酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

ANTIBO公演終了~

2021年03月24日 20時45分53秒 | 日記
ANTIBO東九条終了。2日目は豪雨の中、パフォーマーもスタッフもお客さんも、かなり過酷な状況だった。

初日は天気もなんとかもって、非常にやりやすかったし、思い切って楽しむことが出来た。

2日目の豪雨でも、もちろん思いきって楽しんだけど、ずぶ濡れだし、水冷たいし、お客さんに泥水ブッシャ―ってしないよう気を付けつつとか考えてたら、、、もう何がなんだか、、、と、突っ走った感じ。

だけど、その2日目のみんなが過酷な状況でのパフォーマンスこそ「これぞ!」という感じがした。

どうなるかわからない感じ。それでもみんなが何かを共有して、突き進む感じ。

でも考えてみれば、そもそもあの場所でやること自体、どうなるかわからないという事もあったしね。

ANTIBOに『A界隈』という作品がある。東京は阿佐ヶ谷の劇場、ザムザ阿佐ヶ谷を拠点として、阿佐ヶ谷の街中いろんなところでパフォーマンスをするという作品。

僕個人的には、ANTIBO作品の中でA界隈が一番印象に残っていて、「どうなるかわからない」を強く感じた作品だった。

その「どうなるかわからない」が好きなのだろうか。ただ単に、好き勝手やって「どうなるかわからない」ではない、もちろん。

終わってからのBingさんの「切り拓いていかなきゃいけない」という言葉が印象的だった。

忘れられていく場所、でもその場所を強く愛する人がいるという事。そういう場に土足で踏み込むのではなく、その場所の歴史を知り、人たちを知り、食を知り、自分なりに出来る限り理解すること。

仕込みのちょっとした時間に、テクニカルスタッフのヤノちゃんが、中学生の時の、在日朝鮮人の友人との思い出話をしてくれて、それも印象的だった。同じような経験はないが、自分の小学校の頃のある思い出もフラッシュバックしたりして、不思議な感じがした。

常にウェルカムでやりやすい場所にいても仕方がなく、敢えて過酷な状況に飛び込んで、その土地の人たちと徹底的に話し合って、ぶつかり合って、理解し合うための努力を続けること。

そうする事で、「作品がおもしろかった、つまらなかった」だけじゃない、「何か」が生まれるんだろうな。それがBingさんが言う「切り拓く」という事なんだろうか。

全然まとまらないしまとめるつもりもないし、このままごちゃごちゃ考え続けよう。

本当に、あの場所、あの地域の方々、メンバー、お客さん、本当に本当に、ありがとうございましたーーーーー!!!!!!!最高に楽しかったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

コメント
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