酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

実家にて

2017年08月22日 12時30分46秒 | 日記
毎日毎日部屋でだらだらしているのも自己嫌悪に陥るだけなので、ちょっとだけ実家に帰る事にした。実家に帰ったところで同じくだらだらするだけなのだけど、東京にいるとすぐにどこへでも行ける。映画、舞台、美術館、ワークショップにレッスン等々。ちょこっと重い腰をあげればすぐに行ける。行けるというか「行けてしまう」。なので日々何もせずにダラダラと本ばかり読み「知的な時間を過ごしているのだ」と自分に言い訳ばかりしていても、すぐ近くで様々なイベントが開催されているというのに、、という自分の面倒くさがりな性分を嫌悪せずにはいられない。その点実家に帰ってきてしまえば、もう何もできない。街中へ出るにも車が必要なので本当に家でだらだらと過ごすしかできない。なので東京の部屋でだらだらしているよりは、実家でだらだらしている方が幾分自己に対する嫌悪感が弱まる。なのでとどのつまりは逃避でしかない帰郷と言ってしまえばその通りである。しかしたいした親孝行もできない自分にとって、たまに親に顔を見せることが唯一出来る親孝行なのかな…というもの逃避色を薄めるための言い訳でしかない。それもまぁ、バケツ一杯の油性ペンキに一滴の水を垂らしたくらいの効果しかないが。本当なら電話もネットもつながらないところにしばらく身を置きたいが、それには一人山にこもるくらいの事をしなければならない。しかし実際問題、あれこれ連絡を取らなければならない人もいるし、PCで作業しなければならない事もあるので、そこだけは致し方ない。
 しかし実際、東京の部屋にいるよりは、若干とは言え楽にはなる。朝起きて、食事をして、テレビを見たり本を読んだり、空腹になれば食事を作り、という、東京にいる時と変わりはないのだけど、いざ「これしかできない」となると、贅沢な時間だなぁ、と思う。まぁ、これも9月になれば仕事が始まるという事を前提にした話ではあるが。仕事が無く、この先収入のめどが何も無い中こんな生活が続くとなれば、それはもう不安でしかないだろう。そうでなくても、現在様々な不安の渦中にあるのだから、これ以上余計なことは考えたくはない。
 そんな中、本日丁度、夏目漱石「それから」を読み終えた。これがまさに、今の自分にガスガスと突き刺さるような内容で、先ほど読み終えて、現在かなり心に鈍いダメージを受けている。
 明日は朝一で東京に戻る。そろそろ仕事の準備もしなければいけないし、いろいろ人に連絡を取らねばならない用事もあるし、振付を考えたりもしなければならない。本格的に気を引き締めていかねば。今日までは実家でだらける。
コメント
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