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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

上田桃子ブログ炎上に思う

2007年10月10日 03時15分47秒 | 雑記
プロゴルファーの上田桃子選手が、「情熱大陸」での発言について謝罪

ことの経緯は↓ということらしいです。
ゴルファー上田桃子ブログ炎上で謝罪

「情熱大陸」は観ていませんでしたが、僕には特に問題のある発言だとは思えませんでした。
なぜなら、吹奏楽という「先のない世界」にいたことがあるから。

僕が吹奏楽部にいたのは中学時代ですが、アンサンブルコンテストでは関西大会まで行ったり、まあまあのレベルでした。その後高校や社会人でコンクールの全国大会まで行った人はいますが、プロになったのは後輩に1人いるくらいしか知りません。1人いれば十分すごいとは思いますが。

僕も関西の某宗教系の名門私立高校に進みたかったのですけど、結局は行けませんでした。当時は悔しかったし、もし行っていればいい経験もできたでしょうが、トータルで考えれば行かなくてよかったと思っています。

今はどうか知りませんけど、当時は高校生の年代での日本の吹奏楽のレベルは、世界トップクラスだったんです。が、日本でトップクラスの吹奏楽部に所属していても、音大に行かなきゃプロにはなれません。甲子園で優勝してもプロ野球に行けるとは限らないというのとは、ちょっと訳が違います。

で、日本のオーケストラが世界のトップクラスかというと、決してそうではありません。つまり、吹奏楽のレベルとオーケストラのレベルって、全然直結していないんですね。サッカーとフットサル、硬式野球と軟式野球、硬式テニスと軟式テニスくらいの違いはあるので、当然といえば当然なのですが。

で、吹奏楽コンクールの地区予選は夏休みにあるので、コンクールまでは夏休みはほとんどないんですよ。地区予選を通過すると、夏休みはありません。そこまで努力して高いレベルまで到達しながら、卒業後に続ける人の割合は、それほど高くないんです。その能力を発揮することができる「先がない」からです。

僕は中高生年代で、もっとオーケストラに力を入れるべきだと思うんです。吹奏楽の中でピラミッドを形成するのではなくて。プロになりたい人、楽しめればいい人、それぞれのスタイルに応じて環境を選べるようになればいい。その方が、夏休みの努力が将来に結実する可能性も高まるでしょう。言い換えると、日本の高校生が吹奏楽で世界一になれるのは、他国では優秀な高校生はオーケストラに入っているからなのかもしれません。
高校野球(硬式)の持ち上げ方も気持ち悪いけど、吹奏楽の熱の入れ方も、離れてみれば十分気持ち悪いです。それ以上にオーケストラが盛り上がっていなければおかしい。「先がある」とはそういうことです。深入りしなくてよかったです。

全然ゴルフと関係ない話をしてしまいましたが、そんな考えですから、上田選手のブログがなぜ炎上しなければならなかったのか、よく分からんのですね。それに、アメリカだと身体能力の高い人はまずアメフト、ホッケー、野球をやるというようなことを聞いたこともありますが、それってぶっちゃけ「お金」ですよね。何が気に入らないのか、さっぱり不明です。

そんなことより上田選手は、発言や態度ではなくブログのタイトルを改めた方がいいと思います。