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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

日本でもアウェイゴール2倍ルールの適用を

2005年03月03日 02時31分44秒 | 足球
先日、UEFAチャンピオンズリーグ絡みで「アウェイゴールって何?」って聞かれたので、今日はそのお話を。
ニュースでも、チェルシーやアーセナルのアウェイゴールが第2戦にどう影響するか?なんて言ってるんだけど、実際よく分かってない人も多いみたいだね。

通常、ホーム&アウェイのノックアウト方式では、2試合の合計スコアで勝ち上がるチームが決まるけど、合計スコアが同点の場合、アウェイでの得点が多い方のチームを勝ちとするというのが、アウェイゴール2倍ルール。

このルールが試合をものすごく面白くした例としては、一昨年のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝、ミランVSアヤックスを挙げることができる。

アヤックスのホームでの第1戦を0-0で終えて迎えた第2戦。
勝ったチームが準決勝進出だが、引き分けの場合は、0-0なら延長、その他はアヤックスの勝ちという状況だ。

試合は、とんでもない展開、そして結末を迎える。
得点経過を紹介しよう。
(○と●は、そのまま試合が終わった場合のミランの勝敗)

30分 ○ミラン 1-0 アヤックス
63分 ●ミラン 1-1 アヤックス
65分 ○ミラン 2-1 アヤックス
78分 ●ミラン 2-2 アヤックス
91分 ○ミラン 3-2 アヤックス

もしアウェイゴールが適用されなければ、1-1,2-2の時点では勝負は決しないので、この試合がどれだけ二転三転したかが分かるというものである。
実際、この試合でのインザーギが超スゴかったことや、2-2になった時のピーナールのヘンテコリンなダンスは、今でも目に焼き付いている。


所変わって日本では...

どうしてナビスコカップでアウェイゴールを適用しないのだろう?
延長も減らせるし、適用しない理由が謎だ。

一昨年のナビスコカップ準々決勝第1戦、東京はアウェイで浦和と2-2で引き分けたのだが、第2戦を勝ちに行かなければならなかった。
もしアウェイゴールが適用されていたなら、東京は0-0,1-1の引き分けでもよかったのである。
結果は0-2で敗れたのだが、勝ちに行かなければならないのと、引き分けでいいのとでは、試合への臨み方は異なってくるはずだ。

もちろん、ルールが異なれば、第1戦の結果からして違ってくるだろうから、仮定の話をしてもしょうがないんだけど、この面白いルールをどうして採り入れないのか、どうも納得がいかないんだよね。


今年のナビスコのレギュレーションはもう変更できないだろうから放置しといて、まずは来週のチャンピオンズリーグに期待!