週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

親鸞聖人750回大遠忌法要・参拝旅行②

2011-06-22 02:01:03 | 近況報告

団参旅行2日目。
いよいよ、本山の750回大遠忌法要に参拝です。

ここでいきなり余談ですが、神奈川組は総勢750名ほどの参加者だったので、一つの宿泊施設には収まりきれません。
なので、お寺単位でいくつかの宿泊施設に分散しなくてはならず、押さえた宿の中から住職方が希望を出し、コンピューターの抽選で宿が決定。
最乗寺は本山のお隣にあって、一番近い宿泊施設の京都東急ホテルを第一志望にし、抽選の結果、見事当選(過去の住職の引きを考えると、本当に珍しいことなのです)
おかげで、当日の朝は比較的ゆっくりとした出発時間になりました。

さて、東急ホテルを朝の8時に出発。
本山の様子はというと、現在はこんな状況になっています。

 

なんだか工事中のようにも見えますが、白く覆われた部分は参拝用の特設会場です。
期間中は1日に午前と午後の2回、法要が営まれ、それぞれの法要に数千人の参拝者が集ります。
当然すべてが本堂内に入ることはできません。
そこで、より多くの方が参拝できるように設けられたのが、本堂と一体化した特設会場です。
(実際のところ、本堂内の席より、屋外の特設会場の席のほうが数倍あります)

  

  
…お気づきでしょうか?
組内の抽選の結果、最乗寺は本堂内の席を頂戴することができました。(これまた大変珍しいことが重なりました)
住職が座った席から前を見ると…。

 
モニターも用意されていますが、肉眼で法要の様子を拝見することができます。

  

内陣のお荘厳もよく見えます。
手前の仏華も素晴らしいですが、その奥の厨子の中におられる親鸞聖人の木像を拝謁できる距離に座れたことは、何よりのご勝縁でした。

法要中は撮影禁止のため、写真はここまで。
ご門主さまのお言葉は、震災の被災者を慮った温かなものであり、この法要がすべての悲しみに寄り添うものとなるようにという強い思いがひしひしと感じられたと聞きました。
音楽法要も、多くの参拝者が事前に練習していたようで、幻想的な音楽と共に響き渡る経文の歌声に、一緒に唱えながらもウットリだったそうで。
会場の一体感を味わえた皆さんが、本当に羨ましいです。