「探究心」
これが無ければボクシングを楽しむ事は不可能かもしれません。
単なる「運動」をやっているに過ぎないといえます。
逆に言えば「探究心」さえあれば、ボクシングをどこまででも楽しめます。
書店に置いてある、ボクシングの本なども読んでみたりすると、今更そんなのも読むんですか~と言われたりもしますが、ちょっとわかりだしたかなと思ったら、また基本に立ち返ってみたり、こういう考え方もあるのかと参考にしたり、ほんと永遠に「完成しないもの」を「完成に近づくように追求していく」のかといった感覚です。
ゲームや、パズル、おもちゃだったら、「完成」してしまった時点で飽きてしまいますが、
ボクシングなんてものは「誰が相手でも1発も貰わずに自分だけが当てる」なんて事は現実問題として不可能な訳で、ボクシングに於ける「完成」なんてものは実はなく、いかにパンチを打たれずに打つか、自分としては、その終わりのないもの、決して完成する事はないものをいかに「完成」になるように「近付けていく」、「追求していく」のかといった感覚です。
イチロー選手は大記録を達成した時に言いました。
『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』
物事をより良くしようと思えば、こういう「積み重ね」こそが一番大事な事だと思います。
また、ひょっとしたら、ずっと「子供に帰ったような」気持ちで、「頭」と「体」を使って遊んでいるのではないかと思います。
そう考えてみると、大人になって社会の常識、空間にどっぷり浸かるよりも、なんか「子供の頃」の懐かしい、「自由」に遊べた感覚の方が、ものすごく楽しかったりします。
けどこれが人間本来持っている一番「自然」な事なのではないでしょうか。
そういう意味では、この空間は社会の枠や、常識とは「逆」にいってるかもしれませんが、それが自分にも、みなさんにとってもいいのだと思っています。
「楽しむ」事、「遊び心」を忘れずに、これからもみなさん共に、一緒にボクシングをやっていきましょう。