川越市内のバスに乗ったら、3人の若い女性が話をしていました。雑談のようでしたので、あまり気にも留めませんでしたが、本川越駅前まで来たら、一人がこう言いました。
「ラーメン、食いてぇ」(私は、自分の耳を疑いました。)
「食いてぇ、食いてぇ」
「私も食いてぇ」
「なんかさ、こってりしたラーメン、食いてぇよ」
「食ってく?」
「食ってこ。食ってこ」
そう言いながら、3人娘は、バスを降りてゆきました。
お嬢様方の年齢は、20歳から25歳くらいの間のようにみえました。お顔立ちも美しく、お化粧も美しく、ファッショナブルで、爪にはきれいなアートのマニュキュア。つまり、見目麗しい女性だったわけです。(「見目麗しい」は、古語でしょうか?)
し、しかしですよ、お嬢様。昔の表現で「お里が知れる」という言い方があります。いまどきは、女性が男言葉を使うのが流行りなのかもしれません。しかし、お嬢様のお言葉遣いで、お育ちがわかってしまいます。どんなに外見を磨いても、お言葉遣いで、すべてが台無しとなります。
ちょっと前に「女性の品格」という本が流行りました。読んでみましたが、特別なことが書いてあるわけでなく、私にとっては、日常に近いことしか書いてありませんでした。それがベストセラーになるということは、ご自身の品性に自信のない方が多かったのかしら、と思いました。
今日は、川越地方は、とても蒸し暑かったのですが、古くからの人間は、「今日は暑いですねぇ」ではなく、「おあつうございます」と言います。
言葉は、流れるものですから、どんどん変わってゆきます。しかし、昔ながらの美しい言葉を話したら、相手の心の扉を開くことができるでしょう。
お嬢様、お化粧する時間を少し削って、もう少し日本語の勉強をしてみませんか?英会話の勉強はその次で充分だと思います。まず、基礎となる母国語がしっかりしてこそ、外国語が習得できるのだと私は考えます。
ユラーナ
「ラーメン、食いてぇ」(私は、自分の耳を疑いました。)
「食いてぇ、食いてぇ」
「私も食いてぇ」
「なんかさ、こってりしたラーメン、食いてぇよ」
「食ってく?」
「食ってこ。食ってこ」
そう言いながら、3人娘は、バスを降りてゆきました。
お嬢様方の年齢は、20歳から25歳くらいの間のようにみえました。お顔立ちも美しく、お化粧も美しく、ファッショナブルで、爪にはきれいなアートのマニュキュア。つまり、見目麗しい女性だったわけです。(「見目麗しい」は、古語でしょうか?)
し、しかしですよ、お嬢様。昔の表現で「お里が知れる」という言い方があります。いまどきは、女性が男言葉を使うのが流行りなのかもしれません。しかし、お嬢様のお言葉遣いで、お育ちがわかってしまいます。どんなに外見を磨いても、お言葉遣いで、すべてが台無しとなります。
ちょっと前に「女性の品格」という本が流行りました。読んでみましたが、特別なことが書いてあるわけでなく、私にとっては、日常に近いことしか書いてありませんでした。それがベストセラーになるということは、ご自身の品性に自信のない方が多かったのかしら、と思いました。
今日は、川越地方は、とても蒸し暑かったのですが、古くからの人間は、「今日は暑いですねぇ」ではなく、「おあつうございます」と言います。
言葉は、流れるものですから、どんどん変わってゆきます。しかし、昔ながらの美しい言葉を話したら、相手の心の扉を開くことができるでしょう。
お嬢様、お化粧する時間を少し削って、もう少し日本語の勉強をしてみませんか?英会話の勉強はその次で充分だと思います。まず、基礎となる母国語がしっかりしてこそ、外国語が習得できるのだと私は考えます。
ユラーナ
私も 見目麗しい若い女性の口から出た乱暴な
男言葉に耳を覆いたくなったことがあります。
いつから、どこでそんな風潮が生まれてしまったのでしょうね。知り合いで上品なおばあちゃまとママに大切に育てられた一人娘さんが小学校高学年で学校でそんな言葉を覚えてきたと
聞いて、がっかりでした。
そうですね。今は、見た目では、どんなお育ちのお嬢さんであるのか、全くわからなくなりましたね。偏差値の高い学校を出たからといって、育ちがいいとは限りませんし。お座敷で和食をご一緒すると、お育ちはすぐにわかりますね。足を投げ出していた年配の秘書がいました。