ここからはもう一つのサイトでは載せないことにしようか。というか、載せたらうちの印象悪くなっちゃって、困っちゃうかもしれん。私がそこまで心配する必要は無いだろうけど、一応。でも、ちょっぴり批判を抑えた形でならアリかも(笑)。
昨日の記事にsenchouさんに反応してもらって、まとめて血統の森さんで取り上げてもらっちゃった。最初の私の記事が元々senchouさんの記事に反応したものなんだけどね。
正直なところ、私は専門家ではない(だって大学4回生だし、卵から孵ってもいないくらい)し、他にも凄く詳しい方とかもいらっしゃるだろうから、そういう方の「真面目な」記事をお待ちしております。私のは結構おちゃらけてるから。
さて、今回検出されたcaffeineもtheobromineも、いわゆる「キサンチン骨格」ってのを持っているわけで、気管支拡張薬としても使われているらしい。実際、違いは一箇所だけNにくっついてるのがH(theobromine)なのかMethyl(caffeine)なのかという違いしかない。もう一つ似てるからセットにされるtheophyllineもcaffeineのHをひとつMethylに変えるだけ。
この3つの化合物の見た目はあんまり変わらない(下手すりゃ気付かない)けどねぇ。一般的に言うと、caffeineとtheobromineの両方を含んでいるのはココアらしい。でも、今回の検査結果だと「ココアが混じっちゃった」なんてことは言ってないわけだし、天然成分としてこいつらが紛れ込んでいたという見解なんだろうと。
今回検出されちゃった2つの物質(caffeine , theobromine)が引き起こす効果としては
「中枢神経興奮」
「気管支拡張作用」
「心筋興奮作用」
「利尿作用」
なんかがあげられるらしい(情報元への直リンは避けときます)。ってことは、日本では間違いなくアウトな物質達だと。
そういった薬物投与に理解のあるアメリカでも、この2つは多分アウトだと思う。ちなみにアメリカでOK(当日使用に限るかも)なのは
「利尿作用&鼻出血防止剤」としての「Lasix(←は商品名。物質名はfurosemide)」
「筋肉消炎剤」としての「Bute(←は商品名。物質名はphenylbutazone)」
辺りで、Lasixにしても「これは鼻出血防止のため!」という大義名分が一応あるから使えるわけで
「コーヒー飲み過ぎたら寝られなくなっちゃうよ!」
といった感じで一般的に知られる位に興奮作用のあるような今回の物質はアウトと考えられるわけで。まぁLasixは鼻出血防止のために用いられているなんてのは単なる言い訳にしか過ぎないわけで、間違いなく競走する上でプラスの効果があるのは間違いない。どちらかというと、その「競走へのプラスの効果」という意味で使っている陣営が大多数だろうしね。
薬物投与で考えると、欧州はかなり厳しいはず。先日アメリカに移籍したThree ValleysやRoyal Ascot MeetingでのTillermanなどの昨年の騒動(この時はclenbuterolだっけ。もしかしたらそれの塩酸塩だったかもしれない)といった辺りも考えなくてはいけないのかもしれんわけだけど、こちらはアメリカとは違って完全に「薬」だからねぇ。確か両方とも失格になったんだっけ。アメリカでもFree Houseがこの問題に巻き込まれたことがあったはず。
一方「サプリメント」とかそういうものに関してはどうなっているのかはよくわからんのだけど、少なくとも日本はそんなに進んではいまい。欧州が進んでるんだったっけな。詳しい方の情報求む。
いかん、話がそれた。
今回の騒動の原因としては管理不備なんだろうねぇ。senchouさんがおっしゃっている様に数年間において検査してたのが本当に3回だけだったりしたら、それこそ商品管理とかそういった以前の問題なんだろうし。私だって毎回作ったものの液クロくらいは打つよ?次からはロット毎に打つらしいけど、この辺りは最近流行りの内部告発でも待ちますか(笑)。
余談だけど、今年の春に某有名化学会社に会社見学に行った時に部屋中にズラーッとHPLCが置いてあって、凄いなぁと言ってたら説明してくれたよ。「企業は時間が勝負ですから、多少のお金は惜しんでられません」って。今回は動物系サプリンメントの最(?)大手での出来事みたいだけど、やっぱり競争相手がいないからこんなことになるのかね。いや、競合相手がいるのかどうかは知らないけども。
この文章を見てもわかる通り、私はsenchouさんとは違った意見になってるみたいだねぇ。私の場合は責任は全面的にメーカー側にあると思うし。でも、もし私が社会に出たら「やっぱりそれを最終的に使う側が検査を怠けてたんじゃない?」とかそういった考えも出てくるかもしれない。責任のある検査をする機関(メーカー側が書いてた様な第三者機関とはまた別に)が必要になってくるんだろうねぇ。
あと、理化学研究所の話はそれ本当かも・・・。残念ながら私も東大ではありませんので。少なくとも、研究員の募集はしていなかった気がするから、どこかからの出向とかそういった形でのコネ採用かな、とか勘ぐってみる。
昨日の記事にsenchouさんに反応してもらって、まとめて血統の森さんで取り上げてもらっちゃった。最初の私の記事が元々senchouさんの記事に反応したものなんだけどね。
正直なところ、私は専門家ではない(だって大学4回生だし、卵から孵ってもいないくらい)し、他にも凄く詳しい方とかもいらっしゃるだろうから、そういう方の「真面目な」記事をお待ちしております。私のは結構おちゃらけてるから。
さて、今回検出されたcaffeineもtheobromineも、いわゆる「キサンチン骨格」ってのを持っているわけで、気管支拡張薬としても使われているらしい。実際、違いは一箇所だけNにくっついてるのがH(theobromine)なのかMethyl(caffeine)なのかという違いしかない。もう一つ似てるからセットにされるtheophyllineもcaffeineのHをひとつMethylに変えるだけ。
この3つの化合物の見た目はあんまり変わらない(下手すりゃ気付かない)けどねぇ。一般的に言うと、caffeineとtheobromineの両方を含んでいるのはココアらしい。でも、今回の検査結果だと「ココアが混じっちゃった」なんてことは言ってないわけだし、天然成分としてこいつらが紛れ込んでいたという見解なんだろうと。
今回検出されちゃった2つの物質(caffeine , theobromine)が引き起こす効果としては
「中枢神経興奮」
「気管支拡張作用」
「心筋興奮作用」
「利尿作用」
なんかがあげられるらしい(情報元への直リンは避けときます)。ってことは、日本では間違いなくアウトな物質達だと。
そういった薬物投与に理解のあるアメリカでも、この2つは多分アウトだと思う。ちなみにアメリカでOK(当日使用に限るかも)なのは
「利尿作用&鼻出血防止剤」としての「Lasix(←は商品名。物質名はfurosemide)」
「筋肉消炎剤」としての「Bute(←は商品名。物質名はphenylbutazone)」
辺りで、Lasixにしても「これは鼻出血防止のため!」という大義名分が一応あるから使えるわけで
「コーヒー飲み過ぎたら寝られなくなっちゃうよ!」
といった感じで一般的に知られる位に興奮作用のあるような今回の物質はアウトと考えられるわけで。まぁLasixは鼻出血防止のために用いられているなんてのは単なる言い訳にしか過ぎないわけで、間違いなく競走する上でプラスの効果があるのは間違いない。どちらかというと、その「競走へのプラスの効果」という意味で使っている陣営が大多数だろうしね。
薬物投与で考えると、欧州はかなり厳しいはず。先日アメリカに移籍したThree ValleysやRoyal Ascot MeetingでのTillermanなどの昨年の騒動(この時はclenbuterolだっけ。もしかしたらそれの塩酸塩だったかもしれない)といった辺りも考えなくてはいけないのかもしれんわけだけど、こちらはアメリカとは違って完全に「薬」だからねぇ。確か両方とも失格になったんだっけ。アメリカでもFree Houseがこの問題に巻き込まれたことがあったはず。
一方「サプリメント」とかそういうものに関してはどうなっているのかはよくわからんのだけど、少なくとも日本はそんなに進んではいまい。欧州が進んでるんだったっけな。詳しい方の情報求む。
いかん、話がそれた。
今回の騒動の原因としては管理不備なんだろうねぇ。senchouさんがおっしゃっている様に数年間において検査してたのが本当に3回だけだったりしたら、それこそ商品管理とかそういった以前の問題なんだろうし。私だって毎回作ったものの液クロくらいは打つよ?次からはロット毎に打つらしいけど、この辺りは最近流行りの内部告発でも待ちますか(笑)。
余談だけど、今年の春に某有名化学会社に会社見学に行った時に部屋中にズラーッとHPLCが置いてあって、凄いなぁと言ってたら説明してくれたよ。「企業は時間が勝負ですから、多少のお金は惜しんでられません」って。今回は動物系サプリンメントの最(?)大手での出来事みたいだけど、やっぱり競争相手がいないからこんなことになるのかね。いや、競合相手がいるのかどうかは知らないけども。
この文章を見てもわかる通り、私はsenchouさんとは違った意見になってるみたいだねぇ。私の場合は責任は全面的にメーカー側にあると思うし。でも、もし私が社会に出たら「やっぱりそれを最終的に使う側が検査を怠けてたんじゃない?」とかそういった考えも出てくるかもしれない。責任のある検査をする機関(メーカー側が書いてた様な第三者機関とはまた別に)が必要になってくるんだろうねぇ。
あと、理化学研究所の話はそれ本当かも・・・。残念ながら私も東大ではありませんので。少なくとも、研究員の募集はしていなかった気がするから、どこかからの出向とかそういった形でのコネ採用かな、とか勘ぐってみる。