酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

今日もアイドルに振付

2020年12月20日 21時16分42秒 | 日記
本日もアイドルに振付レッスン。

こんなにもちょいちょい「アイドルに振付をしている」とか言っていると、さぞかし何曲も振付をしているのだろう、と思われるかもしれないが、
全然なのです。10月に依頼された1曲を、未だにこねくり回している。

とは言え、その曲に関しては今日までで4回しかレッスンをしていない。

まぁ、アイドルの振付なんて、1回のレッスンで2,3曲一気に振り入れをする事もあるらしいので、1曲で4回のレッスンはかなり多め。

最初の2回(計7時間)で、とりあえず依頼された曲の振り入れは終えた。

それでも、ちゃんと踊れるようになったかと言うとまだ不安で、その曲のお披露目LIVEの後も、もう一回観てほしいとのこと。

そしたら突然、メンバー4人中の1人が、ちょっと休むことになったので、3人ver.にしてほしいという事で3回目のレッスンがあり、休んでた子が戻ってきて、4人でまたちゃんとレッスンを、という事で本日の4回目、という流れ。

休んでいた子は、別にコロナという事ではないので、本日久々に元気そうな姿を見てとりあえず安心した。

しかしこうも同じ曲をいつまでもレッスンしていると、何をアドバイスすればよいのかわからなくなる。

僕のイメージ通り完璧に踊れているかというとそうじゃないのだけど、とはいえかなり頑張ってはいる。

流れはちゃんと入っているし、「ここはどっち足から動くんですか?」とか「どのタイミングで手を下げたらよいですか?」とか、それぞれ丁寧に取り組んでくれている。

でもねぇ、「どっち足から」とか「手を下げるタイミング」とか、そういうところじゃないものをねぇ、、良くしていきたいのだけど、、

やはり「揃う=良い」というのが強いよなぁ、アイドルの振付って。いやそれもね、もちろん大事なことなんです。でもそれだけじゃなくてさぁ、、、っていう。

止まったところで終わらないというか、自分の体の外側の、空間の意識というか、、逆に自分の体の内側から生まれる感覚というか、

なんてね、抽象的なことを言いすぎても、「・・・とりあえず、カウントはなんすか?」とか言われちゃうのでね、、難しいっすね。

でも4人中2人は、僕の振りを長く踊ってるので、僕のつたない言葉の中からでも、何かしら拾おうという感じはありますよね。

いや、他の2人も、そういう気持ちはあるはずです。

だからこそ、もっと良くなって欲しくて、彼女らに届く言葉はなんだろう。何て言えば良いのだろうと、レッスンのたびに頭を抱えてしまう。

もう一人の振付の先生は、それはもうポップでカッコいい振付をつけてくださる方で、踊る側のクオリティの、多少の良し悪しはあれど、まぁ、カッコいいわけよ。

僕の振付はねぇ、、一つもポップじゃないからさぁ。僕なりにだいぶポップに歩み寄ったつもりではあるけども、すごーーーーーく蛇行蛇行でポップに近づいてるわけ。

いや直線で近づきたいのに!!「直線で直線で!!」と思うほどに蛇行具合が激しくなる。気づいたらどえらい知恵の輪になっていたりする。

でも僕自身誰かの振付を踊る時って、毎回毎回すごくスリリングなわけですよ。流れなんかは当然入れた上で、そこからどうはみ出るか。みんなと揃いながらも自分がどうはみ出るかとか、考えたりして、その振りとじっくり向かい合って、とことん味わうわけ。

それで完璧に踊れた!なんて事ないし、ホント全然まだまだだからなぁ。なかなか出来ない事に挑戦する事が、スリリングで面白いわけじゃないですか...というのも、なかなか伝わりづらいですよねぇ。

そんな中でも、僕のレッスンの最中、女の子たちの中から、ふとこぼれ出るものがあるはずで、それを逃さず、丁寧にすくいあげる事ができたらいいんだろうな。

出来るだけやったつもりではあるけど、まだまだ足りないです自分、本当に。

でも僕自身、アイドルの振付をするっていうのも、すごく面白い体験なのです。こんなに毎回毎回ぐるぐる悩んで、普段やらない振付なんてこともやって、それがまさかのアイドルで、いやめっちゃ面白いよ。

今回でとりあえずひと段落したでしょう。

もうしらばらくは無いだろうし、もう二度とないかもしれない。まぁ、それはそれで。

気づいたら2020年も年の瀬ですけど、本当に大変な1年だったし、まだまだ大変な状況ではありますけど、

心と体をオープンに!!って、オープンにするのも気合いが必要ですから、開いたり閉じたり、どっちもありでね、常にニュートラルでいたいものです。
コメント
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