無駄日

友人の芝居を観に下北沢へ。芝居はとても面白く、２時間という長編だったが、飽きることなく最後まで楽しめた。ただケツは痛かった。

さて観劇後、どこかで小腹を満たそうとフラフラする。せっかく下北に来たのだから下北っぽい店で下北っぽいものを食べようと思うも、いまいち「下北っぽさ」がイメージできず、無駄に駅近辺をウロウロするハメに。とりあえずまぁ、「静か・人が少ない・長居できる」、味とかはもはやどうでもいいので、この３点を満たす店を探す事にした。んでまたウロウロ。ラーメン屋や鉄板焼屋が軒を連ねるが、そこそこ値も張るし、何より長居は無理だろう。まぁ、せっかく久々の純粋外出なので、値段の事は目をつぶろうとは思うが、長居が出来ないのはちと嫌だ。それでまたウロウロ。蒸し暑い。汗がしたたる。あ～…何だかだんだん面倒になってきて、結局マックに入る。俺が求めていた店とは限りなく真逆に近いが、ま、長居が出来れば何でもいい。で、入ってみたら、あまりにも混み合っていて、レジ前が「デモか!!!!」と言うほどにゴチャゴチャしている。今はとりあえずゴチャゴチャしたところにいたくないのですぐに店を出る。出るも、もはやこれ以上ウロウロするのも嫌だし腹も減ったので、結局コンビニでおにぎりを買って食べた。と言う、俺が求めていたものと、１ミリのくるいも無く、キッチリ１８０度真逆の選択をし、そしてその後再びマックに戻ってきて、ゴチャゴチャレジに並んでアイスコーヒーを注文してボ～っとすると言う、もはや、「無駄」という言葉を蒸留したような、濃度の高い、アルコール度数で言ったら１２０％みたいな、「無駄をこえた無駄」と言うか「無駄の向こう側」みたいな時間を過ごしてしまった。

最近無気力な日々が続いているとは言え、我ながらキチガイとしか言いようが無い１日だった。