だいぶ前になるけど、7月後半の話。
職場で、「そろそろ夏休みだ~」というある日。授業で「夏休みの目標」を決める事になった。
メインの先生がいて、僕はサブで入っていた。
子供達から出た目標としては「夜更かししない」「YouTubeを見すぎない」「ゲームをやりすぎない」などなど。
それを聞いた先生が、「なんかみんな、『~しない』っていう目標ばっかりだね。もっと『~したい』っていうことはない?」
とおっしゃった。それを聞いて僕はハッとした。
子供達から出てくる「~しない」という目標を聞いていて、さほど疑問も抱かなかった自分が怖くなった。
思えば、「~してはいけない」「~しなければいけない」という事ばかりが周りに溢れていて、常に見えないものに急かされ、煽られている。
「『~したい』っていうことはない?」そう言った先生の言葉が僕の中にずっと残っている。子供達の中にも残っていたらいいなと思う。
「~してはいけない」「~しなければいけない」ばかりに振り回されて、「~したい」を考えられない。
今の社会はそういう人間が育つようになっている。
気がついたら「~したい」などは考えられず「~してはいけない」「~しなければいけない」が自分の思考の最優先事項になっている。
「~したい」ことを増やしていこう。何でも良い。ちょっとしたことでも良い。それが自分で考える第一歩だと思う。
そんな事を考えていたら、知らずKATO'Sキッチンへと足が向いていた。
閑静な住宅街の中にある、古びたアパートの一室にあるKATO'Sキッチン。
外階段を上がってドアを開ける。
「いらっしゃい」
いつも通りの大将がそこにいる。明日世界が終わるとしても、大将は変わらずに「いらっしゃい」と言うのだろう。それが嬉しい。変わらない「いらっしゃい」がすごく嬉しい。
靴を脱いでキッチンを抜け、和室へと進む。
すかさず出てきたのは、お通しのキムチ奴。
これはもう...これだけで一杯飲めてしまうじゃないか。。
注文した発泡酒も、一気に半分以上呑んでしまう。
これだけで呑むのもアレなので、もう一品注文。
ポテトサラダ。
これはもう間違いないですね。ザ・シンプルポテサラ。
いいんです。凝らなくていいんです。シンプルが嬉しい。
発泡酒を飲み干して、お代わりのレモンサワーを注文。
続いて、ちくわきゅうり。
これもまたシンプルな一品。
中学、高校の頃、よく弁当に入ってたなぁ。
当時は全然嬉しくなかったけど、今、自分で弁当を作るようになって、大変さとか、シンプルなおかずの美味しさとか、いろいろ気づくよなぁ。。
最後はやっぱりお刺身で。安定のいなだの刺身。
気づいたらレモンサワーもお代わりをしていた。
美味しい。美味しい。
ごちそうさまでした。何を話すでもなく、美味しい肴とお酒を頂く。
これが僕と大将の会話なんだな。
言葉を使って、難しいあれこれを議論するのも大切だとは思うけど、
こういう会話もあって良い。心地よい。ありがとうございます。今日も、ありがとうございました。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございました」
言葉を交わすのは、これくらいで良い。これくらいが良い、、、という事もある。
また来よう。また来たい。大将に会いに。
職場で、「そろそろ夏休みだ~」というある日。授業で「夏休みの目標」を決める事になった。
メインの先生がいて、僕はサブで入っていた。
子供達から出た目標としては「夜更かししない」「YouTubeを見すぎない」「ゲームをやりすぎない」などなど。
それを聞いた先生が、「なんかみんな、『~しない』っていう目標ばっかりだね。もっと『~したい』っていうことはない?」
とおっしゃった。それを聞いて僕はハッとした。
子供達から出てくる「~しない」という目標を聞いていて、さほど疑問も抱かなかった自分が怖くなった。
思えば、「~してはいけない」「~しなければいけない」という事ばかりが周りに溢れていて、常に見えないものに急かされ、煽られている。
「『~したい』っていうことはない?」そう言った先生の言葉が僕の中にずっと残っている。子供達の中にも残っていたらいいなと思う。
「~してはいけない」「~しなければいけない」ばかりに振り回されて、「~したい」を考えられない。
今の社会はそういう人間が育つようになっている。
気がついたら「~したい」などは考えられず「~してはいけない」「~しなければいけない」が自分の思考の最優先事項になっている。
「~したい」ことを増やしていこう。何でも良い。ちょっとしたことでも良い。それが自分で考える第一歩だと思う。
そんな事を考えていたら、知らずKATO'Sキッチンへと足が向いていた。
閑静な住宅街の中にある、古びたアパートの一室にあるKATO'Sキッチン。
外階段を上がってドアを開ける。
「いらっしゃい」
いつも通りの大将がそこにいる。明日世界が終わるとしても、大将は変わらずに「いらっしゃい」と言うのだろう。それが嬉しい。変わらない「いらっしゃい」がすごく嬉しい。
靴を脱いでキッチンを抜け、和室へと進む。
すかさず出てきたのは、お通しのキムチ奴。
これはもう...これだけで一杯飲めてしまうじゃないか。。
注文した発泡酒も、一気に半分以上呑んでしまう。
これだけで呑むのもアレなので、もう一品注文。
ポテトサラダ。
これはもう間違いないですね。ザ・シンプルポテサラ。
いいんです。凝らなくていいんです。シンプルが嬉しい。
発泡酒を飲み干して、お代わりのレモンサワーを注文。
続いて、ちくわきゅうり。
これもまたシンプルな一品。
中学、高校の頃、よく弁当に入ってたなぁ。
当時は全然嬉しくなかったけど、今、自分で弁当を作るようになって、大変さとか、シンプルなおかずの美味しさとか、いろいろ気づくよなぁ。。
最後はやっぱりお刺身で。安定のいなだの刺身。
気づいたらレモンサワーもお代わりをしていた。
美味しい。美味しい。
ごちそうさまでした。何を話すでもなく、美味しい肴とお酒を頂く。
これが僕と大将の会話なんだな。
言葉を使って、難しいあれこれを議論するのも大切だとは思うけど、
こういう会話もあって良い。心地よい。ありがとうございます。今日も、ありがとうございました。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございました」
言葉を交わすのは、これくらいで良い。これくらいが良い、、、という事もある。
また来よう。また来たい。大将に会いに。
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