うまさいと

お馬さんは好きですか?

香港國際賽事前日2。

2004-12-11 09:20:22 | 競馬
次はHong Kong Sprint(HK G1 T1000m)のメンバーをちらほら紹介。

Silent Witness
Var
Calstone Light O
Osterhase
Pivotal Point
Sunningdale
The Tatling
Cape of Good Hope
Royal Millennium
Yell
Able Prince
Battle Won
Multidandy
Natural Blitz

こんな感じで良いメンバーが集まったと言える。Silent Witnessについてはもう語る必要も無いだろう。ということでまずはNatural Blitzから。マカオで8戦8勝、結構良いタイムで勝ってるな。59kgを背負って55.4か。ふむ。日本の2歳レコードと同じか。ただ、馬場は違うだろうけど。でも、これだけじゃ情報が足らないにも程があるわけだが、とりあえずscmp.comによると「certainly Macau's best sprinter」ではあるらしい。Maroof×Miiharoという欧州とオセアニアを足して2で割った様な血統をしてるな。何かいいね。詳しい情報は無いが、とにかくその走りに注目したい。

このレースは注目馬がいっぱいらしいので、脇役も見ていこう。OsterhaseはCurragh競馬場の5fのレコードホルダーだっけか。Listedとはいえ今年の夏に3連勝を飾っていたりするが、Prix de l'Abbaye de Longchamp(FR G1 T1000m)では一線級との力の差を見せられた格好。でも、あの高速馬場と今回の芝は違うだろ。一発があってもおかしくないんじゃないかしら、とか言ってみる。

Able Princeは前走International Sprint Trial(HK G3 T1000m)で2着。Silent Witnessが馬体重大幅増にも関わらず貫禄を見せ付けたあのレースだが、その1馬身差にいることを考えると、案外侮れないんじゃないかと思ったりする。

豪州のYellは実力の割には取り上げ方がちょっと物足りないのでここで宣伝。豪州のスプリンターと言えば、最近は欧州でよく話題になる。昨年はChoisirが大活躍、今年はExceed and ExcelがJuly Cup S.(GB G1 T6f)で1番人気ながら大敗と、何だかよくわからない。昨年G1を3連勝したこともあり、Yellは02/03シーズンのチャンピオンスプリンターに選ばれている。本国では評価は高いみたい。でも、今年はいまいちな感じ。遠征してきて何か変わるかな?よく考えたら香港のお馬さんはほとんどが豪州産だよな。

ほとんど注目はされていないけども、Pivotal Pointも実力馬。夏まではClass Bとかそういった条件戦(よくわかりません)を走っていたが、その後急上昇。Varには負けているが、前走Diadem S.(GB G2 T6f)できっちりとThe Tatlingを下している(その前は負けてるけど)ところから、少なくとも同じ位の力があると見ていい。現地での評価は知らんが、狙うならここなんじゃないか。

日本人としては、Calstone Light Oが内枠に入っただけで大満足。

Cape of Good Hopeはまた3~4着なのかな、とか思ってたりする。

香港國際賽事前日。

2004-12-11 01:05:03 | 競馬
さてさて、遂にやってきました。香港國際賽事。01年の三連発が忘れられない人も多いだろうと思う訳だが、私もその口。日本馬の勝利を願っております。どういうの?愛国心?ちょっと違うか。


ということで、まずはHong Kong Vase(HK G1 T2400m)から。これだけになるかもしれんが。

Warrsan
Simonas
Polish Summer
Brian Boru
Sights on Gold
Super Kid
Phoenix Reach
Imperial Dancer
Roosevelt
Beethoven
Vallee Enchantee
Sweet Stream

なんかよく見る面子が多い気がすると思って考えてみれば、昨年のHong Kong Vaseは

1着 Vallee Enchantee
2着 Polish Summer
3着 Warrsan
4着 Roosevelt
7着 Imperial Dancer

がそのまま出てるじゃないかと。Vallee Enchanteeはその後脚質もあって勝ち星には見放されてはいるけれども、Polish Summerは一応Dubai Sheema Classic(UAE G1 T2400m)を制しているし、Warrsanは2つのG1を加えて株を上げて(除Japan Cup)きた。

でも、昨年4着のRooseveltは惨敗続きで評価が落ちてるな。でも昨年も1400mで12着の後から巻き返してきてるし、Hong Kong Derby(HK Gd1 T2000m)で14着に負けているのさえ除けばあとは1400m , 1600mなわけだから、ここらが狙い目と言えば狙い目なのかもしれん。昨年のIrish Derby(IRE G1 T12f)では最低人気で3着に突っ込んだりしてるわけだから2400mベストなのは間違い無いし、かえって人気の無い方が怖いだろうなと。Danehill×Sadler's Wellsという何とも言えない配合で、同配合のお馬さんを探してみればIrresistible Jewelが見つかってしまった。コメントが見つからん。とにかくこの距離でないと勝負にはならないだろうな、というくらいか。昨年のPremio Roma(ITA G1 T2000m)を勝って以来はいまいちのImperial Dancerはやっぱり厳しいか。

とすると、新鋭のお馬さんに期待を寄せてみる。筆頭はやはり海外勢からSimonasかしらと。Grosser Preis Von Baden(GER G1 T2400m)で4着、Canadian International(CAN G1 T12f)では2着と結構調子が良いみたい。 K・Fallonがうまく持ってきたと言えそうなんだけども、好調の波は侮れないだろうなと。ここから本格化していく可能性というのも無いことはない。来年はドイツやイタリアを荒らしまわれる存在になってるかもしれん。

微妙な存在になってくるのがBrian Boruか。O'Brien師が本気で連れてきたのか、Powerscourtを連れて来るんだからついでにってだけなのか判別がつかない。今期は「明らかに」勝ちに行ってるレース、例えばDeutschland-Preis(GER G1 T2400m)などでも負け続けているわけで、よく考えたら10fのListed1勝のみ。秋~春しか走る気が起きないタイプではないかと推測されるがはたしてどうなのか。厩舎の元エース格も、長距離路線で打ちひしがれてここに回ってきたわけだけど、出戻りで簡単に勝てるとは思えないし。

Super Kidは結局こっちを選んできたわけだが、海外馬とやりあうとなると厳しいかなとも思う。Elegant FashionなどをHong Kong Champions & Chater C.(HK Gd1 T2400m)でやぶっているとはいえ、海外馬はそんなに勝ち味に遅いお馬さんばかりではない訳で。ここで好走すれば来年の国際レースやシンガポールへの遠征というのも現実味を帯びてくるといった程度でいいのではないだろうか。

やっぱり印象度が高いお馬さんはHong Kong Cup(HK G1 T2000m)へ流れてしまうというのは止むを得ないなぁ。この国際レース4つはそれぞれのカテゴリーに分けているわけだけど、メンバーが分散してしまうというのが見て取れる。ということは、やはりBreeders' Cupに芝2000mのレースがないというのはこういうことを想定してなのか。なるほど、と思ったり。


今回はこれでおしまいね。