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赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

無給の秘書

2013-08-10 | 日々のひとかけら

今日で父が亡くなってから 半年。

まだ半年?と思うほど、慌ただしい半年でした。
葬儀やその他諸々のこと。自分たちの引っ越し。
そして、母の引っ越し。

去年の今頃は 父の病気もわからず 横浜で
「暑い~」と言いながら 呑気な日々を送っていた。
まさか、1年後に函館で暮らすようになるとは
想像もせずに。

元気な時も発病してからも 父の心配は母のこと。
「歩けないし、俺が先に逝ったら オカアサン
どうする?」と。
明るいユーモアの達人の母は
「この美貌だもん。すぐに次の男性が現れるよ」と
答えていたらしい。

お父さん、次の男性は何故か(笑)現れないけれど
お母さんは見事に復活しましたよ。

秋にペースメーカーの電池交換があるから
それまで体力をつける必要がある。
だから少しでも外気に当たらなければ。

周りがどんなに言っても、本人が納得しなければ 
どうにもならない。
私もそうだが、母も同じ。いや私以上かも。
他人が云々言ったって、ならぬものはならぬ。

でも、今回は本人が納得したらしく、私が訪ねて
お庭に出てみようと誘うと、体調が悪くない限りは
「行ってみようか」。
歩行器につかまり、ゆっくりゆっくり歩んでいます。

帽子と手袋。ベンチに敷くクッションを持って
お供をするアタシ。
「あんたは無給だけれど、秘書」

今日、任命されました。

「富士見乃研究所所長」秘書ってことね。了解。

母は相変わらず面白くて お庭でも笑いっぱなしの
私たち。
お父さんが見たら、羨ましがるだろうな~と
申し訳ないけれど・・・
でも、安心してくれる。そう思うことにしています。

わずかな時間ですが、お日様とお外の空気は
大切な栄養素!
今のうちに、寒くなる前に。
出来るだけ取り込んでおきたい。

新人秘書!所長に従いながら 任務に励みます。

なお、トップ写真は私たちがヘラヘラしながら
座っているベンチではありません。
こちらは「市民の森」。
ここまで車で来られるようになると良いけれど
無理をさせないのも「秘書」の役割です。