中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

ネコ虐待

2011-12-27 19:59:34 | 身辺雑記

 かつて妻や子ども達がいた頃にペキニーズという室内犬を飼っていた時は、私はイヌ党でネコには興味はなかった。それなのに妻がいなくなってからミーシャを飼うようになるとすっかりネコ党になってしまった。世間にはイヌ好きもいるしネコ好きもいる。どちらにもまったく関心はなく、むしろ嫌いだという人もある。人の好みはさまざまだから当然だろう。しかし、こういう人間はどう考えたらいいのだろうか。

 

神奈川県川崎市の45歳の会社員が動物愛護法違反で逮捕された。自宅アパートの部屋で子ネコ2匹を床に叩きつけるなどして両目などに怪我をさせたという容疑だ。調べに対し、「室内でオシッコをしたので腹が立った」などと話したそうだ。子ネコのときからきちんと排尿の躾をしないと室内でしてしまうのは当然のことだ。この男は本当にネコ好きだったのだろうか、子ネコというものは愛らしいものだ。たとえネコ好きでなくても、ふつうの人間ならばその様子に愛おしさを感じるものではないだろうか。 

  

                                      インタネットより  

 

この男は今年5月ごろから、インターネットで猫の「里親」を募集する掲示板を通じて、東京都内の42歳の女性から「里子」として子ネコ10匹程度を預かったという。猫を譲った別の52歳の女性宛てに男から「お前からもらった猫は部屋を荒らしたので生きたまま川に投げた」とのメールが届き、女性がアパートを訪ねると敷地内で猫2匹の死体を発見、警察に通報した。こうなるとネコが好きだのどうのと言うよりは、嗜虐性の持ち主ではないかとも思う。 

 

 数年前のことだが、こんな男もいた。横浜に住む42歳の無職の男は複数の動物病院から子ネコを譲り受けていた。近隣の動物福祉団体にも子ネコの「里親」になりたいと申し出ていたと言う。預かった子ネコにはひどい虐待を加えた。後ろ足の爪を肉に届くくらい深く切ったり、舌を切断したり、腰を骨折させたり、無理やりに溺死させたりという異常な残虐ぶりで、ネコが猛烈に痛がるのがおもしろかったと言ったそうだが、ひどい怒りと嫌悪心が起こる。間違いなくサディストなのだと思う。人間の女は我がままなので、猫と暮らさないと寂しいなどと言っていたらしいが、支離滅裂だ。これだけのことをやっておきながら、裁判での判決は懲役1年6ヶ月、執行猶予4年というから甘いものだ。

 

 この2つのニュースは、2例とも40代前半の男で、独身者らしいが、異常性を感じさせるものだ。とりわけ後の例の男はひどい。子ネコのように弱く無力なものに暴力を加えて満足しているのは、おそらく弱い者いじめの歪んだ性格なのだろうが、その歪んだ感情が高じて、幼い子どもや女性に向かうと怖いと思う。