(写真)漏洩したことを認めているスノーデンさん
報道によると、英国政府は米国の秘密監視情報を漏えいした元CIA職員に英国へのフライトを認めないように航空会社に警告しました。
AP通信社は、29才のスノーデンさんの搭乗を禁止するように航空会社に伝える書類をタイ空港で見たと報じました。
内務省のレターヘッドに書かれている旅行警告書に、スノーデンさんの英国入国を禁止する可能性大であることが記されています。
内務省は発言を控えています。
AP通信によると、内務省と関連する海外ネットワークが、月曜日に、警告書を発行しました。
書類にはスノーデンさんの写真が貼ってあり、彼の誕生日とパスポートの番号が書かれていると通信社が報じました。
「この者が英国へ行こうとするときは、航空会社は搭乗を禁止すべし」と書かれています。
「もし彼の飛行を許すなら、航空会社はこの者の拘留と移動に関連するコストを支払うことになる」と警告は続きます。
内務省のウエブサイトによると、そのような場合の課金は2,000ポンドになるようです。
バンコク・エアウエイとシンガポール・エアラインとマレーシア・エアラインは、その報告書を受け取ったことを認めましたが、公にはされなかったと、AP通信が報じました。
スノーデンさんは、米国のインターネットや電話会社から情報を得ている米国家安全保障局(NSA)の計画の内部を暴露したガーディアン紙の記事が出る前に香港に行ったことが最近分りました。彼に英国に行く意思があるのかは分りません。
スノーデンさんの行為は、米国で意見が別れています。彼を英雄視する人と反逆罪で裁判にかけるべきだとする人です。
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スノーデンさんのことを最初に知った時、ウイキリークスのジュリアン・アサンジさんを思い出しました。二人に共通しているのは米国の機密情報を漏洩したことでしょう。当然、英米から逮捕される可能性があるので身を隠していますが、アサンジの方は日数も経っているので、映画を作っているとか、母国オーストラリアで選挙に出馬するとか、エクアドルに亡命を希望して英国のエクアドル大使館に居るなどの噂があります。スノーデンの方も、台湾のどこにいるのか不明のようですが、そのうちいろいろな噂が出てくることでしょう。
それにしても、米政府は、他国の人権問題には介入するのに自国には寛大のようです。他国に介入し過ぎているので、常にテロの危機に直面し、情報が必要になる。莫大な量の情報収集と整理にスノーデンのような民間人を多く雇わなければならないことになる。従って漏洩ということも起こりうるのでしょう。