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銀河ヒッチハイク・ガイド

2005-09-10 18:13:08 | 映画 カ行
映画館で、マーティン・フリーマン、ズーイー・デシャネル、サム・ロックウェル出演の「銀河ヒッチハイク・ガイド」を観ました。

●ストーリー
ある日の朝、イギリスの田舎町に住むアーサー(マーティン・フリーマン)は自分の家がバイパス工事の為に取り壊される事を知り、ブルドーザーの前に寝転がり、必死に工事の着手に抵抗していた。

そこへ、友人のフォード(モス・デフ)がスーパーのカートにビールを満載にして現れ、工事関係者達にビールを振舞い、アーサーを連れて、その場を離れ近くのバーへと向かう。

バーに着くと、フォードはビール6杯とピーナッツを注文し、急いでビールを飲みながらアーサーに間もなく、地球が銀河バイパスを通す為に爆破される事を告げ、宇宙へのヒッチハイクに備えて、ビールとピーナッツを大量に摂取する事をすすめる。

言われた事を信じられないアーサーにフォードは自分の本当の正体は、ベテルギウス星周辺の宇宙人でヒッチハイクで地球にやって来て、15年間、宇宙船がやってくるのを待っていたのだと告げる。

その時、空に轟音が響き、アーサーとフォードが慌てて外に出てみると、空に無数のヴォゴン人が乗るバイパス工事建設宇宙船団が出現し、地球人に向かって爆破への最終警告を行う。

その警告を聞いた全世界の地球人から悲鳴の声が上がるが、その直後、あまりにも呆気なく地球は爆破され、宇宙から消滅してしまう。

地球が爆破される寸前、フォードのヒッチハイク用の指輪によって宇宙船への密航に成功していたアーサーは地球人の最後の生き残りとして、広大な宇宙を彷徨う事になるのだが…。

●感想
この作品はSF映画だと思って観に行くと、エライ目に遭ってしまうので最初に警告しておきます。

この作品はハッキリ言ってコメディ映画ですね。それもセリフで笑わせる要素が割りと多い作品なので、好き嫌いの評価が分かれてしまう作品だと思います。

私が英語を理解出来たら、もっと笑えたのかも知れませんが、ギャグを字幕で追っていても、爆笑はできず、数シーンに「アハハ…」と笑えたくらいでした。

CGを使った映像やクリーチャー、宇宙船等は、「スターウォーズ」シリーズと比べても遜色ない素晴しい出来になっているのですが、如何せんストーリーがあまりにも薄すぎて、どうしてもB級映画感が強く出てしまっています。

また、慢性鬱状態のロボットや宇宙一無責任な銀河系大統領など、いい味を持ったキャラクターも出てくるのですが、ワンパターンな行動に終始してしまい、今一つ活かされてないのが残念でした。

脇役でジョン・マルコヴィッチやビル・ナイなどの大物俳優を使っているのですが、出番が少なく、「勿体無いので、もう少し出演シーンを増やしても良かったんじゃないかな~」と思ってしまいました。

笑いのツボに、はまれば最初から最後まで笑える作品だけど、そうでなければ、観終わった後あまり記憶に残らないそんな作品だと思いました。

●採点
私のこの作品に対する評価は50点です。

私はあまり笑えなかったので、この点数ですが、場内で2~3人常に爆笑している方がいらっしゃったのも事実であります。

でも、脚本やストーリー性に重点を置いて観てしまう私としては、どうしてもこれ以上の点数を付ける事ができませんでした。

映像の出来が良いだけに、脚本の内容を練り直して、もう少し内容のある物に出来ていたら、もっと大勢の人々が楽しめる作品になったのではないかと思うと非常に残念な気持ちになってしまいました。

だからこの作品は、おバカムービーで大爆笑出来る方とタオルを肌身離さず持ち歩いている方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「この内容の映画で、1000円のパンフレットは高すぎるぞ!」って思ってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みします。

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