かわたれどき通信

それはいつどんな時でも起こりうる崖っぷち通信

CONDOR44 etc. @ 代々木Zher the ZOO (1/18)

2007-01-20 05:16:56 | 音楽
昨日書いたブログレビューキャンペーンの話ですけども、早速今日CDRが届きました。
仕事早いっす。ステキ。そして内容はもう言わずもがな。すんばらしい。
すんばらしすぎて正直何から書いていいかわかんないので今日は昨日のライブの話でも。


というわけで昨日は代々木のザーザズーまでコンドルさんのライブを見に行ってきました。
自分にとっては今年初コンドル。ここんとこ9月、11月、そして今月と二ヶ月ペース。
そして次は「Good Bye 44th music」の発売を経て夢のワンマン@Que。グレイト。
ザーザズーといえば一昨年の5月20日、二十歳の誕生日にコンドル44という、
こんな幸せなことってあるのかしら級のライブがあった場所でございますからね。
リクエストデイってことでチューニングの曲、tune#5で始まるまさかのライブでしたものね。
今作にも入ってる十月は演るし、最後は00203だしで最高な誕生日になったものですものね。
まあその日は悲しいことに日立の伊勢甚が閉店した日でもあるんですけどね。
まさに終わりと始まりは紙一重と実感させるような日だったわけでありますのよね。
そんでもって今日のライブも、嫌が応にも期待は高まりますものね。

それは置いといて久々の代々木、バイトしてからだったので着いたのは8時近く。
センターを前にして憔悴しきってる(あるいは悟りを開いちゃってる)予備校生の姿もなく、
どこか静かな雰囲気の駅から歩くこと1分足らず、セブンの地下のザーザズーへ。
着いたときはちょうど2バンド目。予備知識ゼロだったんですがかなりアツい感じのバンド。
そして3番目は一転疾走感溢れるギタポ。キラキラフレッシュなかんじでなかなか。
今日の対バンで唯一知ってたsgt.が一発目だったらしく見れなかったのはちょい残念。

さてコンドル。満を持して(かどうかわからんけど)4番目に登場。
お客さんはこの頃になると6~70人くらい居たのかな。いやもっとかも?
今日は左からベース石田氏、真ん中奥ドラム安島氏、右にギター佐々木氏とごく普通の配置。
やっぱりドラムが右に来るあの配置はセッティングが面倒なのかなーとか思ってるうちに、
この日もカーディガンを羽織った佐々木氏が「どうもー」とか言ってライブ開始。
コンドルのこのゆるーいノリ(あくまで客側から見て)、大好きです。

そんなわけでこの日演った曲

     1. Ru's rock
    2. Ebb
    3. 十月

     4. He goes on rocking "end roll"
    5. good night 44th music
    6. Hush&Vane


時間は大体30分ってとこでしょうか。必要十分な。
もちろん長いに越したことはないんだけどそれはまあ3月のお楽しみってことで。
最近はもう「十月」と「good night 44th music」のためにライブ来てる感じなんで
両方とも聴けて幸せです。はい。新曲もてんこもりだし。しかも最後は名曲Hush&Vane。
あーそういえば11月の時もラストgood night~でHush&Vaneって流れだったような。
この曲順が最近の定番なんでしょうかね。最後Hush&Vaneってのは後味よく帰れて良いです。

一曲ずつの感想を。
まず始めはiTunes他の無料ダウンロードでもおなじみ「Ru's rock」。
Last.fm見ていただければお判りいただけるかと思いますが既に百回以上聴いてたりして
もう自分的にはかなりしっくりくる曲の仲間入り。それにしても最初っから飛ばしますな。
さっきまでのゆるい雰囲気が一転、わずか2分であたり一面コンドルの世界。すげー。

お次はライブの定番、1st「00203」収録の「Ebb」。
これまた2分足らずの短い曲ですけどドコドコ鳴るドラムにゴリゴリベースとギターが入って
むわっと男気コンドル満開!ロケンロー!(石田氏ボーカルの曲ですけど)
長くて泣かせる曲からこういった短くて押しの強い曲まであるのが魅力だよね。そうだよね。

そして3曲目は待ってました「十月」。
一応「good bye 44th music」まで音源化されてなくて新曲っちゃ新曲なんだけど、
少なくとも04年の10月には演ってるからもう2年ちょいとおなじみな曲ではあります。
最初に演ったとき、なんか佐々木氏が「日本語詩でどーのこーの」と言っていたような、
そんでもって初めて聴いた時以来音源化が待ち遠しくて待ち遠しくて仕方がなかった曲。
CONDOR44が出してきたCDには1stのラストであり表題曲でもある「00203」、
2nd、dbの「visionary town」、siderとの一石二鳥スプリットでは「Untitled」と、
1枚1曲のペースで長さ10分級の、琴線に触れるような轟音にグッと来る超名曲が
(もちろんこれ以外にも名曲てんこもりですけど、自分の中でこの3曲は別格)
入ってますけど、これはそれに並ぶ、いや越えたんじゃないかってぐらいで、
もう毎回毎回ライブで聴くたびに声にならない気持でいっぱいになるマストソング。
なんか昨日のことだってのに記憶があいまいですけどこの日はチェロなし。
でもそんなことはこの名曲の前ではささいなことなのです。
とはいいながらもワンマンではチェロあるといいなー。やっぱ華やかになるしね。

ここでMC。
今日は珍しくベース石田氏が喋る喋る。CDが出るってこととかワンマンライブのこととか。
この日のMCにしてもそうだけど、なんか最近のコンドルはほんとアツい。
音源が出るわけだからそりゃ当然なんだろうけど、それにしたって、うん。説明できないけど。

佐々木氏の「あと3曲です」的な話のあとは後半戦。
4曲目はこの日ハイラインでも偶然耳にした「He goes on rocking "end roll"」。
前に一度どっかで聴いたことある気がするんで生で聴くのはたぶん2回目とか。
溢れんばかりの疾走感と石田氏のガラスのような声がもの凄い緊張感を生み出したと思えば、
間奏の後はメンバー全員(ドラムのアジマ氏までも!?)で歌う歌う歌う。
もうどうしようもなくボルテージ最高潮。思わず一緒にHu!とか声挙げたくなります。
またしても短い曲だけどその分超濃縮。なんなんでしょうこの密度は。

そして「good night 44th music」。来た。キターとかじゃなくて、来た。
今のコンドル44の真骨頂。何分あるんだかわかんない大作中の大作。
初めて聴いたのは去年の2月、新宿でのギターアンペアとのライブだったと思うんですけど
そん時佐々木氏が「次の新曲は10分以上ある」とか言ってた気がするし。
(ちなみに届いたCDRでは12分36秒。勿論コンドル史上最長ですね)
昨日も書いたけど、ほんとこの一曲にコンドル44の全てが詰まってる。
月並みな言葉で言うと一曲で一つの物語になってるとかそんな感じです。
いくつものパートに分かれててとにかく長い、長いんだけど長さを感じさせない、
観る者をその曲世界の中に連れてって巻き込んでどこまでも感情吐き出して13分。
最後の佐々木氏の絶叫、そして夜明けを感じさせる轟音。
世にロックバンド数あれど、ここまで人を突き動かす曲はそうはないと思いますよ。
大袈裟でもなんでもなく今ほんとうに聴いてもらいたい、観てもらいたい一曲。

半ば放心状態になったと思ったら最後は嬉しい「Hush&Vane」。
コンドルの代表曲っていってもいいんじゃないでしょうかね。うん。
僕の中ではコンドル44とBOaTが二大バンドなんですけど、その両者に共通する
「根っこの部分ですごくポップ」ってのがよく現れてると思います。
上で書いたgood night~や十月、00203みたいな思わずグッとくるかっこよさとも、
「Ebb」や「Ru's rock」みたいな熱くてクールなかっこよさとも異なる、
シンプルなかっこよさ。思わず笑顔になっちゃうような。大好きです。


そんなこんなでiPodでHush&Vaneとか聴いて余韻に浸りつつ代々木を後にしたわけです。
わずか30分かそこらのライブについて長々とぐるぐるぐるぐる書いてきましたけど、
百聞は一見に如かず、こんなブログのへっぽこ文章なんてほんとどうでもいいから
とりあえず生コンドルのライブは一度でいいから見ておくことをオススメします。
3月8日は老若男女泣いて喜ぶワンマンライブですし。
しびれるよ。



ところでワンマンのチケット、コンドル始まる前に買ったら1番だったんですけど。
まだアルバムが出ていないとはいえみんなもっと買おうぜ・・・。

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