寧夏回族自治区の省都の銀川市内には古い時代の遺構が多いようだ。寧夏への教育交流ツアーが終わり、銀川から北京に向かう列車の出発時刻まで時間があったので、そのような遺構の1つである海寶塔寺を見学した。
この寺は浄土宗で、海寶塔という高い塔を中心にして建設されているのでこの名がある。

大雄宝殿(本堂)

海寶塔。初建年代は不詳であるが、五胡十六国時代の夏国の時代(5世紀)に修復されたと言うから非常に古い。伽藍は後世(清代か)のものだが、塔は1600年を経ていることになるから、西安の有名な唐代の遺構である大雁塔よりも古い。夏国を建てた赫連勃勃(在位407~428)の治世に、曾重修という人物が修理したと伝えられている。その後、清の乾隆帝の時代に地震で壊れたので修復されている。9層54メートル。別名称赫塔、俗に北塔と言われる。上から見ると亞字型になっていると言う。
大雁塔(西安)
塔には登ることが出来るが私は足を少し痛めているので登らなかった。
塔の上から見た大雄宝殿のある正面方向。
同行のKさん撮影
裏側。釈迦涅槃像が置かれている臥佛殿が見下ろせる。真下に見える屋根は塔に続く玉佛殿。


この玉佛殿に続く小さい建物の中には経典や護符などを売っている売店のようなコーナーがあり、そこにいた若い僧侶が、私達が日本人だと聞くと興味を示して、日本の紙幣を見せてくれと言った。各国の紙幣は見たが日本のものは見たことがないと言う。同行者の1人が1万円札を出すと手に取って、興味深そうに見ていた。私と同行のAさんが手持ちの1円から500円までの日本の全種類のコインを記念に進呈すると喜んでくれた。
臥佛殿

釈迦涅槃像

海寶塔寺遠景。昔は寺には舟で行ったと言う。池の中の島にあったのか。当時のような状態に池を復元すると聞いた。
同行のKさん撮影
この寺は浄土宗で、海寶塔という高い塔を中心にして建設されているのでこの名がある。

大雄宝殿(本堂)

海寶塔。初建年代は不詳であるが、五胡十六国時代の夏国の時代(5世紀)に修復されたと言うから非常に古い。伽藍は後世(清代か)のものだが、塔は1600年を経ていることになるから、西安の有名な唐代の遺構である大雁塔よりも古い。夏国を建てた赫連勃勃(在位407~428)の治世に、曾重修という人物が修理したと伝えられている。その後、清の乾隆帝の時代に地震で壊れたので修復されている。9層54メートル。別名称赫塔、俗に北塔と言われる。上から見ると亞字型になっていると言う。


塔には登ることが出来るが私は足を少し痛めているので登らなかった。
塔の上から見た大雄宝殿のある正面方向。

裏側。釈迦涅槃像が置かれている臥佛殿が見下ろせる。真下に見える屋根は塔に続く玉佛殿。


この玉佛殿に続く小さい建物の中には経典や護符などを売っている売店のようなコーナーがあり、そこにいた若い僧侶が、私達が日本人だと聞くと興味を示して、日本の紙幣を見せてくれと言った。各国の紙幣は見たが日本のものは見たことがないと言う。同行者の1人が1万円札を出すと手に取って、興味深そうに見ていた。私と同行のAさんが手持ちの1円から500円までの日本の全種類のコインを記念に進呈すると喜んでくれた。
臥佛殿

釈迦涅槃像

海寶塔寺遠景。昔は寺には舟で行ったと言う。池の中の島にあったのか。当時のような状態に池を復元すると聞いた。
