このタイトル・・まさに、羊頭狗肉とはこのことなんですね。
梅雨の晴れ間にベランダに出てみたら、鉢植えの1mほどの紅梅に、たくさん実
が付いていました。例年もそうで、今年も少し実が落ち始めていました。もう20年
近く、毎年、落ちた実を掃き捨ててきましたが、どういうわけか、今年、この実を
採ったのです。全部で51個ありました。普通の梅などよりはるかに小さく黄色く
色づいていますがまだ固かったですね。
突然、梅ジャムにしてみたら・・? そんな、考えが浮かんできたのです。
欲張って作ろうと思ったのではなく、面白半分に、作ってみたらどうなるか?
そもそも、鑑賞用の紅梅で、これまでそんなことは考えもしなかったことなんです。
実をザルに採ったところを写真にする・・なども思いつかなかったですね。まさか、
ジャムにするとは?
今年2月中旬の花すがた
で、竹串で、へたを取り除ききれい洗って、15分ほど茹でました。山椒を煮た
時と同じホーローの片手鍋です。アクを何度も取りました。何グラムあったか計量
もせずに、少しですから適当にやってみたのでした。
柔らかくなった梅からタネを取り(これは割りばしで取りました)、種の周りに
果肉がついているので、網目で裏ごしみたいな感じで少しそぎ落としてみました。
レシピを見ると、果肉のグラム数の5~60%の砂糖を入れて煮詰めるとありま
したが、その重さも測っていなかったので、目分量で砂糖を(大匙山盛り5杯)入
れて、煮詰めました。
鍋の中
茹だった梅から種を採るところが少しばかり面倒でしたが、全体に簡単に作り終
わりました。
少し苦みがありますが、酸味もあって思いのほかよいジャムが出来上がりました。
2月に目で楽しみ、6月に舌で味わう・・こんなことって、なんか得した気分です。
瓶に入れたところ
パンに付けたり、ヨーグルトに混ぜたり・・しばらく楽しませてもらいます。
James Last - Patricia-Sweet And Gentle-Managua Nicaragua