岩手県滝沢市と盛岡市で毎年6月の第2土曜日(今年は6/14)に開催されるお祭りです。
岩手県は、古くから馬産地として知られていますが、16世紀後半に馬耕の技術が入って
くると、馬を家族の一員として大切に扱い、人と馬が一つ屋根の下で暮らす独特の形を
した民家「南部曲まがり家や」が生まれたとあります。
牛と共に農耕に欠かせない家畜である馬の勤労を感謝して「馬」にちなんだ端午の
節句に、農繁期中唯一の休息日として、仕事をせず農耕に疲れた愛馬を癒やし、無病
息災を祈ることを目的に、馬の守り神である 「蒼前神社」や「駒形神社」へお参りする
ようになり、それが慣行化され「お蒼前参り」として定着してきたのだそうです。
後に農繁期を避け、今日の日程で行われるようになったそうです。
滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで(14㎞)を100頭ほどの馬が華や
かな馬具を纏って進行するのです。1頭当たり700個に及ぶ鈴をつけて、歩くたびに鳴る
鈴の音から「チャグチャグ」と呼ばれるようになったそうです。1978年には、無形の
民族文化財に選定されているとあります。まぁ、壮観ですね。
(盛岡観光情報より)
残念ながら、私はこのお祭りには出くわせていないのですが、これまで何度か岩手県を
訪れていて、そのいくつかが想い出されてきました。
30年ほど前に、初めて盛岡市に、地方競馬の経営に関して、場外馬券売り場の活性化に
ついて情報サービスの在り方みたいな検討で、関係との会合に来たことがありました。
仕事の後、少し時間をとって、県庁前の「石割桜」などを見た後、市内近くの先人記念館、
原敬記念館などに訪問し、昔の人の情熱と見識に感銘したことを覚えています。原敬は
若くしてすごく文才のある人と、展示された書に驚いたのでした。
盛岡市先人記念館
(盛岡経済新聞より)
つまらないことですが、当時私は銀行口座が第一勧銀でしたので、お金を下ろしたく
なり、第一勧銀を探したのでした。東京では、内幸町に本店があり各処にも大きな建物が
ありましたから、盛岡市の中心街を車で探しますが見えないのですね。 岩手銀行や
北日本銀行は大きなビルで目に付くのですが・・ようやく見つけたのは、裏通りの平屋
建て建物がそれだったのです。 地方に来れば、第一勧銀もそのようなありようなので
した。
名物のわんこそばは、川の袂にあるお店でした。とにかく笑い転げながら40杯ほど
食べた記憶があります。(40杯などは大したことではないそうです。)
それから数年後には、確か障害者施設に関連した業務で二戸市を訪問したことがあり
ます。名前は失念しましたが、健常者と共に暮らす施設を2か所ほど訪問し、問題点や
今後の方向性などについて見学したことがありました。見学後の市長を交えた会議は、
普段の仕事関係とは全く違った内容の議論で大変興味深いものがありました。
なぜかこの時に話題にあった自然食のアマランサス、モロヘイヤなどの名前が出ていた
記憶があります。ですが、それがどのような議論の中であったのかは皆目覚えていないの
ですね。
当時二戸の市長さんは、まだ30代そこそこで、なんでもNEC の技術屋さんから、ご
尊父の後を継いだということで大変新鮮だった思いがあります。その夜、高原の宿舎に
宿泊した翌朝、突然の大雪で交通困難に遭遇したり 珍しい体験だったことを思い出し
ました。
もう一つ、時期もはっきりと覚えていないのですが、盛岡駅から臨時のバスが出ていて、田沢湖を通り角館まで、そこから秋田内陸鉄道で阿仁前田駅で待ち合わせした記憶があります。
これは、山のグループで楽しい旅行でしたが、この阿仁前田という駅は簡易委託駅と
いうそうで、駅内に温泉が併設されていて、私より先に到着した仲間は首尾よく温泉に
浸かって待っていたのでした。そこから車で行動しましたが、ちょうど地元で100㎞
マラソンがあって、道すがらランナーと並走したのでした。
阿仁前田温泉駅(2021年に駅名改称)
(ウイキペディアより)
なんだか、タイトルを「岩手県の想い出」とした方がよさそうな記事になってしまい
ました。
[4K]チャグチャグ馬コ 2025 パレード開始 鬼越蒼前神社前 | 岩手・盛岡観光情報(Morioka・Iwate)