相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

カモの訪れ 秋晴れの空そして鳥の海へ

2008-10-13 20:06:19 | 松川浦

   連休のこの月曜日、土日と体調を崩したせいか、ことさら貴重な時間でした。本日9時頃の干潮は先週のシギとの再会を期待していました。トウネンは予測とおり姿を見せてくれましたが、ハシブトガラス10羽ほどの姿を見ると残念ながら他のシギは期待はできませんでした。先週カラスにおびえて、飛び去るソリハシシギ等の姿を見たからです。しかし、沖合というか岸から離れたところにはシギはいるようですが判別できません。用心深いですね。松川浦は浦の青、サギの白、鹿狼山の紫、遠くかすむ不忘山の灰色の重なる遠近にしばし、目を奪われていました。また、もう冬鳥の季節、ヒドリガモが浦には来ています。海藻を食べるため、逆立ちの光景もみられますね。冬鳥の到来とともに秋の深まりを感ずるのです。さて、休日最終日ということもあり、「海浜の公園」へ出かけたくなり宮城県亘理にある「鳥の海」へ出かけました。釣り客でいっぱいでした。鳥の海は海浜公園と鳥の海温泉があり、人気も高いようです。秋晴れの空がすがすがしく、「はらこめし」に舌鼓したあと、持参した折りたたみ自転車であちらこちらへ、これも小回りがきき便利でした。そして以前に紹介した離れ小島の「蛭塚」へ足を伸ばしました。塩性湿地があり植生も面白いらしいですが、なにより、流入する潮水に小さな小魚が群れており優しいこと。「ポニョ、ポニョ魚の子」ですかね。うまく写真には撮れませんでしたが。さて、ひとつ面白いことを発見しました。離れ小島まで橋が架かっているのですが、そこに写真のように欄干があり鳥よけと思われる糸が張られています。これが風に震えて、その震動が欄干に共鳴して、海風の強弱と共に不思議な響きをたてるのです。欄干に耳をつけるとアルミの素材が不思議な音色で複雑に歌います。素晴らしいアイデア、Photo蛭塚の風琴?帰宅したころ、月はDIAMONDのよう。 Photo_2Photo_15 Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 Photo_9 Photo_10 Photo_11 Photo_12 Photo_14