旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」12月例会 & 忘年ランチ

2020-12-05 17:23:12 | お仲間たちと
今年最後の句会を開きました。


2021年2月22日の愛媛新聞に掲載されました。


向田将央
ハフハフと君と湯豆腐白めがね
たい焼きを尾から食う君なお愛(いと)し
観る焚き火闇夜パチパチ至福かな

二神重則
古寺に色葉踏む音石畳
冬の日の屑葉集めた澪標(みおつくし)
宵の星刈田の影の深々と

上甲彰
日記買う無駄になるとは思ひつつ
ユーチューブ真知子なりきりショール巻く
令和二年オオカミ出たぞウォーンオン

玉乃井永
冬銀河コンビナートの息づかい
こたつ船橋に平伏(ひれふ)す松江堀
冬ざれや我(われ)が奉行の一人鍋

吉川正紀子
渋柿も魂抜かれ甘柿に
ユニクロの厚手を選び冬の夜
仰向けにされハンサムな捨て案山子

長井知則
年の瀬の老婆の眼生き生きと
コロナ禍の定位置となり顎マスク
冬装備終われば夏日戻り来て

八木健
湯ざめして明日に持ち越す子の進路
眼鏡はずして風呂吹を食ふ一家族
毛糸編む人の背中に耳がある

「天莫空勾践 時非無范蠡」旧院庄館跡 津山市

2020-12-05 17:14:27 | 
作楽神社、児島高徳の十字詩を書いた旧院庄館跡に建てられた神社

児島高徳の像

 児島高徳は隠岐に流される後醍醐天皇を追い、救出をこころ見たが果たせず。院庄で夜間に天皇の行在所に忍び入り庭にある桜の幹を削り上記10字の漢詩を書いた「白桜十字詩」と言われている。
「白桜十字詩」の跡


愛媛県は南朝が盛んであった土地で、土居氏得能氏忽那氏などの名前が思い浮かびます。
あの楠木正成を湊川で殺した大森彦七は伊予郡砥部の人で、同地に彦七伝説が残っている。
愛媛は中世が面白い。

司馬遷『史記』から楚呉越の闘いは三国志よりも面白い。臥薪嘗胆・ひそみに倣うなど。
勿論太平記も、中世の時代自分の能力のまま生きる自由あり今の時代よりよほど面白い。
この神社も戦前は盛んだったろうと思います。

津山市には津山城

石垣が立派です、塀や建物が残っていればと思います。