アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

こんな時もあった..第3回 東日本合唱祭(一関)

2010年06月27日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
平成4年8月23日のこと。
私は赴任地の鶴岡市から岩手県一関市で歌うために移動していた。

昨年,第20回の開催だったらしい東日本合唱祭だが,私の頃はまだ3回目,前年(平成3年)に合唱コンクールの全国大会に進んだ関係で呼んでもらえたらしかった。

様子も分からずに到着,あれこれ話を受けていると,歓迎の姿勢からいろいろ手厚い。
すばらしいおもてなし,だった。

この合唱祭,割と前から出演は決まっていたのだが,途中で波乱があった。
まずは常任指揮者の今井邦男先生(グリーンウッドハーモニーなどと兼任)...
当時健在だった高田三郎先生がイスラエルだったかに外遊されることとなり,東日本合唱祭と日程がダブッたらしい。
で先生も団長も,私に「代わりはよろしく」の一言ずつでおしまい。
(ま,ここはやる気マンマンだったから,まだ良し)
さらには,本番直前の8月1日付けで私が転勤することに。
ここも団長に直訴したのだが「だったら私が事業所長に『よろしく』と言っておくから...」とのこと。
私としては「そういう問題ではなくて」と言いたかったが,役員クラスの人なので,まあ言うことは聞くことに(そんな会社で良いのかは分からんが)

てことでなんだかんだあったものの,予定どおり私は(分不相応な)指揮者として一関入りとなったのだった。
ちなみに曲目は高田三郎の男声合唱組曲"野分"より「海辺」と「野分」,それに大中寅二の「椰子の実」と山田耕筰の「赤とんぼ」だった。

開催翌日に,岩手日日の記事をもらったが,写っていた指揮者の背中は,私だった(笑)

(クリックすると大きい写真が表示されます)
しかも,翌年・第4回の表紙も飾ったらしいとの噂もあったのだが,そこまでは確認していない。

ところで,当日,今井先生が同行した高田先生の件は,最初,辻正行先生(当時大久保混声,クロスロードファミリー)にお声がかかっていたらしいのだが,一関でご一緒していた。おかしいな!?

ハイドン オラトリオ"四季"第2曲「来よ のどけき春よ」(合唱)

2010年06月26日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
Franz Joseph Haydn: "The Seasons"("Die Jahreszeiten"←独)より
Komm, holder Lenz!
日本名で「来よ のどけき春よ」と訳されるほか「来い,のどかな春よ」あるいは,村人の合唱「来い,のどかな春よ」さらには「来たれ、なごやかな春よ」ほかに「来よ,優しき春」,短いのでは「来よ春」というものまである(ふぅ)

オラトリオ「四季」の春より,前奏とレチタチーボの後に聞かせてくれる春の到来のありがたさ,自然の恵みや大地と神への感謝を壮大に歌い上げた,おおらかで柔らかく,心あたたまる響きについ聴き入ってしまう..と人は言う。

たぶん,25年くらいも前に,酒田混声合唱団にいたときTM先生の指揮で歌っている。
あの時は日本語だったかな?良い選曲だと思いました。さすが恩師TM先生です。
無責任な紹介になりますが,まずは楽譜から...
いずれもエアメール代の問題がありますので確認要です(あくまで自己責任でどうぞ)

di-arezzo
どう購入すべきかWebで日本担当に聞くのがベストと思います。

パナムジカ
在庫はアカペラ編曲のものしかないようです。
個人的には外国の楽譜を含めて個別に探してもらった実績がありますので,こちらも聞いてみるとよいでしょう(親切です)

詳しい話は,先人の完成されたページがあるので参考にしていただきたい。
わるたさんの床屋の内緒話

曲目解説/オラトリオ「四季」

■同じ内容でのWiki先生によるウンチク

コメットだより?Komm, holder Lenz(歌詞)

■ぜひ聴いてみたいCD:アマゾンのカラヤン版(試聴あります)

■日本フィルさんの対訳:[参考]
Komm, holder Lenz,
des Himmels Gabe, komm!
Auf unsre Fluren senke dich!
O komm, holder Lenz, o komm,
und weile länger nicht! O komm!

来たれ、なごやかな春よ、
天の恵みなるものよ、来たれ。
われらの野原に降りたまえ、
おお、来たれ、なごやかな春、おお、来たれ、
少しもぐずぐずせずに。 おお、来たれ。

実演版としては,Youtubeより以下のものを参考にした。

■Haydn Oratorio The Seasons Spring Introductio, Part.1

(5:48頃より)
聴いたときに「ゲルマンっぽくない,軽やかさ」みたいなのを直感した。
読んでみたらアーノルト・シェーンベルク合唱団?かなり洗練されすぎて,たまたま曲もウィンナ・ワルツっぽく聴こえるのですね(納得)
他の曲であればokですが,やや向いていないかもなぁ,好き好きですが。
逆に言うと,ドイツ語ははっきりしてるのが好きだ(笑)

■J. Haydn - (1/4) The Seasons - The Spring - Nos. 1 - 2

(5:34頃より)
ノイボイエルン合唱協会って言うんですか?とってもゲルマンな合唱です。
耳には少し引っかかりもありますが,私はこっちが好きですね。
技術的には,上の団体よりやや残念なところもあります...男声が荒い..雑です(バスはちょうど私と弱点が同じだ)
無関係ですが,何となく女の人の化粧が薄い(別に良いのだけど)のは,実務的なゲルマンだからなのかな?

■Haydn: The Seasons (Die Jahreszeiten) - start

(6:25頃より)
合唱指揮がバッハアカデミーとかでおなじみのヘルムートリリングで,Gächinger Kantorei(わかりません)とバッハコレギウム・シュトゥットガルト?なのでしょうか。裏山すぃ(笑)
すぐ上の合唱よりは,はるかに洗練されています。
映像見ると,ちょっと芝居がかってますが。
曲の雰囲気も出ている,けど男声(バスの高音)は随所で汚い(人のことは言えない(涙))

何度も繰り返し聴きましたが,あぁ,やっぱりまた演奏してみたい。
ただ,自分が歌うには上のDが汚くなるのでNGだし,現状では人少ないし...
ま「いずれ」ってことでしょうな。

どなたか「男声募集」してま~す。

やっと下水道工事と外構工事が完成

2010年06月26日 | 日常生活
約1週間かけた下水道工事と駐車場~玄関まわりの工事が無事に完成した。
(金額は聞かないでね,頭痛するから(笑))

まずは,タイトル写真の駐車場部分。
下水道関連でいろいろ掘り返したうえに,駐車スペース不足解消のため道路側一面がコンクリートに(スペースはこれでギリギリ..車庫入れ下手なやつが複数名いるから)

玄関まで「手前が門扉」+「スロープ」だったのを,駐車場にして門扉は後ろ(玄関側)に移設。

あわせて,使えなくなった埋め込み形ポストのかわりに,ボール式のポストを作りました。
これで,あまり植栽をいじらずに作業完了,良いことです。

ほかにも見えない部分で,裏庭の大型物置(自転車小屋)を大型クレーンで移設してもらいました。
で,本当は栗の木の撤去とリンゴの木の移設もあったのですが,枯れる恐れあり,てことでこちらは冬に持ち越しとなりました。

サッカー・ワールドカップ2010日本代表・デンマーク戦後の各方面からの声

2010年06月26日 | サッカー・野球などスポーツ系
かつてなく日本代表への賞賛が嵐のようなので拾ってみた(重複御免)

■英BBCが本田を絶賛「まるでC.ロナウドのよう」
■英紙デーリーメール「ホンダ・モーターで16強入り」
■英紙デーリーメール「日本は2本の素晴らしいFKで勝ち進んだ」と絶賛
■強豪“本気”参戦!マンCも本田獲り
■「欧州市場の目玉となり、本田がプレーを希望するスペインでもバレンシアに加えてセビリア、Aマドリードも獲得に名乗りを上げていた」
■長友 W杯で欧州から複数オファー
■長友欧州移籍へW杯でオファー殺到
■セリエAチェゼーナも長友にラブコール
■“エースキラー”長友にバーミンガムがオファー/FC東京も移籍へ後押し
■「本田の活躍」露、自国選手のように大はしゃぎ
■スポーツ紙「スポーツ・エクスプレス」は、「大会前から本田の信じられないキックは話題だったが、こうした期待が本番で実現するのはまれだ」と1点目のFKを称賛。
■大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」(電子版)は、「アジア勢が躍進」という見出しの記事で、ダメ押しの3点目をアシストした本田の動きを「相手DFを 翻弄 ( ほんろう ) し、GKをおびき出し、味方FWにボールを回した」と描写
■ニュースサイト「ウートロ・RU」は、本田のFKについて「すごい一撃は、その美しさにおいて、試合終盤の(3点目を演出した)本田自身の巧妙なトリックとしか比較できない」と大絶賛。
■合宿地ジョージの住民からも「ホンダ」コール
■今回は「反日」なし、韓国・中国もサムライ絶賛、「一緒に8強に行こう!」と声をかける韓国人の姿も
■聯合ニュースも、「『永遠の好敵手』韓国と日本がアジアサッカーの歴史を書き換えた」と伝えた。
■デンマーク「名誉なき敗退」…GKなすすべなし
■デンマーク主要各紙は、日本代表・本田のFKを「(ゴールキーパーにとって)悪魔のボール」(ポリティケン紙)などと称賛した。ゴール直後の遠藤らの写真を1面に大きく掲げた同紙は「本田は技術に優れ、速いコンビネーションプレーもできる」とたたえた。
■ベリンスケ・チデンデ紙は、「日本の『サムライ』によって繰り出された二太刀(2本のフリーキック)で試合が決まった」と指摘
■有力紙ポリティケン(電子版)「日本はデンマークをW杯からけり出した」と速報。本田のFKは「キーパーは球の変化に欺かれた」と指摘、続く遠藤のFKには「GKになすすべはほとんどなかった」とし、「キックの名手のロングシュートがごう音を立てて決まった」と称賛した。
■五輪銅・釜本さん、2失点にしのいだ堅守称賛
■パラグアイサポーターは「カミカゼ」警戒(有力紙「ウルティマオラ」(電子版))
■86年メキシコ大会得点王のゲーリー・リネカー氏は「本田の契約金ははね上がった」と評価。
■スペイン・マルカ紙は、「日本の才能、HONDAが輝いた」
■イタリアのコリエレ・デロ・スポルト紙は「ホンダが日本のヒーローだ」と大見出し。「CSKAモスクワの星が1ゴール1アシスト」と英雄扱いだった。
■ガゼッタ・デロ・スポルト紙でも「“スーパー”ホンダ、日本が進出 CSKAの超級プレーヤー 得点し、(岡崎に)得点させた」というタイトルで、10点評価で8点という高い採点
■「金髪の異端児」と紹介する韓国の聯合ニュースは、本田を「(決勝トーナメント進出の)主人公」と持ち上げた
■本田が所属するCSKAモスクワがあるロシアの大衆紙は「ホンダが日本を疾走させた」と日本の自動車メーカーになぞらえた。
■サウスゲート氏(元イングランド代表) ゴールを奪った2本のFKは種類が違った。実に興味深いシュートだった。本田のゴールはランパードが決めるような(力強い)シュート。対照的に遠藤のシュートは柔らかいシュートだった。遠藤のFKは素晴らしい。(得点の場面の)FKは止められない。さらには日本には中村俊輔もいる。日本代表のFKキッカーは競争が激しい。
■コスタクルタ氏(元イタリア代表)彼らの組織守備は大変素晴らしく、各選手が常に絶妙な感覚を保って中盤のスペースを占めていた。そして、これこそが今大会のイタリア代表に欠けていたものだ。
■シアラー氏(元イングランド代表)非常に印象に残った。日本には素晴らしい選手がいる。
■リネカー氏(元イングランド代表)準々決勝進出の可能性もある。
■レドナップ氏(トットナム監督)本田は本当に素晴らしい才能の持ち主。
■デサイー氏(元フランス代表)日本は今大会のサプライズになれるかもしれない。
■カーン氏(元ドイツ代表)日本は日韓大会以降、急成長している。日本は強かった。2本のFKが見事だった。

最後にインサイダーの忘れられない(忘れてはいけない)一言。
■田中マルクス闘莉王(試合直後のインタビューで)「日本人になれた事を誇りに思う」
これを聞いて,あちこちで嬉しさのあまりにすすり泣きがしていた。
私も胸の震えが止まらなかった。
これに対して以下のアンサーで締めたい。
□闘莉王よ,お前が純粋に日本人になってくれてありがとう。みんな誇りに思っているよ!

サッカー・ワールドカップ2010日本代表は「まさか」の決勝T進出

2010年06月26日 | サッカー・野球などスポーツ系
「ありえね~」ぐらいありがたく躍進を続けている日本代表(岡田ジャパン)だが,あの壮行試合で怒涛の4連敗だったチームとは思えないくらいの勝ちっぷり。

元来,精神性と団結力はそこそこほめられるものだったが,もちろんそれだけでは通用しないのがワールドカップ。
2002の日韓のときは「地元開催=思い切りホーム=強豪とあたらない(シード)」ってアドバンテージがあった(それ故に,南アを除き,開催国は全て決勝Tに進出してきた)が,今回は何もない,大陸も言語も半球も?まったく違う。

2006のオーストラリア戦の反省もあった。高地練習もした。
いろいろあるだろうけれど,こいつらのモチベーションは,今までとはやはり違う。
カメルーン戦で初得点し,その虎の子の1点も完璧に守りきった。

ワールドレベル(シード)のオランダとやっても,それほど難しくは感じなかった。
というか,はっきりと負けた,という感じはしない。
システムも,メンタル面も好調を維持し,予選最後のデンマーク戦へとなだれ込んだ。

そして昨日のデンマーク戦。
最初の部分では,ほとんど互角あるいはデンマーク優勢か?とも感じていた。
が,やはり均衡を崩してくれたのは本田だった。
無回転のボールが低い弾道でネットに突き刺さる(ゴール側のカメラで見ると,本当に突き刺さっていた)
この1点こそが試合の流れを大きく変える。

デンマークの選手たちは,明らかにこわばってしまい,動きの面でも無理をしてしまって,このあたりから疲れの度合いが増加していたようだった。
逆に日本は「リラックス」と言うにふさわしい,軽やかで思い通りの動きができるようになる(今まで,イメージどおりに動けたことはないが,この日は脳内イメージどおりに動けていたように見えた)
本田は良く知るオランダのトップレベル以上の動きをし,松井は軽やかにシャンパンサッカー,長谷部も動きを増し,大久保は好きに動きまくり,駒野は上がりのタイミングが良くなり,長友は止められない相手はスーパーサイヤ人くらい,阿部は全方位が良く見えて,中澤と闘莉王は鉄壁過ぎるうえに攻撃参加も激しい,それらの後ろにさらに守護神・川島がそびえ立っている。

アジアレベルならいろいろとほめられるが,ワールドでこれをスラスラ書かせる今の代表は本当に別物だ。
2点目の遠藤のFKはビューティフル,と言われた。皆が本田のキックにおびえているのをあざ笑うかのように,弾道は曲がった。
守備を徹底し,2点目を入れた頃からは,相手も焦りというより落胆の色が濃くなっていた。

そして相手にも「おこぼれ」の1点が入るが,すぐに日本の3点目。
本田のパスは,世界トップの技を見るような,必死にすがる相手の心を砕く「あざ笑ったFKの上を行く」ごっつぁんゴールを演出した。

あれだけハイレベルなことをしても,岡田も本田も自戒していた。
死んだような目をしたデンマークの選手には申し訳なかったが,日本代表は控えを含めて心をひとつに大騒ぎしていた。

次は,決勝Tのパラグアイ戦。
もう,ここからは「格下」とか「この相手なら何とか」などという国は存在しない。
ましてや,今大会初の南米相手,攻撃も守備も良い。
こっちもこぶしを握り締めて,必死に応援しようと思う。

庭の棚にキーウィの花咲く(強風ですぐ散ったけど(^^;;)

2010年06月25日 | 日常生活
話題にブログが追いつかず,先週の話になってしまうが...(というか,いつものことですが)
リビングの前にあるキーウィ棚の,もちろんキーウィの花が満開。
すぐに強風で散ったものが多かったのだけどね。

植えた本人も全く分かってないのですが,どのあたりがオスで,どこからがメスの花か,なんてさっぱりで。
散った直後から,実のなっているのを見ればわかるはず,とのことだけど,それらも散ってしまっていたりで,結局はよくわからない。

昨年までは,実も大きくなかったので生食は無理だったけれど,今年あたりはどうだろうか。
とりあえず「お礼肥」をやらねば。

Windows 7 インストールの効用(音楽ネタでもあるけど)ともかく処理が速い!

2010年06月25日 | パソコン・インターネット系
家にある8台(5人で)のパソコンのうち,ノート中心に「困ったちゃん」だったWindows Vistaは姿を消し,メーカーから「保証外」と言われた2台と古い自作デスクトップ機を含めて,Windows 7が4台となりサクサク動いている。
特にメモリ多消費である動画,音楽,画像などの処理にはかなり重宝している。

私もシーケンスソフトで作成したMIDIをMP3(あるいはWMA)に変換する「ミックスダウン」作業では,Vistaだと「フリーズ?」ってくらい進まなかったが,今はサクサクだ。
もちろんメモリは以前と変わらず標準的な2GBだ。

メモリって,空きがあるからHDDとCPUを橋渡しができるのに,Vistaの「常駐させすぎ」は隙間がなくて(メモリはなにも悪くないのに)役立たずなどと言われるわけだ。

この件は,ipod使いまくりの息子も同様で,メーカーの意見を無視しても強行した私は「本当に速くなった。ありがとう」と珍しく心から感謝されている(笑)

ごく一部にアップデートで使えない特殊機能もあるのだが,一般的なハード・ソフトとも目立った問題は発生していない。

今井邦男 女声合唱曲集「花と木の歌」を購入

2010年06月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
仙台でお世話になったグリーン・ウッド・ハーモニーの今井邦男先生が出しておられる,女声(児童)合唱曲集「花と木の歌」をアマゾンで購入した(今なら送料無料でオトクだぜ(笑))

前に転勤で仙台と行き来したことを書いたが,その後も単身で県内の主要都市を回ったため,楽譜の段ボールも数個,私と行動をともにした。
全く片付けていないので,長いものでは20年以上も段ボール生活っていう楽譜も多い。
そんな中に,私の音楽人生を決定的に変えてくれた今井先生から教えていただいたりした曲も大量に含まれていて,先生の作曲・編曲となるものも多い。
さらにありがたいことに,私が非常に口笛を得意としていることから,そのための曲を何度も書いていただき,所属した会社の男声合唱団はおろか「東北の作曲家」シリーズでは宝塚国際で金賞経験のある合唱団「六月の歌声」さんとご一緒したり,さらにはコンクール全国大会制覇も経験されたグリーン・ウッド・ハーモニー(今年も全国シード団体だ)とともに三笠宮のヒゲ殿下の御前で演奏したこともある。
(若い頃,度胸"だけ"は良かった)

話を(やっと)戻す..この段ボール軍団をやっつけようと今回も立ち向かったが,途中で断念,それでも遺跡を発掘したような成果はあった。
そんな中で,先生から指導していただいて初参加した全国大会のときの曲だとか,いろいろ見つけたのだが,自分がソロで演奏したものは見つからない。
で,ピンときたのがアマゾン,ただし曲はまったく別だが。

「そういえば,今井先生は曲を出版なさっているのだな。しかも女声合唱だった」と思い出し,速攻で注文,ほぼ2日で現品が到着した。
で,譜を読んでみる。さすがに女声なのでピアノ伴奏付きだ(無いほうが嬉しいけど)
当面はピアノつけずに練習したい,と思って譜読みしたところ,最初の「サザンカ」と最終曲の「ミズヒキ」なら可能かな?という感じだ。

実際にはいつになるか分からないですけどね。
練習が少ないのに譜読みに熱中しすぎだから(笑)

Sea Chanty "Shenandoah"続き

2010年06月24日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
さて,この曲,元来は男性(船乗り)が歌っていたので,男性の歌うものが多い。
合唱でも混声版でロジェー・ワグナー編曲のものなどもあるようだが,やはり男声版が圧倒的。
まずは男声合唱の,ややオーソドックスなものから。

Shenandoah

グループ名が"Chanticleer"とは,おんどりのことだが,スペルを繰り返し読むと,"cleer"な"Chant"(さえずり(or歌))にでも引っかけているのだろうか?などと思える。
落ち着いた,静かな中に,なかなかな響き。
ベースの音が聞こえていますか?
それにしてもベース右端のネズミ男..気になる(笑)

次に,よく言えば情感あるれる,とでも言おうか。
悪く言えばネバネバしていて気持ち悪い?(笑)

Westminster Chorus - Folk Set - Choir of the World 2009

好き好きは分かれるでしょうね。
この人たちのウェストミンスターって,合唱大学があるんですね,うらやましいです。
生まれつきの環境の違い,ってやつでしょうか。
シェナンドーに続いて歌う「メンチカツ」なメドレーは秀逸です。

次は,いわゆる合唱とは違いますが,バンドで男声カルテットです。

The Statler Brothers - Shenandoah

ステイトラー・ブラザースって,カントリーっぽいのに,すごいハモリ感だな!?などと思いつつWiki先生(USA)で検索したところ,前身はゴスペルもやっていたらしい。
なるほど,ってくらい上手だし,手前のリードの人以外に二番目の人もかなり上手です。
白人のアメリカン・フォークとスピリチュアルズ(黒人霊歌)をスタート地点として,その流れがカントリー,ブルース,ジャズなどに発展していくんですね(話がズレてるし)

このほかにも"Shenandoah",良い音源が山ほどあります。
背景とか歌詞とか難しく考えすぎなければ,女性の歌うのもなかなか秀逸です。

Shenandoah ~ Sissel

この歌手,Wiki先生の引用ですが...シセル(Sissel、1969年6月24日-)は、ノルウェー出身の女性歌手。もともと母国・ノルウェーで国民的歌手として人気があったが、近年は「クリスタル・ボイス」とも評せられる透明感溢れる歌声と安定した歌唱力が世界的に高い評価を受け、云々...
ほぼ考えていた印象と同じでした(おいおい)
独特の臭みのない「こぶし」の回しと,全体的に透き通った声にはかなり引き込まれます。

あと一人だけ紹介します。

Hayley Westenra, Shenandoah

日本では「ヘイリー」として売り出したようですが,ニュージーランド出身の彼女は,本来の発音はほぼ「ハイリー」だそうで(By Wiki先生)
んなことは良いですが,発音にアタックをつけない優しさと,やはり素晴らしい透明性に,つい聴きほれてしまいました。

似た味のある二人なのですが,"Shenandoah"を歌うのにヤンキーの女性じゃない,って所がミソでしょうか。
たぶんアメ系の女性シンガーは,もっとはっきり堂々と,というか目いっぱい歌うのだろう。
そしてその意図に反して,アメ系だけでなく,あちこちの男性の目,いや耳は,しっとりして,透明で美しい,たおやかな女性らしさを求めている気がする(じゃないと男女の存在価値が失われるもんね)

半端っぽいですが以上です(笑)

Sea Chanty(シーシャンティ) "Shenandoah"(シェナンドーあるいはシェナンドア)

2010年06月23日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
仙台に赴任していた頃,男声合唱団でよく歌っていた曲だ。
穏やかで,心に響くというか泣かせるメロディ。
好きな「編曲」だった...が,楽譜を持ち運んできた段ボール箱をあさっても,その大事な楽譜がない。
なぜ楽譜?

まず,Sea Chantyとは,goo翻訳先生によれば,船頭歌とも訳される。
いつものGoogle翻訳先生は,Chanty(米)[はやし歌] =(英)chantey
と説明している。
一般的には「アメリカで,主に帆船での航海時代に歌われていた船乗りの歌」などと言われており,この曲もだが「川を行く船」でのものも含まれるようだ。
たまに,Sea Shantyなどと表記されるが,こちらは誤用だと思われる。
なぜなら,Chantyと同様に各国語で以下の言葉が見られるからだが。
・Canto(伊)[歌う]
・Chante(仏)[歌う]
・Chant(羅)[歌]
この中でも最も歴史的に有名なのは,最古の記譜法・ネウマ譜を用いたGregorian Chant(グレゴリオ聖歌)であり,今でもそのメロディを引用する作曲家は多い。

さて,Shenandoahという名前自体はアメリカ先住民による固有名詞のようだが,作詞も作曲も誰のものであるかは不明だ。
実際に現在ですら歌詞も曲もさまざま存在しており,ましてや編曲や演奏形態にいたっては千変万化?な状態である。
所有していたはずの楽譜と同じ物を探してみたが,Googleで曲を,Youtube等で動画を,パナムジカやアマゾンなどで楽譜を,と探すが,私の記憶にある編曲のものは見当たらない。
というか何種類かの楽譜も買ってみたが,全く違っていた。

歌詞だけでも色々と変遷があるようで,
・最初はシェナンドー河を懐かしむ望郷の歌だった。
・次第にシェナンドー酋長の娘を慕う恋愛歌の要素も入った。
・実は時代背景として先住民族への複雑な思いを歌っている。
などの話が出てくる。

自家製クラシカル・クロスオーバー
 歌詞の変遷含めてかなり詳しいです(おかげで説明を省略できました(笑))
W&R : Jazzと読書の日々
 「インディアン移住法」の事実と時代背景を考察しつつ「ラブソングのフリをしているが最後にアンサー・ソングが隠れている」と結論付けたところに脱帽せざるを得なかった。
 アマとは言え音楽家である私は,アメリカ発でこれだけ世界中で愛されている曲が,そうそう表面に出ている程度のチャチな内容であるわけがない,と思っていたところだった。

否応なく考えさせられるアメリカという「新興国」の開拓史やら黒人奴隷貿易・奴隷制度などは,本当に暗い暗い闇のようでもある。
インディアン移住法(Wiki先生)

白人による黒人奴隷貿易とアメリカの奴隷制度
 文中での以下の内容は,あまりに強烈である。
・ヨーロッパ人は16世紀から19世紀までの400年間にわたって奴隷貿易を、国家的事業として組織的に何の罪悪感もなしに繰り広げた。
・奴隷貿易には、ヨーロッパ文明諸国のほとんどが手を染めていた。そして、ほとんどが熱心なキリスト教徒であった。
・当時のヨーロッパ社会に、奴隷貿易を人類の罪と見なす神は存在しなかった。啓蒙主義者モンテスキューは、『法の精神』で、「黒人が人間だと考えることは不可能である。彼らを人間であると考えれば、我々がキリスト教徒でないことを認めざるをえなくなる。」としている。
アメリカ合衆国南部(またもやWiki先生)

てことで前提の話ばかり長くなったので一旦区切ることとする(続く)

ランチタイムは,ご近所の インドカレーのやかた「ナーランダ」へ

2010年06月23日 | 日常生活
今日は三男が「たまたま休み」な日。
嫁から「お昼どうする?」みたいな話があっらしく,
嫁「作りたくない」
息子「外食したい(たまにランチメニュー)」
私「別にどっちでも」
てことで,ご近所のインドカレーのやかた ナーランダさんに決定!
ランチタイムセットをいただいてきました。

息子と私は
◎タンドールランチ…[ナーン付]900円(ちなみに[ライス付]は800円)
 ・セット内容{タンドーリチキン・シシカバブ・カレー(日替り)・ライスまたはナーン・サラダ・ソフトドリンク(選択可)}

嫁は
◎カレーランチ…650円・ライス・サラダ・ラッシー(乳酸飲料)付き
 ・セット内容{カレー(A(甘口)マトンカレーとチキンカレー))or(B(辛口)キーマカレーとチキンカレー))・ライス・サラダ・ラッシー(乳酸飲料)}

とどちらも美味しいアンドおトクでした。満腹

もともとナーランダさんは息子さんが継ぐことで内定していたのだが,本格的に親子でやっておられる。
そして息子の「本気の証」が,リンク先のホームページの開設だ。
私もこの店を何度も紹介しているが,今度はラクチンだ(笑)

で詳細未定らしいが,9月頃には仙台での初開業から満30年になるということで,記念イベントを予定している,とのこと。
偶然でもWebで読んだ方は,も少し先だろうけど,内容をチェックするのが吉でしょう。
あ,再度...インドカレーのやかた「ナーランダ」
ですのでよろしく(広報担当です)

Eva Ugalde "Miserere"

2010年06月20日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
さっき?の男声合唱とはサマースクール(Obradoiro 20xx)つながりなのだが(大して繋がってない)こちらは女声合唱。
たぶん,Bustoに師事しいてる,Eva Ugaldeの秀作だ。
"Miserere"とは「憐れみ深き」などと訳されると思うのだが,仕上がりがなかなか..聴いてください。

Ugalde: Miserere (Obradoiro 2008)

昨年あたり,Bustoの曲とともに見つけて,パナムジカから楽譜も購入した。

精神性が非常に高く「ぜひうちでやりたい」などと思いつつも,編成が最大で7部?ちょと当面無理だわ,てことで温め状態なのである。
最低音部を男声で声質あわせて歌っても,10名しかいないので,5,6部が精一杯。
いつになったらできるやら(涙)
「人を借りてでもやるか?」ってところです(他団では,よくあることだけれど)

にしても,

Merciful, beautiful Harmony!
It is just "Miserere".

だな。(何語?)

Busto "Tu venias"(たぶん)の演奏・響き・ベースの深さに圧倒される

2010年06月20日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
Bustoつながりなのだが,たまたまYoutube先生のリンクをたどっていくと,珍しく男声合唱に行き着いた。
というかBustoの男声をまともに聴くのははじめてかも。

"Tú venías"というスペイン語(文字化けしたのでタイトルのみ英語表記に変えてます)のタイトルだろうな?などと思い,いつものGoogle翻訳先生にお願いしたところ,先生は「あなたが来た」という意味を教えてくれた。

で,まずは聴いてみる。

Busto: Tú venías (Obradoiro 2007)

最初,言葉が出なかったくらい,ベースが低くコーラスとしても分厚く,圧倒されました。
普段,自分もベースを担当しているのですが,この人たちはまさに「コントラ・バス」(非常に低い)ですね。
逆に私たちのは楽器に例えると「チェロ」くらいでしょうか(チェロさん,ごめん)

女性の方なんかでこの演奏を聴くと「ほれてまうやろ~」(byチャン・カワイ)な人もいるのではないでしょうか?

あと指揮者がすごいですね。
普通,これくらいのテンポだと,なかなか表情が出せないのだけれど,ゆっくりだからこと間(ま)に情感を当てはめて,逆に動きを出している。
技術もすごいですし,音楽的な引き出しが多いのもパッと見でわかります(いちおうこっちも指揮者(笑))
何でもただ遅くするだけの,どこかの男声合唱団では無理だろうな。

難点を言えば歌詞を語りすぎというか「しゃべるの必死すぎ」てくらいかな?
合唱の「サマースクール」での編成みたいなので,そこは練れれば良いということで,okでしょう。

ま,こっちかあっちが削除されるまで残りますので(当たり前か)できれば堪能してください。

合唱フェスティバルで私を魅了した中学生 Javier Busto "Salve Regina"

2010年06月20日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
先週の酒田飽海地区合唱フェスティバル,自分の団の評価はさておき(おいおい)もしフェスティバルで「大賞」をあげるとしたら...これは既に打ち上げの挨拶で述べてしまったのだが「酒田四中」の皆さんだろう。
事前に曲名を知っていたので期待していたのだが,あまりのハーモニーの良さに,嬉しい不意打ちを食らってしまった。
地区の現役指導者ではナンバー・ワンとは聞いていたが,Kちゃんの実力はすごいなあ,と改めて痛感。
彼女のE高時代から知っているし,嫁の幼馴染なのだけれど,今はちょっと遠い存在..(笑)

演奏するときのポイントは二つ。
まずは出だしと最後の「ロングトーン&ハモり」,そしてもうひとつは中間部のテンポ。
このテンポを気持ち速めると,ぐっと垢抜けた感じがする。
でも,圧倒的にハモりですね。教会の天井の三角形まで鳴り渡る曲だから。

ちょうど良い音源があったので聴いてみると..最初は酒田四中に極似したタイプのもの。

Salve regina

やっぱこの曲は最初の"Sal-ve~ Re-gi-na~"と5パートが重ねる所で決まりますね<優劣
最後の上2パートを少しうまく歌わせると完璧でしょう。にしてもよく響いてます。
四中のもこんな感じでした。曲の頭で「ブラヴォー!」出しかけた(笑)

ただし,歌に入ると,モタモタ感があって,少し評価が分かれるところです。
この曲は,たぶんBustoもそうだと思うけれど,宗教曲ではあるけれど現代音楽でもあるので,緩急でコントラスト(音楽的にはディナーミク)をつけるべきかと思います。
余談ですが演奏を聴いて「サ・ス・ソ」が「シャ・シュ・ショ」に聞こえた。
ドイツ人?と思って「Google翻訳先生」に調べてもらったら「アイスランド語」と出た。
「まさかアイスランドはドイツ語圏では..」と思ったら,Wiki先生がおっしゃっていた↓
Wiki先生のアイスランド語ウンチク

もうひとつ,声楽やってます!っぽい皆さんによる「立派な」演奏です。

Busto: Salve Regina - Canta Nova Saar

さて,何から書こうか,ってくらい厳しい評価です。
このコンダクター,声楽はできるが合唱はわかっていないね。
まず最初のハーモニー,Bustoは滅多に無い手法で左下から右上に大きくクレッシェンドを書いているのだが,それをキッパリ無視しているか曲の意図を過小評価している。「サビの部分」を捨てている感じ。
この部分はアドリブが許されているが,短すぎだろ(笑)聞かせどころを潰したい?
全体としては歌がソリストっぽくバラバラで,合唱家でもあるBustoの意図を隠している。
ロマンティックすぎないだろうか(ロマン派っぽい,の意)

最後にまたハーモニーの部分,お疲れか知らんがピッチが崩壊して..聞かせたい場所が既に違っているので仕方ないのか?
この演奏をupした人間の問題だが,この演奏に作曲者のパクリ写真をかぶせたら,本人も泣くのではないかな?

私だったら,中間部をテンポアップさせた以外は,絶対にしない演奏だな。
(すみません,軽くジャブ入れて終わるつもりが,聴けば聴くほどイラッとしてきました)

今週は外構の大工事中

2010年06月19日 | 日常生活
今週は趣味だけでなく色々あって,本当に話題に事欠かない。
ブログをぶん投げていたのが,まるで嘘のようだ(笑)

週初めから我が家は工事の轟音が鳴り響いていた。
特に既存のコンクリートを砕く音はすさまじい。

主に下水道工事,あわせて駐車場のコンクリート工事,門扉の位置変更,物置の移築などだ(細かいのはもっとある)

平成の一桁の頃,無い金はたいて..も無くて(笑)生家の土地を売って門扉とか駐車場を作ってから早15年。
ちょっと勿体無い気もしたが,駐車場が足りない上に公共下水道の完成もあり,好き好きは言っていられなくなった。

てことで,写真は全て工事中の門扉の無くなったときのものだ。
実は今日,殆どの工事が終わったのだが,写真含めてまた後で,ってことで失礼します。