うまさいと

お馬さんは好きですか?

BC展望、米国勢に一頭強いのがいる件。

2005-10-28 23:32:45 | 競馬
ということで第三弾です。
BC展望、2歳編。(05/10/27)
BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。(05/10/28)

Breeders' Cup Mile(USA-G1 T8f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Host (CHI) Rafael Bejarano Todd Pletcher 12-1
2 Artie Schiller Garrett Gomez Jimmy Jerkens 6-1
3 Whipper Johnny Murtagh Robert Collet 12-1
4 Sand Springs Jerry Bailey Bill Mott 20-1
5 Ad Valorem Kieren Fallon Aidan O'Brien 20-1
6 Funfair (GB) Edgar Prado Graham Motion 12-1
7 Majors Cast (IRE) Frankie Dettori Jeremy Noseda 15-1
8 Gorella (FR) Gary Stevens Patrick Biancone 20-1
9 Singletary David Flores Don Chatlos 8-1
10 Valixir (IRE) Christophe Soumillon Andre Fabre 10-1
11 Leroidesanimaux (BRZ) Jon Court Bobby Frankel 7-5
12 Limehouse Jose Santos Todd Pletcher 20-1

こちらもDubawiとStarcraftの回避でちと興味を失ってしまった感があります。個人的にはThree Valleysがまた欧州時代と同じ様に肺の粘液で回避というのが悲しい。しかし、今年はLeroidesanimauxがいるため(昨年でとけよと思ったわけですが)に、欧州勢にコロっとやられることはないだろうという意味で注目度がアップ。いや、ブラジルからの移籍馬なんですけどね。さて、このLeroidesanimauxの最大の強敵はBCでのフラ(ryなのですが、まずは欧州勢から見てみましょう。
人気が高い方からValixir, Whipper, Ad Valorem辺りに期待したいのですが、その中でも昨年2着の斜行大王Antonius Piusを彷彿とさせるAd Valoremに期待したいと考えています。アメリカ初戦のShadwell Turf Mile(USA-G1 T8f)ではHostの6着に敗れましたが、今年のSt. James's Palace S.(GB-G1 T8f)ではShamardalの2着ですがOratorioに先着しています。古馬との初対戦になったSussex S.(GB-G1 T8f)でも3着にProclamation, Soviet Songという二頭に次ぐ踏ん張り、底力を発揮しました。ということで、ここらで一発やってくれそうな気はしますが。Whipperは昨年もダメでしたし、馬場というよりも競馬場に注文が付きそうなタイプで苦しいか。Valixirは秋を迎える前に調子のピークを過ぎたかなという気がします。
対する北米勢はArtie Schillerと昨年の覇者Singletaryか。勝つ気配というのはそれほど感じられないのですが、意外とあっさり持っていくかもしれないです。それ以外にコメントはありません。普段あまり観てないものでorz
そして南米からの移籍組(あくまで分けたい派)はLeroidesanimauxとHostがスタンバイ。前者は9%、後者は20%もの追加登録料を払っての参戦となるため、それなりの勝機があって出走してくるとみて間違いはありません。ライオンさん(Leroidesanimaux:百獣の王)の強さは非常なものというよりももはや非情なものであり、Atto Mile(CAN-G1 T8f)では後続を7-3/4馬身離す圧勝劇を演じてみせました。逃げてそのまま力の違いを見せ付ける感じなので、96年のNHKマイルCの時のようなファビラスラフィンに対するバンブーピノがいれば、嫌な存在になるかもしれません。そしてそのバンブーピノ的な存在がSand Springsとなり、牝馬ながらなかなかの実績を持っています。Hostはそういった前でガリガリやり合うようならば、後ろから差してくる存在として非常に怖いのではないでしょうか。


Breeders' Cup Distaff(USA-G1 D9f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Society Selection Edgar Prado Allen Jerkens 8-1
2 Stellar Jayne Frankie Dettori Saeed bin Suroor 5-1
3 Ashado John Velazquez Todd Pletcher 2-1
4 Nothing But Fun Alex Solis Michael Hushion 30-1
5 Yolanda B. Too Elbar Coa Richard Violette, Jr. 30-1
6 Healthy Addiction Garrett Gomez John Sadler 10-1
7 Happy Ticket Victor Espinoza Andrew Leggio Jr. 6-1
8 Island Fashion Rafael Bejarano Marcelo Polanco 12-1
9 Hollywood Story Patrick Valenzuela John Shirreffs 20-1
10 In the Gold Gary Stevens Nick Zito 20-1
11 Pleasant Home Cornelio Velasquez Shug McGaughey 20-1
12 Sweet Symphony Jerry Bailey Bill Mott 8-1
13 Capeside Lady Chris DeCarlo Todd Pletcher 30-1

昨年に続いての連覇が濃厚と見られるAshadoですが、今年は取りこぼしがちょろちょろ。それでも、順調につかえていることが強みで、2歳時6戦、3歳時8戦、4歳時6戦と20戦12勝のキャリアを誇ります。ちなみにG1は7勝で、ベルモントでの戦績は5戦3勝2着1回3着1回と相性も良いようです。さて、昨年このレースを制したAshadoは絶好調だった昨年8戦5勝2着2回3着1回と伸べ4頭のお馬さんに先着を許している計算になります。一頭が重複していますので実際は3頭(Madcap Escapade, Stellar Jayne, Society Selection)なのですが、Madcap Escapadeは引退してしまったものの、Stellar Jayne, Society Selectionは共に出走してきており、上位人気に推されています。
さて、今回注目したいのは日本にも来てくれた(安田記念16着)Island Fashionです。今年は勝ち星は挙げていないものの、今年はVanity H.(USA-G1 D9f), John C. Mabee H.(USA-G1 T9f)とG1で2着が2回。しかも芝とダートの9f戦という両刀使いっぷりを見せ付けてくれます。昨年は"Big Cap"ことSanta Anita H.(USA-G1 D10f)でSouthern Imageの2着があり、牡馬と対等に渡り合えるだけの力も秘めているとは思うのですが。Belmont Parkでは2回走って4, 6着ですが、3歳時のことなので今は変わってるかもわかりません・・・ということで期待したいと思います。

BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。

2005-10-28 19:28:42 | 競馬
以前の展望はこちら
BC展望、2歳戦編。(05/10/27)

今回も2レース展望しますということで。

Breeders' Cup Filly & Mare Turf(USA-G1 T10f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Luas Line (IRE) Christophe Soumillon David Wachman 15-1
2 Film Maker Patrick Valenzuela Graham Motion 12-1
3 Sundrop (JPN) Frankie Dettori Saeed bin Suroor 30-1
4 Riskaverse Jose Santos Patrick Kelly 15-1
5 Wend John Velazquez Bill Mott 10-1
6 Flip Flop (FR) Garrett Gomez Ben Cecil 20-1
7 Wonder Again Edgar Prado Jimmy Toner 8-1
8 Megahertz (GB) Alex Solis Bobby Frankel 5-1
9 Favourable Terms (GB) Michael Kinane Sir Michael Stoute 20-1
10 Intercontinental (GB) Rafael Bejarano Bobby Frankel 8-1
11 Mona Lisa (GB) Kieren Fallon Aidan O'Brien 15-1
12 Karen's Caper Robby Albarado John Gosden 15-1
13 Ouija Board (GB) Jerry Bailey Edward Dunlop 5-2
14 Angara (GB) Gary Stevens Patrick Biancone 20-1

毎年ころころ距離の変わるこのレース。勿論その競馬場が芝10f, 11fのどちらをとれるかということに関わってくるのでしょうが。ということで昨年の覇者Ouija Boardが今年も参戦。欧州年度代表馬にも関わらずPrince of Wales's S.(GB-G1 T10f88y)でアッサリ負けてから落鉄と左前脛骨の疲労骨折がわかり、North Lightと同じくシーズン序盤に戦線離脱。3ヵ月後の復帰戦Princess Royal S.(GB-G3 T12f)を快勝も、これは牝馬のG3戦だからねぇ。大舞台では12f路線が良いと考えられますが、昨年のこのレースは11fで難なく制しています。しかし今年は10f。大回りで直線もある程度長く、先行して直線スッと抜け出した昨年のレースができれば大丈夫かと。PivotalにRahyと字面では距離の読み辛いMegahertzは、戦績から見てもこの距離は適当でしょう。差し脚が生きるような展開(というか良馬場希望)になればいいとは思いますが、復活したOuija Boardとの実力差は埋められないかなぁと見ますが。強いのか弱いのかはっきりしないMona Lisaや、セリに出されちゃうメイドさん(Maids Causeway)と火の出るような叩き合いを演じたKaren's Caper(その後はいまいちですけれど)などにも期待したいのですが、敢えて日本に関係のあるお馬さんをチョイス。Wonder Againはあのグラスワンダーの全妹さん。昨年は輸送が嫌で直前まで出走をゴネていた記憶があるのですが、結局出走して3着。今年はFlower Bowl Invitational S.(USA-G1 T10f)でも届かずですが、往年のSightseekを一回り小さくしたようなベルモント巧者であるわけで(わかる人にはわかるはず)して、3歳時からずっと活躍してもう今年で6歳なんでそろそろ引退ということでしょうし、得意のこの舞台で有終の美を飾って欲しいとは思うのですが。Sundropはう~ん。マイルが適当だとは思うのですが、さすが10f戦はちときついかね。米国遠征しての2戦は物足りないですし。サンデーサイレンスの血が爆発しないかなぁ。

Breeders' Cup Sprint(USA-G1 D6f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Taste of Paradise Garrett Gomez Gary Mandella 12-1
2 Attila's Storm Patrick Valenzuela Richard Schosberg 30-1
3 Silver Train Edgar Prado Richard Dutrow, Jr. 8-1
4 Battle Won Ramon Dominguez Chuck Simon 10-1
5 Lion Tamer John Velazquez Todd Pletcher 12-1
6 Wildcat Heir Stewart Elliott Ben Perkins, Jr. 10-1
7 Lost in the Fog Russell Baze Greg Gilchrist Even
8 Elusive Jazz Robby Albarado Bobby C. Barnett 12-1
9 Lifestyle Alex Solis Wesley Ward 30-1
10 Imperialism Victor Espinoza Kristin Mulhall 15-1
11 Gygistar Javier Castellano Mark Hennig 12-1

「荒れるスプリント」の名を欲しいままにしているこのレース。今年はど本命の10戦10勝馬Lost in the Fogがいるわけですが「霧に紛れて見えなくなる」という名前の通りに全米の願望が霧の向こうに消えてしまうのではないかと考えさせられるのは私だけなのか。1972さんがベイヤー指数で詳細に書いていらっしゃいますので素人は引っ込んでおきますが、昨年ここに出ずに最優秀短距離馬を逃したPico Centralや、Dubai Golden Shaheen(UAE-G1 D1200m)でいまいちさんの汚名を返上したSaratoga Countyがそれぞれ引退、急逝と古馬陣まで手薄になり「勝って下さい」と言わんばかりのメンバーに。まぁ、この面子だからこそLITFは出てきたというのはあるのでしょうけれど。直前で路線を変えてきた3歳勢であるHigh Fly、Roman Ruler辺りも結局回避してしまいましたし、何だか拍子抜けしてしまいそうです。
さて、ここで取り上げるのはLion Tamerです。2年前の3歳時にHutcheson S.(USA-G2 D7f)を6馬身差で圧勝した時からちょいちょい追い掛けてはいるのですが、今年は今一つな戦績。そのHutcheson S.はどんな面子だったのかなぁと見返してみれば、大差の最下位にその年のBreeders' Cup Sprintを勝つCajun Beatの名が。Lion Tamer自身は7f前後が適距離でしょうから、6f戦の今回は少し短いなぁと思いますが。
ん~、LITF意外にあんまり興味がorz