タリバンに頭部を撃たれたパキスタンの学生で活動家のマララさんが、EUのサハロフ人権賞を受賞することになりました。
16才の活動家マララさんは女性の人権活動をしていた1年前に銃撃されました。
言論の自由のための活動に贈られるサハロフ賞は、物理学者で反体制派のアンドレイ・サハロフ氏を記念して毎年ヨーロッパ議会が授与します。
内部告発者のエドワード・スノーデン氏もこの賞の候補でした。
EUトップの人権賞は、65,000ドルと言われています。
マララさんは、タリバン政権下の少女の教育の場がほとんど無い状況で、彼女の生活をBBCのウルドゥー語版に匿名でブログを書き、その年の2009年に有名になりました。
彼女はパキスタンの山岳地域のスワット渓谷に住んでいました。彼女の名前は、2009年にパキスタン軍がタリバンをその地域から排除したあと、国際的に知られるようになりました。
タリバンのイスラム教徒の教義は女性の権利に厳しい制約を強いています。マララさんが友達とバスに乗っている時、過激派の1人が彼女を銃撃しました。
「今日、私達は、マララさんのような若い人々によりよい未来を期待して授与を決めました。世界に知ってほしいのです。」と欧州人民党のヨセフ・ドール氏が言いました。
マララさんは、今年の7月に、国連総会で、決して沈黙しないと演説しました。
彼女は、子供の人権を推進し続けているとても勇気がある人だと称えられました。彼女の新しい住まいは英国のバーミンガムにあります。
彼女は、南アのネルソン・マンデラ氏やミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏など著名人のリストに入りました。賞は、11月に、ストラスバーグの儀式で授与されます。
今年の最終候補者リストには、エドワード・スノーデン氏と共に獄中にいる3人のベラルーシ人の反体制者がいました。
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やっぱり彼女が決まったのですね。彼女はノーベル平和賞の候補にもなっています。
タリバンは、彼女がイスラム教の教えに反していることを問題視していると言っています。祝福と同時に再びターゲットにならないことを祈るのみです。