのでしょうか(笑)

11/3(文化の日)酒田市民音楽祭を聴いてきました。

2014年11月03日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
合唱ばかオヤジな私の,年2回ある希望ホールでの合唱のお祭,のうちのひとつ,市民音楽祭(器楽もあるが)を聴いてきた。

良い印象だった団体が二つ。
まず「まつばら」さん。
いや,びっくりする位に男声のユニゾンが利いていて,以前からの前進度には感銘させられました。

そして「Coro I Boccioli」さん。
小中学生中心に,ピッチも安定して,美しいハーモニーでした。
参考にさせていただきます。
というか共演したいくらいかも。

逆に...
男声合唱の(私の好きな曲)「雨の日の遊動円木」は,アインザッツ・曲頭がかみ合わず,音楽も動かないし「何とかしてくれ」でした。
自分にも返ってくる話なのだけれど「指揮者の問題」だと思いました。

おしまい(笑)

11/2(日)は琢成学区コミセン・文化祭に行く..「明日に生きる酒田」が聴けました。

2014年11月03日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
てことで,その中の出演団体「うたごえ喫茶」さんが件の「明日に生きる酒田」を歌われる,とお聞きしたので,行ってみた。
非常に平易な音楽で,私のような「合唱ヲタクの作り物」とは違い,万人が歌ってくれるようなものだったと思う。
殊更に,せっかくなのに学区外に出ないのは勿体ないな,などと思った。

私は進む..JASRAC(日本音楽著作権教会)に楽曲を初申請(信託する程でなく)

2014年11月02日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
断言はしたものの「たぶん」というのが正直なところ。
進むしかないと思うのだ。
考えてもキリがないし,考えると具合が悪くなる。

こんな自分にも約10名だけと言えばそれまでだが「10名も」の仲間が5年余りの間,私とともに歩んできてくれた。
立場上,私は皆出席だが,時々は行くのに苦しいときがある。
それでも行った。
私に熱が無いとなれば,皆さんの熱も冷めるだろうから。

さて,本題だが,今般,谷川俊太郎氏の詩「生きる」に作曲したものをJASRACに申請した。
厳密には「『出版』利用申請」なるもの。
と「出版?」と言われそうだが,出版社による出版物(冊子)だろうがコピーして綴じようが彼らにしてみれば「出版物」なのだ。

1件あたり,また1冊あたりなどと計算していき,料金は決まるのだろう。
推定額をたずねたところ,当方は十数冊だが「ピースもの」を買うよりずっと安くなりそうだ(まぁ,作曲側は料金がかからないのだし(笑))

さて「勝手に詩を使って良いのか」「どこに問い合わせれば良いか」となると思うのだが,もちろん勝手に..はダメで,わからなければJASRACのページ経由で問い合わせると,結構ていねいに応対してくれます。

今回は谷川さんだが,亡くなった吉野弘さんの場合は別で,地元のツテでお手紙を差し上げ,ご本人から電話をいただき「どの詩をお使いですか?」「結構ですよ。どうそどうぞ」なイメージどおりに優しい応対をしていただいた。
(注)それでも著名な方は殆どJASRACに信託契約されているので「利用の承諾」は無論,JASRACへの申込みは必要だ。

次はいつか?もちろん..未定です(苦笑)
曲数が進まないし,ラテン語の曲も多いし。

DVDチェックその後..たまたまヘンリー・グルーバー師にお会いしました。

2014年11月02日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
実は昨夕,十曲コンサートでお世話になった酒田キリスト教会にDVDを追加でいただくため,教会のドアをくぐり事務室受付部分(玄関ですな)に立っていたら,牧師さんから「あと1,2分でできますから」「あれ,おかしいな..5分くらいで」と経過するうち,随分と背の高いスラっとした年配の外国人と日本人の方が見えた(左に向いた私の,彼らは後ろにおられるイメージ)
"How are You","Nice meet You"的な流れで牧師さんご夫妻と(どちらも牧師さん)会話が始まりハグもあり,"Hallelujah"などなど...DVDは後日で仕方ないかな?と思ったが,そこは牧師さん。きちんと対応してくれました。

私は,ヘンリー・グルーバー師を存じ上げないので,あとで知って,おぉ!だったのですが,キリスト教会のかたがたの歓待の仕方はさすがだと思いました。

ともかく「よそ者感が半端ないやら」,「申し訳ないやら」な夕刻でした。