あまりにも、このコミックエッセイが面白いので、もう少し、中身をご紹介したいと思います。

日本人が何気なく使い分けている丁寧語の「お」と「ご」ですが、どちらをつけるかには、法則があるそうです。基本的に、「お」は和語、「ご」は漢語につくそうです。和語の例ですと「お風呂」「お手紙」。漢語(中国から入って来た言葉)だと「ご住所」「ご連絡」。
「お」がつくと女性的でやわらかい感じがするのは、「お」は古くから女性が多く使っていたからだとのこと。「お」を女性言葉として定着させたのは、室町時代の宮中の女房。
「お」が大好きだった女房たちは、「『屁』なんて下品!」として、「鳴らす」に「お」をつけて「おなら」にし、「田楽」は、「おでん」にし、水は「おひや」、「殻」は「おから」など「お」のつく言葉を大量生産したと言います。着物の帯結びの「お太鼓」も「お太鼓結び」のことで、打つ太鼓のことではないですね。
この室町の女房たちは、「もじ」という言葉もとても気に入っていて、「杓子」を「しゃもじ」にしてしまったとか。かつらは「かもじ」、ゆかたは「ゆもじ」へと。(これらの言葉は、もう使われていませんね。)「ひもじい」や「ほのじ(惚の字)」も「もじ化」した結果だとか。それが庶民にまで広まったのは、江戸時代に、理想の女性になるためのノウハウ本「女重宝記(おんなちょうほうき)がベストセラーになり、「セレブはこんな言葉を使っている」と紹介されたからだそうです。
言葉は、本当に変化するのですね。広辞苑には書かれていない日本語の語源を紹介するサイトとして、語源由来事典というサイトがあります。今月6月は、水無月ですが、その語源を読むのも面白いかと思います。
ユラーナ

日本人が何気なく使い分けている丁寧語の「お」と「ご」ですが、どちらをつけるかには、法則があるそうです。基本的に、「お」は和語、「ご」は漢語につくそうです。和語の例ですと「お風呂」「お手紙」。漢語(中国から入って来た言葉)だと「ご住所」「ご連絡」。
「お」がつくと女性的でやわらかい感じがするのは、「お」は古くから女性が多く使っていたからだとのこと。「お」を女性言葉として定着させたのは、室町時代の宮中の女房。
「お」が大好きだった女房たちは、「『屁』なんて下品!」として、「鳴らす」に「お」をつけて「おなら」にし、「田楽」は、「おでん」にし、水は「おひや」、「殻」は「おから」など「お」のつく言葉を大量生産したと言います。着物の帯結びの「お太鼓」も「お太鼓結び」のことで、打つ太鼓のことではないですね。
この室町の女房たちは、「もじ」という言葉もとても気に入っていて、「杓子」を「しゃもじ」にしてしまったとか。かつらは「かもじ」、ゆかたは「ゆもじ」へと。(これらの言葉は、もう使われていませんね。)「ひもじい」や「ほのじ(惚の字)」も「もじ化」した結果だとか。それが庶民にまで広まったのは、江戸時代に、理想の女性になるためのノウハウ本「女重宝記(おんなちょうほうき)がベストセラーになり、「セレブはこんな言葉を使っている」と紹介されたからだそうです。
言葉は、本当に変化するのですね。広辞苑には書かれていない日本語の語源を紹介するサイトとして、語源由来事典というサイトがあります。今月6月は、水無月ですが、その語源を読むのも面白いかと思います。
ユラーナ
丁寧語の お と ご の法則、なるほど!
ですね。お手洗いとご不浄も一例でしょうか。 お のつくことばもおもしろいですね。
おならの語源がわかってスッキリしました~
最近 おひや という人が少なくなったと感じていましたが、これからも おひやを使おうと思いました。。
コメントありがとうございます。
なるほど、「お手洗い」と「ご不浄」の違いもそうだと思います。
「おひや」は最近、あまり使われなくなりましたね。10年くらい前に、都内のフレンチのレストランで、ウェートレスさんが「おひやをお持ちします」と言ったことがあり、私を含め、回りのお客さんは、皆、固まってしまいました。(「お、おひや・・・」と呟いた方がいました)そのときは、何故、変なのか、説明がつかなかったのですが、「おひや」が古語であるから不適切な感じがしたのですね。室町発祥となると、フレンチとは相性がよくなかったですね。