うまさいと

お馬さんは好きですか?

BC展望、クライマックス2戦。

2005-10-29 00:08:15 | 競馬
BC展望、2歳編。(05/10/27)
BC展望、賞金額$1,000,000なやつら。(05/10/28)
BC展望、米国勢に一頭強いのがいる件。(05/10/28)

さてさて、遂にクライマックスの2戦となりました。明日の早朝には全ての結果が出ているはず。明日は寝られないな。楽しみだなぁ。

Breeders' Cup Turf(USA-G1 T12f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Shake the Bank Tom Turner Graham Motion 99-1
2 Shirocco (GER) Christophe Soumillon Andre Fabre 20-1
3 Bago (FR) Thierry Gillet Jonathan Pease 5-1
4 Better Talk Now Ramon Dominguez Graham Motion 8-1
5 Azamour (IRE) Michael Kinane John Oxx 7-2
6 Ace (IRE) Kieren Fallon Aidan O'Brien 12-1
7 Shakespeare Jerry Bailey Bill Mott 3-1
8 Silverfoot Rafael Bejarano Dallas Stewart 30-1
9 Fourty Niners Son Corey Nakatani Neil Drysdale 15-1
10 English Channel John Velazquez Todd Pletcher 10-1
11 Laura's Lucky Boy Gary Stevens Richard Mandella 20-1
12 Leprechaun Kid Garrett Gomez Mike Mitchell 20-1
13 Gun Salute Cornelio Velasquez Bill Mott 20-1

米国勢ではKitten's Joyの引退、欧州勢ではHurricane Runの回避、直前でのMotivatorの故障など、多少タレントを欠いた気もしますが、欧州上半期王者のAzamourや期待の新星Shakespeareの登場などでなかなか面白いレースにはなるかなと。
AzamourについてはKing George IV & Queen Elizabeth S.(GB-G1 T12f5y)の勝ち馬ということで説明の必要はないかと思われますが、Shakespeareは馴染みの無い方が多いかもしれません。昨年2月のデビュー戦、3月のステークスを連勝しますが膝の怪我で長期休養を余儀なくされます。2戦目で下したPrince Archもその後今年のGulfstream Park Breeders' Cup.(USA-G1 T11f)を制覇することになり、そのお馬さんを難なく退けたShakespeareの実力には期待が持たれて(のかもしれない)いたようですが、1年4ヶ月にも及ぶ休養の後、今年7月のAllowanceを快勝。前々走Belmont Breeders' Cup H.(USA-G2 T9f)ではMeteor Stormを、前走のTurf Classic Invitational S.(USA-G1 T12f)ではEnglish CannelやAce以下を退けました。昨年の微妙な勝利で実力があるのに少しダークな雰囲気が漂ってしまうBetter Talk Nowに代わって一躍米国勢の柱にまで上り詰めました。米国勢ではShakespeareと昨年の覇者Better Talk Now以外は実力的に少し苦しいかもしれません。
対する欧州勢はAzamourをはじめ、この後日本でのJCに出走→種牡馬入りが決定している昨年のPrix de l'Arc de Triomphe(FR-G1 T2400m)の覇者Bago、それに仏に移籍後長期休養明けを2戦叩いたShiroccoや、勝ち切れないまでも堅実に入着してくるAce辺りまでが争覇圏とみます。其の中でも、今年まだ2戦しかしていないShiroccoがフレッシュでいいのではないかと考えます。馬場がパンパンでなければ一番怖い存在かもしれません。Azamourにとっては、ここで勝たなければ評価を落としたまま種牡馬入りということになるので、是非とも勝ちたいところではあるのでしょうが・・・。実感よりも意外と北米勢が健闘しているというのがちょっとびっくりかなと。

Breeders' Cup Classic(USA-G1 D10f)
Post Horse Jockey Trainer M/L Odds
1 Rock Hard Ten Gary Stevens Richard Mandella 7-2
2 Sun King Rafael Bejarano Nick Zito 30-1
3 Choctaw Nation Victor Espinoza Jeff Mullins 15-1
4 Oratorio (IRE) Kieren Fallon Aidan O'Brien 10-1
5 Perfect Drift Mark Guidry Murray Johnson 12-1
6 Sir Shackleton Javier Castellano Nick Zito 20-1
7 Super Frolic Elbar Coa Vladimir Cerin 30-1
8 Suave Edgar Prado Paul McGee 20-1
9 Flower Alley John Velazquez Todd Pletcher 10-1
10 Jack Sullivan Frankie Dettori Gerard Butler 50-1
11 Borrego Garrett Gomez Beau Greely 9-2
12 A Bit O'Gold J. Jones Catherine Day Phillips 30-1
13 Saint Liam Jerry Bailey Richard Dutrow, Jr. 3-1
14 Starcraft (NZ) Patrick Valenzuela Luca Cumani 12-1

ようやくやってきましたメインレース。Ghostzapper, Roses in Mayなど大物のリタイア、話題になった二冠馬Afleet Alexの回避などが相次いで淋しくなったというのはありますが、それでもSaint Liam, Rock Hard Tenなどがおり層の厚いこの路線に、欧州中距離界の雄となったOratorioと欧州マイル路線で大ブレイクしたNZからの刺客Starcraftという欧州タッグが襲い掛かります。まぁ、手を組んだわけじゃないけどさ。
まずはSaint Liam。前走ではDutrow師 vs Zito師という陣営対決となったWoodward S.(USA-G1 D9f)では過剰ともいえる対Commentator包囲網を要しての勝利だが「それが無くても勝ててたっしょ」というDutrow師の言葉通り、強いよこのお馬さん。騎手もBaileyですし、昨年のGhostzapperほどではないにしても、一番人気でアッサリというシーンも観られるかもしれない。対するRock Hard TenはSanta Anita H.(USA-G1 D10f)を勝った後は秋まで休養、Goodwood Breeders' Cup H.(USA-G1 D9f)でRoman Ruler以下を抑えて順調に復帰初戦を突破しました。Goodwood Breeders' Cup H.→Breeders' Cup Classicというローテーションは私の中ではPleasantly Perfectを思い出すわけですが。続くBorregoはPacific Classic(USA-G1 D10f), Jockey Club Gold C.(USA-G1 D10f)とG1連勝中でこの人気になってる模様。前走Jockey Club Gold C.はBelmont Parkであり、コース適正という意味でも可能性があるかもしれない。3歳馬Flower AlleyはJockey Club Gold C.で大差の4着に敗れてしまい勢いが無くなったか。やはりAfleet Alexが出てこないとちと淋しい気がするなぁと。
対する欧州勢はOratorioとStarcraftがスタンバイ。OratorioはChampion S.(GB-G1 T10f)では4着にコケたものの、Eclipse S.(GB-G1 T10f7y), Irish Champion S.(IRE-G1 T10f)と連勝した勢いは脳裏に焼き付いている。Danehill産駒はダート大丈夫なのかよという意見はあちこちで聞かれますが、私もOratorioはダートはちょっとなぁと思ってしまいます。あぁorz
Starcraftはリベンジへの意欲満々だったDubawiが引退してしまったのでMileの方から回ってきましたか。オーナーが元々こっちに出したいという意欲があったみたいですが、追加登録料20%を払っての参戦となります。私はオセアニアのお馬さん(というか遠征馬)を応援する傾向があるので、肩入れしちゃうなぁと。
穴ならJack Sullivanとか思ってる自分がいる。