光男の米 農家の嫁ブログ

オーガニック米・特別栽培米 光男の米
米作りの事を家族との日常の出来事を交えながら、妻の美由紀が綴ってまいります。

冬期湛水してます

2012-11-10 11:18:06 | インポート
こんにちは、妻の美由紀です。

すっかり寒くなりましたね。
“光男の米”は、ただ今冬期湛水中です。

稲刈り後、有機肥料を田んぼにいれ
そしてトラクターで秋おこし。
土がほぐれたところに、ようやく水を入れていきます。



このワラも大切な肥料。
土ごと発酵が起こり栄養たっぷりのトロトロ層になってくれるはず。



これは貝の仲間。
光男の米は、有機肥料100%、農薬の使用も出来る限り減らした
田んぼの生態系を大切にした米作りをしていますので、
田んぼにたくさんの生き物がいます。

田んぼの生き物が引き起こす自然の力でいい土を作ることは大切です!



冬期湛水というのは、生態系を生かした土づくりの効果だけでなく、
水田雑草の抑草効果も期待しています。
除草剤の使用を減らすためです。

水面採食をしてくれる鳥たちも、雑草や種子を食べてくれます。

夜になると、カモがたくさん田んぼにえさを食べに来ています。
朝方までいるのですが、昼間はどこへ行っているのかな?

夜、近づくとサーッと逃げてしまって撮影出来ていないのですが
こんな風に羽がふわりと浮いているをよく見かけます。






左がうちの冬期湛水田。右が慣行栽培をしておられる方の田んぼです。

慣行栽培の圃場と比べると、見た目も違えば得る効果も全く違います。
これだけいいこと尽くめの冬期湛水ですが、しておられる農家さんは少ないです。
田んぼの生態系を生かした米作りだからこそいい農法なのです。

農林水産省の冬期湛水の補助もあるのですが、用水の水は農家の為だけでないという取水権の関係で補助は受けられませんでした。
でも補助があろうがなかろうがいいのです。
うちは安心で美味しい米作りのために、冬期湛水の良さを期待して行っています!
北陸の冬、ここ富山の冬には、適した農法です。
米作りに生かさねば!

コンクリートで固められがちな現代、地下水の保全にも役立つ田んぼは
まさに地域の宝だと思っています。

もう、来年の米作りに思いを馳せています!!





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