うまさいと

お馬さんは好きですか?

BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。

2005-10-28 19:28:42 | 競馬
以前の展望はこちら
BC展望、2歳戦編。(05/10/27)

今回も2レース展望しますということで。

Breeders' Cup Filly & Mare Turf(USA-G1 T10f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Luas Line (IRE) Christophe Soumillon David Wachman 15-1
2 Film Maker Patrick Valenzuela Graham Motion 12-1
3 Sundrop (JPN) Frankie Dettori Saeed bin Suroor 30-1
4 Riskaverse Jose Santos Patrick Kelly 15-1
5 Wend John Velazquez Bill Mott 10-1
6 Flip Flop (FR) Garrett Gomez Ben Cecil 20-1
7 Wonder Again Edgar Prado Jimmy Toner 8-1
8 Megahertz (GB) Alex Solis Bobby Frankel 5-1
9 Favourable Terms (GB) Michael Kinane Sir Michael Stoute 20-1
10 Intercontinental (GB) Rafael Bejarano Bobby Frankel 8-1
11 Mona Lisa (GB) Kieren Fallon Aidan O'Brien 15-1
12 Karen's Caper Robby Albarado John Gosden 15-1
13 Ouija Board (GB) Jerry Bailey Edward Dunlop 5-2
14 Angara (GB) Gary Stevens Patrick Biancone 20-1

毎年ころころ距離の変わるこのレース。勿論その競馬場が芝10f, 11fのどちらをとれるかということに関わってくるのでしょうが。ということで昨年の覇者Ouija Boardが今年も参戦。欧州年度代表馬にも関わらずPrince of Wales's S.(GB-G1 T10f88y)でアッサリ負けてから落鉄と左前脛骨の疲労骨折がわかり、North Lightと同じくシーズン序盤に戦線離脱。3ヵ月後の復帰戦Princess Royal S.(GB-G3 T12f)を快勝も、これは牝馬のG3戦だからねぇ。大舞台では12f路線が良いと考えられますが、昨年のこのレースは11fで難なく制しています。しかし今年は10f。大回りで直線もある程度長く、先行して直線スッと抜け出した昨年のレースができれば大丈夫かと。PivotalにRahyと字面では距離の読み辛いMegahertzは、戦績から見てもこの距離は適当でしょう。差し脚が生きるような展開(というか良馬場希望)になればいいとは思いますが、復活したOuija Boardとの実力差は埋められないかなぁと見ますが。強いのか弱いのかはっきりしないMona Lisaや、セリに出されちゃうメイドさん(Maids Causeway)と火の出るような叩き合いを演じたKaren's Caper(その後はいまいちですけれど)などにも期待したいのですが、敢えて日本に関係のあるお馬さんをチョイス。Wonder Againはあのグラスワンダーの全妹さん。昨年は輸送が嫌で直前まで出走をゴネていた記憶があるのですが、結局出走して3着。今年はFlower Bowl Invitational S.(USA-G1 T10f)でも届かずですが、往年のSightseekを一回り小さくしたようなベルモント巧者であるわけで(わかる人にはわかるはず)して、3歳時からずっと活躍してもう今年で6歳なんでそろそろ引退ということでしょうし、得意のこの舞台で有終の美を飾って欲しいとは思うのですが。Sundropはう~ん。マイルが適当だとは思うのですが、さすが10f戦はちときついかね。米国遠征しての2戦は物足りないですし。サンデーサイレンスの血が爆発しないかなぁ。

Breeders' Cup Sprint(USA-G1 D6f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Taste of Paradise Garrett Gomez Gary Mandella 12-1
2 Attila's Storm Patrick Valenzuela Richard Schosberg 30-1
3 Silver Train Edgar Prado Richard Dutrow, Jr. 8-1
4 Battle Won Ramon Dominguez Chuck Simon 10-1
5 Lion Tamer John Velazquez Todd Pletcher 12-1
6 Wildcat Heir Stewart Elliott Ben Perkins, Jr. 10-1
7 Lost in the Fog Russell Baze Greg Gilchrist Even
8 Elusive Jazz Robby Albarado Bobby C. Barnett 12-1
9 Lifestyle Alex Solis Wesley Ward 30-1
10 Imperialism Victor Espinoza Kristin Mulhall 15-1
11 Gygistar Javier Castellano Mark Hennig 12-1

「荒れるスプリント」の名を欲しいままにしているこのレース。今年はど本命の10戦10勝馬Lost in the Fogがいるわけですが「霧に紛れて見えなくなる」という名前の通りに全米の願望が霧の向こうに消えてしまうのではないかと考えさせられるのは私だけなのか。1972さんがベイヤー指数で詳細に書いていらっしゃいますので素人は引っ込んでおきますが、昨年ここに出ずに最優秀短距離馬を逃したPico Centralや、Dubai Golden Shaheen(UAE-G1 D1200m)でいまいちさんの汚名を返上したSaratoga Countyがそれぞれ引退、急逝と古馬陣まで手薄になり「勝って下さい」と言わんばかりのメンバーに。まぁ、この面子だからこそLITFは出てきたというのはあるのでしょうけれど。直前で路線を変えてきた3歳勢であるHigh Fly、Roman Ruler辺りも結局回避してしまいましたし、何だか拍子抜けしてしまいそうです。
さて、ここで取り上げるのはLion Tamerです。2年前の3歳時にHutcheson S.(USA-G2 D7f)を6馬身差で圧勝した時からちょいちょい追い掛けてはいるのですが、今年は今一つな戦績。そのHutcheson S.はどんな面子だったのかなぁと見返してみれば、大差の最下位にその年のBreeders' Cup Sprintを勝つCajun Beatの名が。Lion Tamer自身は7f前後が適距離でしょうから、6f戦の今回は少し短いなぁと思いますが。
ん~、LITF意外にあんまり興味がorz