旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2023年六月例会

2023-06-03 13:34:46 | お仲間たちと


玉乃井 永
梅雨晴れ間連敗止めるタイムリー
甘い香(か)の天に至るや花蜜柑
花菖蒲雨の雫のおめかしし

新井文子
母の日や糠床に塩一握り
薬酒にと夫が摘んでる蛇苺
シーツ干し心も洗う梅雨晴間

門屋定
根切り虫情け無用の駆除をする
葉桜や吉野も八重も人寂し
短(みじか)夜(よ)や日の出が早い五時五分

長井知則
残る実や夏柑花に老い語り
十薬の八重の白花威張りたり
蛍(ホウタル)の源平乱舞争わず

高尾田山人
落ち着きがない虫の代表天道虫
絵には描けない風鈴のかたちかな
風死はて懲罰のごと待たされる

二神重則
糸の雨音無く香る花レモン
今日の日をもちょっと長く夕雲雀
蛍見や只銀色の四日月

吉川正紀子
蓮華咲き誇る耕作放置され
ルージュ出番マスク引退に
菖蒲いける背筋真っ直ぐに

愛媛新聞に掲載されました。6月17日


新聞社に掲載をお願いするに当たり、句会の折りの作品そのものでなくて添削を受けたり、句会の折の感想を入れて手直しした句があります。ご注目点かも。


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