確か結婚前に日本で埋めた奥歯
が
しみてくるようになり、かめなくなった。
治療したことある
重慶にいくつか分院のある『華西口腔医院』へ。
四川人夫が『有名だから』という理由だけで
まず連れて行かれたのがきっかけ。
いつも混んでるので予約制。
自宅から徒歩で行けるところが
まず便利。
わたしは自転車で行くけどさ。
最初は、診療費無料。
これは、
以前紹介したことのある
ドイツ資本と謳う近所の歯科クリックと同じ。
治療する際に診療費をとる。
すると、おそるべきドクターの一言。
まだお若いとみた男性医師。
わたしは彼にとって初診ですが
写真も撮らずに
臨床症状だけで、根治治療に近い治療方法を説明され
愕然。
麻酔するといわれ、また怖くなり、
アレルギーあるかどうかも聞いてくれない。
ってか、
こちらから聞いたら、
『あなた、あるの?』と聞き返されたで
日本の歯科医院のネットで
基本的な治療方法や歯のしくみなど
もう一度参考に。
このドクターに会ったおかげで
最新の治療方法と
歯の基礎知識を再び学べることになれたので
感謝しなくてはならないけど。
このドクターの治療方法は
たぶん根治治療に近いと判断、
仕方ない、と思ってたら、翌日
娘二人を歯垢洗浄に連れて行った時に、
偶然、見たことあるドクター発見。
お名前を受付嬢に聞いて、
あわてて、事情をはなし、
診てもらえることに。
でも
新入りの受付嬢はね、
どのドクターでも治療方法はおんなじよ
って。
知らないことがどれほど影響を及ぼすか
改めて実感。
で、元の先生には
夫が戻ってきててから一緒に来ます
と言ったものの、キャンセル。
この周は2回しか来てないらしく
全ての先生は
成都の病院から派遣です。
周ドクター「レントゲンは?」
助士「昨日は、とってないよ」
周ドクター「どうして?」
助士『・・・・・・』
そうよね。
写真撮って病状見ないことには
分からないでしょ、だから不安だった。
ドクター「じゃ、撮るよ」
助士「もう、電源きったよ」
ドクター「なんで?」
助士「・・・・」あわてて、レントゲン室に飛んでいく。
今は便利。
とったら、そのまま診療室で映像が見られる。
慎重な治療方法の説明。
まさに
『インフォームドコンセント』
温存療法で経過観察。
子供用の材料で詰め物をしておいて
硬いものさえ噛み続けなければ
ずっと使える。
万が一、痛くなった場合は、
取って、治療の後、
大人用の頑丈なものに取り換えることも可能。
どちらが結果的に功を奏すか
将来は分かりませんが、
納得済み治療なので、
満足。
知らない医師に
自分の正確な状態を視覚的に確認しないまま
前回のカルテのちら見と
一般用の説明グラフィック映像だけで
複雑でやや長い期間の治療時間と、高額な治療方法を宣告されるよりは
受け入れられる。
約、一時間で、詰め物一か所だけで、240元/今のレートで4000円ちょっと。
保険はありません。
前回の詰め物がかなり固くて削られなくて
ギュルるるるる―ン、ギュンギュンのあの歯医者音
痛くても
断末魔の声も上げられずにいたら
かわりに
女性の助士さんが、なんと
わたしの手を握ってくれた。
そして、
ポン、ポン、ポン、とゆっくり、子守唄きかすように
触っててくれた
途中で交代した前回見なかったような助士さんは
してくれなかったけど、
人によりけりですが、
まず、日本の歯医者さん、
大人の手は
握ってくれないないでしょう
わたしが、あまりの痛さに
胸をゴリラ叩きしてたからか
やっと、歯にしみなくて
自分でもただよってた口臭もなくなった
元同僚の中国人先生は
インプラント勧められてて
こっちの方は大変。
聞くところによると、
お値段も長女の私立高校の一年間分の学費なみ
結構な額。
歯の隙間ようの糸で仕上げをしているらしいですが、
ここから
新たな隙間が出来て、
逆にたまりやすくなって
細菌感染しやすくなった、
と素人的には思いますが。
糸で歯の隙間の歯垢を取らないと
ここに細菌繁殖するという考え方は如何。
歯垢トレーニングならず
思考トレーニングやね。
四川人夫も、この同じ華西口腔医院で、
4本のインプラント治療を勧められ
一本が莫大な値段で
日本と同じくらい、
アメリカの方がいいに決まってますが、
現実無理なので、温存療法です