先日、雨上がりに撮った紫陽花。
境内の紫陽花は青ばかり。
紫・ピンク系は見かけません。
もっとも、私が気づいていないだけかもしれないけれど(笑)
一般に土壌が酸性だと青、アルカリ性だと赤になると言われているので、土が酸性ということでしょうか。
さて、ここからがお知らせです。
以前も記事にしました築地本願寺のGINZA SALON。
(過去記事→http://blog.goo.ne.jp/saijoji/e/b119aadc3bc8c7df9992585130d03772)
こちらで開催されているKOKOROアカデミーという公開講座の7月8月のスケジュールが更新されました。
定員制なので、下記のサイトで講座を選び、会員登録をされてから直接お申込みください。
https://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/kokoroacademy.html
仏教的な考え方をベースにした講座・日々の暮らしのヒント・人生や終活を考える講座などなど、さまざまな体験ができるアカデミー(HP引用)らしいですよ。
先週、鹿児島から帰ってきた若住職。
たくさんお土産を買ってきてくれました。
その中で、私がお願いしたお土産がこちら。
リクエストを聞かれ、鹿児島空港で買えるお土産を検索すると、どのランキングにも入っていた「さつまいもバター」。
今まで見たことがなかったので、試しにとお願いしてみました。
スプーンにすくった感じは水飴のようにトロトロ。
さっそくパンに塗って食べてみると、バターのコクを感じつつ、すっきりとしたサツマイモの甘みが口の中に広がり、想像以上に美味しかったです。
シナモンやココアパウダーを振りかけたりとアレンジが効くので、朝食に重宝しています。
梅雨の時期は緑が深まり、境内がジャングル化していきます。
その要因の一つがこの植物。
わっさわさした羊歯です。
羊の歯と書いて「シダ」と読みます。
シダ植物は種子植物ではないので花を咲かすこともなければ、実を付けることも種を付けることもありません。
では、どうやって増えていくのかというと、秘密は葉の裏側に。
沢山のブツブツ…。
これは種ではなく胞子嚢(ほうしのう)といって、ブツブツ一つ一つの中で無数の胞子を作る器官です。
時期になると、葉が揺れるだけで中の胞子が煙のように舞って飛んでいきます。
シダ植物は最古の陸上植物と言われており、今から4億2千万年前の化石が発見されているとのこと。
恐竜の時代よりもずっとずっと昔から、現代まで生き続ける生命力と繁殖力に驚くと同時に、境内のわっさわさ度にも毎年驚かされています。
若住職は友人の披露宴出席のため鹿児島へ。
これは良い機会と、龍くんと2人でお出かけすることにしました。
行き先は築地本願寺です。
私自身、とっても久しぶりの築地です。
幼稚園に通う前の龍くんを抱っこして築地の会議に出ていたころが懐かしくなります。
広々とした堂内。
お焼香をし、内陣へ近づくと「建物は外国みたいだけど、中はうちと一緒だね」と龍くん。
いやいやいや、うちはこんなに立派じゃありませんから!!
本堂に入ってすぐ左手に、スタンプ台がありました。
子供はスタンプに目がないもの。
龍くんも喜々として、大きなハンコを思いっきりドーン!と押していました。
最近は「御朱印巡り」が流行っています。
参拝した寺社の窓口で、持参した御朱印帳に一筆と寺社の朱印を押してもらい、それを収集する人が多くいるそうです。
しかし、築地本願寺では御朱印の受付をしていません。
その理由がスタンプ台に書いてありました。
だそうです。
恥ずかしながら、しないことは知っていましたが、「なぜか」までは知りませんでした。
ただ調べてみると、浄土真宗は十派に分かれていて、西本願寺(本山)や築地本願寺・最乗寺の属する本願寺派と、東本願寺の大谷派以外の八派には御朱印があるようなので、八派はそこから始まるご縁に寛容なのかなぁと思ったりました。
もちろん率先してやったほうが良いとは言いませんが、もしスタンプラリーの感覚でコレクションを始めたとしても、手を合わせたことのなかった人が合掌し、写経に興味を持ち、経文の意味を考えたりしていく中で、御朱印をたくさん集めることに疑問を持ってもらえたら、そこに至るまでの過程は必要なことだったんだと思うのです。
ところで、素朴な疑問なのですが、「追善供養」を振り仮名もなく読める人、その意味を知ってる人ってどのくらいいるんでしょう?
もうちょっと親切な説明でもいいんじゃないかな(小声)
梅雨の晴れ間の第二土曜日。
今日はお経の会がありました。
お勤めの時間になると、走り回っていた龍くんが、焼香卓の前で正座になりました。
そのままの姿勢で、正信偈を最後までお勤めし、後ろの方で見ていた私はただただビックリ。
途中で昼寝を始めてしまっていた龍くんが、途中で飽きてお座敷に逃げていた龍くんが。
あの龍くんが、一番前で、最後まで、正座で、お経を読んだんです!
終わった後、足が痺れて歩けなくなっていましたが、赤ちゃんの頃から見守ってきてくださったご門徒さんに褒められ、とっても嬉しそうに照れ笑いしていました。
法話は若住職が不在のため、今月もわたくし若坊守がいたしました。
今回は六曜(日の良し悪し)についてのお話を少しばかり…と言いつつ、結構長くなってしまいましたが、皆さんがお話に参加してくださり、おかげさまで更に深めることができました。
それから参加してくださった皆さまへ。
18時過ぎに若住職から出席している披露宴の写真が送られてきたので、若さんを信じて大丈夫のようです(笑)
次回は7月9日(土)午後2時の予定です。