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中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

中国人の娯楽

2007-08-02 17:36:18 | 中国のこと
 西安の李真や袁毅から聞くと、中国の若者もディスコがお気に入りのようで、彼女達も行くようだ。上海には大きなサーキットが作られて、F1フォーミュラの世界選手権の最終レースはここで行われ、私も友人の唐怡荷に誘われて見に行ったが、人気があるようでなかなかの盛況だった。近年になって、中国人の娯楽もかなり多岐にわたるようになっているのではないか。

 「中国人の娯楽」と言っても、詳しく調べたわけではないが、旅の途中で見かけたことくらいを書いてみる。

社交ダンス
 上海やそのほかの都市で、夕刻に広場に人々が集まって社交ダンスをしているのをよく見かけた。若い人の姿は見られず、中年以上の男女だった。スピーカーから流れる曲に乗って衆人環視の中で何組かのペアが優雅に踊っていた。

太極拳
 これは娯楽と言うよりも健康法だろうが、非常に盛んだ。早朝の公園などで独りで、またはグループで粛然としてやっている様子は中国独特の光景だろう。


カラオケ
 これは中国でも大流行しているようだ。カラオケ店もなかなか立派で、ホテルのフロントのような受付があり、個室も広い。私も李真や邵利明と入って「北国の春」を歌ったことがある。中国では「卡拉OK」と言う。卡拉の発音はkalaでOKはそのままオケと読む。日本語をそのまま移したものだ。卡拉OKは中国の造語にアルファベットを使った珍しい例だと言う。

麻雀
 中国起源のものだけあって、なかなか盛んなようだ。都会では家の中でやるようで、街頭で見かけることはないが、地方に行くと外で卓を囲んで楽しんでいる姿をよく見かける。私は麻雀は学生時代に少ししたことはあるが、役を覚えることは結局なかった。中国では日本のルールとは違うらしい。中国語では麻将(majang)と言う。

  四川省平楽古鎮で。ここでは盛んらしく、平日の午後だったがあちこちの街頭で見かけた。女性が多かった。牌は日本のものより大きい。ガイドの雷鳴君によると、四川では3種類の牌しか使わないと言う。


これも平楽で。


  四川省臥龍のパンダ研究所に行く途中で車が故障した。替わりの車が来るまで雷鳴君が見つけてきた農家で休ませてもらった。愛想よく迎えてくれてお茶も出されたが、そばでは村人達が麻雀を楽しんでいた。牌は索子(ソーズ)と筒子(ピンズ)の2種類しか見えなかったが、勝負がひどく早い。1ゲームごとにテーブルクロスの下から紙幣を取り出して勝者に渡していた。おそらく1角(1元=約17円の10分の1)くらいを賭けているのだろう。


トランプ
 これも人気があるようで、喫茶店の中、街頭など至る所で見られる。広西チュアン族自治区のベトナムとの国境の瀑布を見に行った時、道端に並んでいるみやげ物を売る屋台では客が少ないこともあったためか、売り子が皆商売そっちのけで興じていた。中国語でトランプを扑克(puke)と言い、これはポーカーから来ていると思われるが、どのようなゲームをしているのか、トランプのことはまったく知らない私には分からなかった。

北京空港で。出発便待ちの乗客達。


卓球
 よく知られているように、卓球は中国の国民的スポーツと言ってもよいくらい人気がある。小中学校の校庭や敷地の片隅には卓球台が備え付けてあった。


 寧夏回族自治区原州区で。 
  
 テレビで四川省にある有名な峨眉山が紹介されていたが、ここにある寺院でも若い尼僧達が宿舎の庭に作られた卓球台で楽しんでいる様子が撮られていた。

  卓球の中国語の表記は面白い字で、兵の字の下のハの右側のヽのない字pingと、左側のノがない字pangに球をつけて表す。要するにピンポンである。

ビリヤード
 地方に行くと民家や店舗の前歩道にビリヤード台が置いてあるのを見ることがある。雨ざらしだから台の表面が傷むのではないかとと思うのだが、それでも青年や少年達がゲームしている様子を車窓から見ることがよくある。女性はしないようだが ビリアードも結構人気があるのではないかと思う。ホテルのテレビで、たまたま中国人が欧米人と対決している番組を見たことがある。中国語で台球。

凧揚げ
 北京の天安門前の広場や地方都市の公園などではよく凧を揚げているのを見る。揚げているのはほとんどが大人である。長い連凧などさまざまな形のものがある。遥か彼方の空中高く泳がすのは気持ちの良いものだろう。ゆったりとした好い遊びだと思う。