関東も昨日梅雨入りした(昨年より11日早い)ようで、このところどんよりと蒸し
暑い日が続いています。
一昨日(6/9月)の20時前から、定例のオンライン談話会がありました。 あらかじめ
登録されているメンバーに、ホストから招待メールが届き可能な人が参加する・・
形式ですから、誰だれが参加されるか、会が始まって初めて分かる・・のです。
この日も、いつも参加されている顔が見当たらず、一方では、久しぶり参加の方が
見え、話題はその時の流れに応じて臨機に対応される‥そんな自由ないうなれば
「おしゃべり会」、昔なら井戸端会議? というところでしょうか。
今回のメンバー(関東×8、関西×2)
この会は入社同期の集まりで、昨年7月には入社60周年記念の懇親会が、お互い初めて
出会った懐かしい研修センターで開催され、久々にリアルでの顔合わせをした余韻が
残っているのですね。入社後60年が過ぎたということはそれぞれがそれなりの年齢で
あることには間違いのないところですが、同期の集まりでは、いつまでも若い頃の
イメージで語り合えるのですね。
「難聴」の話が出て、一時この話題で持ちきりになりました。 医者で検査してもらっ
たら、音の高低(周波数)の何ポイントかの聴力検査があり、それぞれがどの程度
(聴力低下)であるかを判定されるのです。 そして補聴器の話に移り、メンバーの
中にすでに補聴器を使用している人が、現物を見せながらいろいろと説明がありました。
補聴器は単に音を大きくする(増幅)するのではなく、聴力検査の時のように、
あるいはさらに細かなポイント、つまり音の高低(周波数)の各ポイントで、聴力の
低下度合いに対応した補正(イコライズ)をするのだそうです。さらに細かなことを
言えば、言葉は母音と子音で構成され、日本語は母音が大半を占めていますが、たと
えば英語などは子音が多く含まれているので、話す言語によって、補聴器での調整方法
が異なっているそうなんですね。
聞けば、3~40万円くらいから6~80万円くらいもするそうで、そしてそれに慣れる
ことが必要で、使用しながら微調整を繰り返す必要もあるそうです。
(池袋ながとも耳鼻咽喉科より)
テレビの音量を大きくしたくなることや、2~3人での会話ならOKですが大勢の中での
会話になると、聞き取りにくくなる‥そのような状態にある人は、談話会の中でも
半数以上となっていました。テレビなどでは、最近字幕表示ができるので助かって
いるとか・・。
この年齢になると、身近な人が亡くなるケースが増える傾向にあり、たまたまそれが
続けざまに起ったりすると、途端に自分ごとに重ね合わせて考えてしまうことがあり、
それほど深刻でなくても、死とはどういうことか? 生命とは何か? などに思いが
流れる。
丁度、近く(6/15)NHKテレビで「生命とは何か」が放送されるとのことで、この
機会に、そのようなことを見つめ直してみる‥恐らく、科学的な内容として捉えると
いうよりは、いずれ近いうちにその終焉を控えた身として、何かを感じるのではないか
・・そんな話の方向になりました。
自動車の免許証更新の話題が出ました。すでに免許証を返納している人も多い中、
今回参加メンバーでは4人がまだ車を運転しているという。中には、長距離をドライブ
している人もいたり、まだまだ元気印を掲げていました。 環境の良いところに居を
構えた御仁などは、車が必需となっているそうです。 そういえば、田舎あたりでは、
車がないと何もできないところも多いでしょう。一口に年齢だけで決められるものでは
ないのですね。
しかし、運転には注意が必要ですね。事故る時というのは、一瞬、常態とは違う何か
が起こった時にアクセルとブレーキを踏み違えるなどの行動が起きるのではないか‥と
想定されるので、日常ではトレーニングできない事象なのでやはり問題は残る。運転
にはくれぐれもご注意を!
認知症の話が出たり、連れ合いをなくして一人住まいでいると時折、「やる気が起き
ない」何となくブルーな気分が続く・・そんな話にも入り、いよいよ切実な問題・・?
と思いきやそれほど深い議論には及ばず、どちらかといえば、それを遅らせるあるいは
防ぐ、方法などが飛び交い、つまるところたとえば、ちょっと凝った料理をしてみる
とか、努めて人と会話をするとか、何か人のお世話を引き受けるとか‥そのようなこと
に意識的に取り組んでみるなどの処方が出されていました。
(クラシルより)
サツキ、花しょうぶ、蘭など園芸の話題や企業の時代とともに組織再編を繰り返す話、
更には企業のグローバル化が進むその先はどのような状況になるか‥などにおよび、
22時が過ぎたのでお開きとなりました。
このような、誰かれの話を聞き、それに反応したり自らの意見や話題を発信したり
する自由なおしゃべり広場は、物知りに役立つというよりはもっと深い意味がある
ように感じるのでした。
Dmitri Shostakovich: Waltz No. 2 - Carion Wind Quintet