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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

テッポウウオ

2025-03-27 | 日々雑感、散策、旅行

 突然ですが、テッポウウオなんです。
 先(3/15)の読売新聞朝刊地域ページ「土曜さいたま」の「動物日記」に『テッポウ
ウオ』(さいたま水族館、七井崇裕氏)が取り上げられていました。かって聞いたこと
のある魚ですが、詳しくは調べたことなどありませんでした。
    さいたま水族館では、3/20から特別展示『スポフィッシュ』(スポーツ競技のような
行動をする魚)を開催するとあり、このテッポウウオ(は射撃、アーチェリー)の他、
アーティスティックスイミングのような団体で行動するヘコアユや石や倒木などをよじ
登る(ボルダリングの)アカハライモリなども展示されているようです。

 魚の中でも、大変器用な特技を披露するほか、面白い能力を持つ珍しい種ですので、
ウイキペディアなどからの情報も織り込んで、少し紹介したいと思いました。

        テッポウウオ
        (ハフポストより)

 

 テッポウウオ(鉄砲魚)は、スズキ目・テッポウウオ科に分類される魚 (Toxotes
jaculatrix )で、口から水を発射して水面上にいる虫など小動物を撃ち落として捕食する
ことはよく知られているところです。 成魚の全長は15-30cmほどですが、種によっては
40cmの記録もあるそうです。

 スリランカ・インド東部・オーストラリア北部・ポリネシアまでを含む東南アジアの
熱帯域に分布するとありますが、日本では1980年に沖縄県西表島で 発見され、2021年
には石垣島でも採集されたとあります。主に汽水域に生息するようですが。淡水域でも
また海岸でも植物が多く繁ったところに生息するようです。とくにマングローブ地域
に多いそうです。

           (ニフレルより)

 口に含んだ水を発射して、水面上の葉に止まった昆虫などを撃ち落として捕食する
ところから、「鉄砲魚」や「射手魚」(Archerfish)と呼ばれますが、その仕組みは、
口蓋に射水溝という前へ向けて細くなる溝があり、そこに下から舌を当てて喉から口先
にかけて水路が形成され、鰓蓋を閉めて喉に貯めた水を勢いよく射出するのです。
2~3m先まで飛ばすそうで最大 7連射することができるとあります。
 また、このような水鉄砲ではなく、水面近くの獲物は最大30 cmくらいのジャンプを
して捕食することもあるそうです。

 これらの狙いを定める時、水中から水面を隔ててみると、屈折が起こって実際の位置
からずれて見えますが、テッポウウオはこの屈折を計算して水を噴射したりジャンプ
したりしているのだそうです。しかもかなりの命中率だそうです。命中率を上げるため、
屈折率を最小限に抑えるため、獲物の真下まで水面を揺らさず水面近くを泳げる体形を
持っていて、できる限り獲物に近寄ってから水を打ち出すという優れモノなんですね。

        (ネット画像より)

 この狩りの方法は、群れで狩りを行い、他のテッポウウオの行動を見て学習すると
あります。そして、傍に他のテッポウウオがいる場合には、獲物をとられないよう警戒
した動きをとるようです。

 また、水面より上の小動物以外にも、水面にいるアメンボ類や落下生物、小魚や甲殻類
などの水生小動物も食べるそうで、採餌行動に水鉄砲が不可欠というわけでもなく、
どうして水鉄砲による捕食を身に付けたのかは謎となっているのだそうです。

 このように、誠にひょうきんなこの魚は人気者で、日本国内では多数の水族館で飼育
されているとあります。

 ネットサーフしていると、口に含んだ水を使った狩りを行う干潟の泥の上で活動する魚
・・トビハゼがいました。

 しかし、テッポウウオの水面の屈折を計算していることや他のやっていることを見て
学習するなんて面白いですね。

 


     記事と関係ありませんが、ベランダにポツンと 陽光桜が咲いています。
       (2025.3.26)

 

 

 

【しながわ水族館】テッポウウオのフィーディングタイム/Feeding time for Spotted Archerfish

 

 

 

 


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