蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ハクレン  (bon)

2022-06-13 | 日々雑感、散策、旅行

 植物ではありません。 巨大 淡水魚なんですね。

 新聞土曜版(読売新聞:動物日記)に紹介されていて、興味を惹かれて詳細を調
べてみました。 ウイキペディアによれば、『コイ科ハクレン属に分類される中国
原産の淡水魚。いわゆるレンギョの一種で、古くから中国で養蚕とリンクした養殖
システムで食用とされてきた中国四大家魚(アオウオ、ソウギョ、コクレン、ハク
レン)のひとつでもある。』とあり、中華料理などに出てくるようです。

        ハクレン
        (ネット画像より)

 日本には明治以降、タンパク源の確保を目的に中国から移植が行われたそうです
が、太平洋戦争中の昭和18年(1943年)に利根川水系に放流されたものだけが天然繁
殖したとあります。
 これは、6~7月頃に産卵したハクレンの受精卵は水の流れと共に流れながら2日
ほどで孵化するのですが、孵化するまでに海に流れてしまえば死んでしまうので、
日本では利根川のような長い川でないと生息できないからだとありました。
 埼玉県久喜市栗橋付近で産卵された卵は下流に流されて、霞ケ浦近くで孵化し、
稚魚は流れの少ない霞ケ浦や北浦に入り込んでそこで成長するようです。

       チョット 下目?
        (ネット画像より)

 それで、産卵期に入ると、大きなハクレン(体長:100~130㎝)が数十匹も連続
で一斉にジャンプするというのです。 この『ハクレンジャンプ』は、どうして起
こるのかは謎だそうですが、5~7月頃、産卵期になると利根川を100キロメートル
以上もさかのぼって、久喜市栗橋付近まで来て、1mもの大きな魚が一斉に飛び跳ね
る光景はダイナミックそのものだとあります。 Youtubeにその光景が示されていま
すが、いつでも見られるとは限らず、短時間の光景で貴重だとありました。

        ハクレンジャンプ
        (ネット画像より)

 新聞の記事『ハクレン』(荒井康充氏、さいたま水族館)には、『この時期、
1メートルを超えるハクレンたちが利根川、久喜市栗橋周辺に上って来て、大雨に
よる川の増水と濁り、水温20度の条件がそろった時に産卵行動が見られ、その前兆
として数匹から数十匹が一斉にジャンプする姿は、大型犬ほどの魚体が水を打つ音、
水面の泡など、その光景は忘れることが出来ません』と感想が述べられていました。

 

 

おもしろ生き物 巨大魚(ハクレン)のジャンプ

 

 

 

 

コメント
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